参考資料コンパックと日本ビジネスシステムズと日本オラクルが共同でLinux高可用システムを第一勧銀情報システムに納入
コンパックコンピュータ株式会社(本社:東京都品川区、社長:高柳 肇)と日本ビジネスシステムズ株式会社(本社:東京都港区、社長:牧田 幸弘)と日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:新宅 正明)は共同で、株式会社第一勧銀情報システム(”DKIS”、本社:東京都文京区、社長:筒井 真人氏)にLinuxで24時間365日止まらないシステムを構築可能にする「新型Linuxクラスタシステム」を納入したことを発表します。第一勧銀情報システムはこのクラスタ化されたデータベースを従来から提供している自社のアプリケーション・サービス・プロバイダ(以下ASP)サービスに適用し、コスト削減に基づくサービスの低価格化と更なる高品質化を図ります。
同システムはコンパックが提供する業界標準高性能IAサーバ「Compaq ProLiant(プロライアント)ファミリ」をハードウェア・プラットホームに、日本オラクルのLinux版「Oracleデータベース」を搭載しています。また米国SteelEye社のクラスタリング・ソフトウェア「LifeKeeper for Linux」を採用しLinux上での冗長化構成を実現しています。またLinuxのディストリビューションに「RedHat」を採用しています。
一般的にITシステムにおけるサーバ側のクラスタリングにはシステム統合を含めたコスト負担が大きくなりがちです。今回ハードウェアにProLiantを、OSにLinuxを採用したことで、そのコストが他の環境で構成した場合に比べて半分以下に抑えることを可能にしました。
第一勧銀情報システムでは豊富な業務ノウハウや最新の技術力をベースに、金融分野にとどまらず、あらゆる産業分野に最適のソリューションを提供しています。一方、同社のインターネット・サービス・プロバイダ(以下ISP)事業である「Heartweb(ハートウェブ)」では、専用線およびダイヤルアップの接続サービスを始めとしてWebサーバの構築から運用、ASP等幅広いサービスを展開しています。近年急速に市場が成長しているASP事業は、同社においても主力サービスの一つとなっています。
ASPサービスが拡大する一方で、要となるデータベースの増強、管理コストの削減、より高い安定性の確立が急務となり、第一勧銀情報システムは汎用UNIXからLinuxベースでのシステム移行を計画しました。今回LifeKeeperの国内代理店である日本ビジネスシステムズがコンパックのProLiantと「LifeKeeper for Linux」をシステム統合し、第一勧銀情報システムのASPサービス用途のデータベースサーバに納入しました。第一勧銀情報システムはLinuxへの移行により従来の半分以下の導入コストでデータベースシステムの冗長化及び統合管理を可能としました。止まることが許されないASPサービス事業においては、競争力向上のための低価格化や品質向上を目指し、一層の耐障害性および高可用性を備えたサービス充実を実現します。
第一勧銀情報システム「新型Linuxクラスタシステム」について
今回のシステム納入にあたって、コンパックはProLiant上での「LifeKeeper for Linux」を含めたクラスタシステムの動作確認とプラットホームの提供を行いました。日本ビジネスシステムズは「LifeKeeper for Linux」や「Oracleデータベース」等のソフトウェア導入とシステム・インテグレーションの全域を担当しました。
コンパックが提供したハードウェア環境は以下の通りです。
ProLiant DL380相当のIAサーバ2台と共有RAIDストレージを1つのキャビネットに収めたパッケージクラスタ「ProLiant CL380(各サーバにPentium III 1.0GHz×1と、1GBメモリを搭載、共有ストレージは109.2GB)」
「クラスタリング・ソリューション」について
クラスタリング・ソリューションとは、性能や信頼性の向上を目的として、複数のハードウェアを接続して、あたかも一つのシステムのように運用管理するソリューションです。
コンパックはHimalayaからLinuxクラスタまで、お客様のニーズに応じて最適なクラスタソリューションを提供してまいります。
「米国SteelEye社」について
米国SteelEye Tchnology社は、Mountain View, Califに本社を構えており、高い可用性を持ったHAクラスタリングソリューションを提供するソフトウェアハウスです。SteelEye Technology社の主要製品である「LifeKeeper」は、Fortune500社の企業などを中心に、多くの利用実績を持っています。
「LifeKeeper for Linux」について
LifeKeeper for Linuxは、米国において業界標準の地位を得ているLinuxプラットホーム向けのHAクラスタリングソフトウェアです。Linux環境で稼働しているIAサーバの安定性とパワーを更に強化し、ビジネスクリティカルなアプリケーションを展開しているシステムに最適なソリューションを提供します。今回、この「LifeKeeper for Linux」の本格的な企業導入は国内初の事例です。
■コンパックのすべてのLinux情報は次のURLを参照してください。
http://Linux.compaq.co.jp/
■オンラインプレスルーム(カタログ、画像データなどは以下のURLでご覧になれます)
http://www.compaq.co.jp/press/pr/
<登録商標>
LinuxはLinus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
会社名、製品名はそれぞれ各社の登録商標または商標です。
報道機関からのお問い合わせ先
コンパックコンピュータ株式会社
広報部
新井原 慶一
日本ビジネスシステムズ株式会社
営業部 Linuxソリューションチーム
チームリーダー 小此木 直子
ホームページ:http://www.jbs.co.jp/
日本オラクル株式会社 広報部 玉川
製品に関する一般からのお問い合わせ先
コンパックカスタマーセンター
TEL:0120-101589
ホームページ:http://www.compaq.co.jp/