卵巣がんの診断および治療市場、2018年に346億米ドルに到達の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Therapies and Diagnostics for Ovarian Cancer (卵巣癌治療および診断の世界市場)」の販売を開始しました。
2012年の卵巣がんの治療および診断市場は160億米ドル規模で、2013年は187億米ドルに達すると見込まれます。当レポートは、2018年には市場全体の価値は346億米ドルに達し、5年間の複合平均成長率(CAGR)は13.1%と予想しています。
同レポートでは、外科手術、経膣的超音波検査、画像検査、血液検査、化学療法、新規治療の市場に焦点を当て、各市場について対前年比で予測しています。卵巣がんの診断および治療市場は、強力な製品パイプラインを持つ新興プレーヤーが多く、極めて競争が厳しい状況です。
卵巣がんは早期警告症状がほとんどなく、効果的な診断能力が不足し、そして強い侵攻性を持っています。これらの特徴があるため、卵巣がんは研究開発の重大なテーマとして扱われており、製薬会社や医療業界の関心を集めています。BCC Researchによると、診断後5年間の平均生存率はわずか45%で、より効果的な治療とよりよい診断ツールが求められていることがわかります。
BCC Researchによると、早期発見、診断の欠如から、卵巣がんは死亡率の高い病気です。BCC Researchは当レポートで、もっとも期待されている開発中の新しい診断療法について取り上げ、それらの新しい治療が今後5年間で市場評価にどのような影響を与えるかを解説しています。
同レポートでは、卵巣がんのリスク因子は特定できるにも関わらず、今のところわたっている原因がないことについても触れています。リスク因子には家系や年齢、BRCA1やBRCA2と呼ばれる遺伝子の遺伝性突然変異などが含まれます。現在、他の多くのリスク因子が調査中で、BCC Researchは、各因子に関する論文と科学的データを評価しこれらの因子を詳細に分析しています。
市場調査レポート: 卵巣癌治療および診断の世界市場
Therapies and Diagnostics for Ovarian Cancer
http://www.gii.co.jp/report/bc274472-therapies-diagnostics-ovarian-cancer.html
出版日: 2013年06月24日
発行: BCC Research
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