倉庫・体育館の換気対策問い合わせ急増　 ―大型シーリングファンの換気テストを動画配信―

2020-06-11 09:30

株式会社五常(本社：千葉市若葉区高根町、代表取締役社長：河野佳介、以下当社)は、物流マテハン機器の製造メーカーとして運営しております。2018年より働く人の省力化や環境改善を目的とした、製品開発に力を入れています。倉庫・工場などの大空間の熱中症対策、大型シーリングファン「スマイルファン」 https://smile-fans.jp/ の製品に対して換気効果について問い合わせが急増しており、それを受けてテスト動画を配信いたしましたのでお知らせをいたします。

大型シーリングファンの換気テスト動画配信

倉庫・体育館・避難所を想定した室内にスモークを充填させ、出入り口及び小窓を開放し大型シーリングファンを回転させました。結果約5分程度でスモークの曇りが解消でき、大空間で気流を発生させる事ができる大型シーリングファンが、換気効果に有効であることがわかりました。そのテスト動画を配信いたします。

テスト詳細■

室内面積　　　　　　：約500平方メートル
室内高さ　　　　　　：約6メートル
大型シーリングファン： 2基×出力50％にて起動
スモーク　　　　　　： ANTARI(アンタリ)スモークリキッド『FLG-5』
　　　　　　　　　　　 (持続時間の長いヘビータイプ)
テスト動画URL　　　： https://youtu.be/hfkhCdp9Jzs

スモーク換気テスト

・ファン回転前

・ファン回転5分後

換気テスト動画制作の背景

2019年までは倉庫・工場の従業員のための熱中症対策(環境改善)の問い合わせがほとんどでした。しかし、昨年の関東を中心とした大雨災害で、体育館等の避難所生活における熱中症対策の相談が増えました。
2020年に入り、新型コロナウイルスの影響を受け、これまでとは異なる換気対策についての問い合わせが急増しています。政府が感染症予防対策として密閉空間を避け、定期的な換気をすることが大切であると、発表していることが背景に有ると考えられます。
そのため、当社のシーリングファン展示体感スペース(当社敷地内)で、換気テストを実施することとしました。

今後は行政と連携しテスト運用に協力したい

新型コロナウイルスによる、緊急事態宣言は解消されましたが、これからの季節は台風や大雨・水害の被害が予想されます。それにより体育館などの大空間の施設が、例年どおり避難所として利用される事が予想されます。これまでの避難所の質の向上(熱中症対策と快適性)だけでなく、換気対策も併せて行政等と連携し、市民の安心と健康維持と共に、子どもたちの体育館活動にもお役立てできないかと考えております。
併せて、当社が大型シーリングファンの本体や設置費用等を負担し、千葉県内の小中高校の学校を対象にテスト運用も協力したいと考えております。

スマイルファンの仕様

大型シーリングファン「スマイルファン」
URL　　　　　　　： https://smile-fans.com/
ファン直径　　　：全4種 7.3m、6.1m、5.5m、4.9m
最大電力　　　　： 1300W
最大電流　　　　： 5.9A
電圧　　　　　　： 200V　3相
1基のカバーエリア： 1000～1600平方メートル