戦後70年以上が経過し日本のカメラが初上陸  アリューシャン列島、キスカ島・アッツ島で ドキュメンタリー映画「キスカの花」を撮影

 「キスカの花」製作委員会(グロースクリエイティング株式会社)は、2017年6月、今回特別な許可の下、戦後一般人が立ち入ることができなかった「無人島」であり、日本のカメラが初めて上陸する「キスカ島」に上陸し、ドキュメンタリー映画「キスカの花」の撮影を行いました。

キスカ島に現在も座礁

プロジェクト詳細、動画、クラウドファンディングサイトURL

あらすじ

 1942年6月。第二次世界大戦の最中、日本軍は世界一苛酷なベーリング海に連なるアリューシャン列島へ侵攻し、アメリカの領土であるアッツ島とキスカ島を占領した。暴風雨と濃霧に覆われた苛酷な状況下での戦いは熾烈を極め、戦没者は6,000人を越えた。

 極北の地で行われたこの「忘れられた戦い」には、多くの民間人が巻き込まれ、戦後70年以上経った今でも、遺族たちに大きな影響を与え続けている。

 最新の4Kカメラが捉えるのは、戦争から時が止まったままの島の姿。そこにあるのは、当時の日本軍が残した高射砲や座礁船、日本兵が立てた米兵の墓、そして彼らが想いを託した島固有の美しい花々。

 日本、アメリカ、そしてかつて島に暮らしていたアリュート人。彼らの目には、今のアッツ島とキスカ島はどう映るのか。

「極北の島」で行われた「忘れられた戦い」の裏には、時や国を越えて奇しくも繋がっていった遺族たちの壮大なドラマがあった。知られざる戦地・アリューシャン列島の全貌を描き出す。

撮影の背景

 今回実現するキスカ島・アッツ島への取材を通して、事実に光をあて、亡くなった人たちの想い、その想いを辿り続ける遺族たちの活動を、少しでも多くの人に伝えたい。併せて、多くの関係者が「行きたくてもなかなか行くことができない」アリューシャン列島の景観、戦時中に多くの兵士たちが目にし、手にしたという美しい花々を撮影し、そこに込められた想いを広く知らせることを目的としています。

撮影期間

2017年6月~7月

概要

完成時期   : 2017年内予定

出品予定   : 2018年カンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭、他

制作     : 「キスカの花」製作委員会

制作協力   : Ortus Japan

ディレクター : 小川 典

プロデューサー: 平野 晃弘

撮影地キスカ島・アッツ島
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「キスカの花」製作委員会
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