『パーパス』・『経営理念』を社内に浸透させよう  ~経営者・管理職セミナーのご紹介~

 組織を一体化させ、よりパフォーマンスを向上させていきたい企業様向けに、≪『パーパス』及び『経営理念』の見直しと社内浸透法≫のセミナーを、経営層や管理職向けに実施させて頂いております。実際のセミナーの様子も織り交ぜながら、『パーパス』・『経営理念』を社内に浸透させるとどのようなメリットがあるのか等をご紹介させて頂きます。

「部下が思うように動いてくれない、自発的に動いてくれない」はなぜ?!

 経営層や管理職の方々より、よくこのようなご相談を頂きます。さて、ではどうして「動いてくれない」のでしょうか?

 大抵の場合、以下の2つのことが原因として考えられます。

①上層部からの「してほしいこと」が分からない
②「動き方(動く方向性)」が分からない

 つまりは、自分が今している仕事の延長線上やゴールのイメージがわかないが故、先を見通して自ら動くということが出来ないでいる。また、何から取り組んだら良いのかの動き方、優先順位も分からないでいる、そのような状態なのではないかと予測されます。

 上記のようなお悩みを抱えていらっしゃる企業様には、先ず『パーパス』・『経営理念』をしっかり社内に浸透させることを推奨させて頂いております。

『パーパス』・『経営理念』とは?!

 『経営理念』とは、会社のビジョン(Vision),ミッション(Misson),バリュー(Value)をまとめたものです。具体的には、経営目標や方針、社員の行動規範などを示します。

 また、『パーパス』とは、社会における企業の存在意義、社会に存在する根源的な価値を表します。ここ4~5年で、理念に加えて『パーパス』を設計する企業がグンッと増えました。その背景には、「モノ」に溢れる現代において「モノ」から「コト」へと志向が転換されつつあることが伺えます。他社との差別化、ブランディング効果として投資家や消費者等から『パーパス』が注目されるようになってきたのです。SDGs,サステナビリティ等もその一例ともいわれています。

『パーパス』・『経営理念』浸透のメリットは?!

 野村総合研究所による検証結果によると、

・自社の理念にパーパスを追加し、理念の体系を変更した国内大手企業は、調査対象の4割超え。その動きは2019年から2022年に集中。
・パーパスや理念を併せて改訂した企業群は、パーパスや理念の改訂がない企業群に比べて、5年間の売上高比率で+2割、営業利益額比率・営業利益率改善ポイントでも統計的に有意差が認められるほどの良いパフォーマンスが見られた

との報告もされています。

((出所;野村総合研究所)https://www.nri.com/jp/journal/2023/1031

 つまりは、パフォーマンスを高めていくには、『パーパス』・『経営理念』をしっかり「設計」、「見える化」し、社内に認知・浸透させ、「自分ゴト化」して自主的に動ける人材を育成して、最終的に「文化化=企業風土に」する改革が非常に重要となります。

 「パフォーマンス向上」の他、浸透メリットとしては、主に以下の項目があげられます。

・「モチベーション向上」
  自社の社会的な存在価値と目標が分かっていると、社員の所属意識が高まり、貢献したい!!,目標を皆で達成したい!!という、意欲ややりがいに繋がりやすくなります。
・「自社に合う人材の維持・確保」
  自社の行動指針がしっかり定まってくると、「Value/バリュー; ビジネスをする上で大切にしたい信念や価値観。判断や行動の基礎となるもの」も自ずとみえてきます。よって、人材を新たに採用したい際などに、自社の目指す方向性とマッチする人材を選定,確保しやすくなります。
・「ブランドイメージ(企業価値)の向上」
 「パーパス経営」という言葉もよく聞かれるようになりましたが、自社が社会の様々な課題に対してどのように貢献できるのかという、自社の存在意義を考えながら経営することで、顧客や取引先,消費者等、社会からの信頼を獲得でき、企業価値の向上につながります。

経営者・管理職セミナーの様子

 先日セミナーをさせて頂きました企業様は、事業が拡大し、グループ会社化していく中で、「グループ会社全体が一丸となる経営理念を再設計し、成功させる為のミッションを具現化、浸透させていきたい」とのご相談を頂きまして、セミナーを開催させて頂きました。組織変革の最中において、止まることなく成長を持続化させ続ける体制を維持する為には、一度やはり『パーパス』と『経営』を見直し再構築することが非常に大切であり、今回セミナーをさせて頂けたのは、企業様にとってとても良いタイミングであったのではないかと感じています。

管理職セミナーの様子

 先ずは社内に浸透させていく為には、経営者と各組織のマネージャー間で再設計及び認識の統一化をはかり、同じ方向を向く必要があるでしょうという考えのもと、皆さんで 意見を出し合いながら『パーパス』及び『経営理念』を再構築していきました。

 また、その後、具体的な社内への浸透方法につき、私の方より様々なご提案をさせて頂きました。

 ご参加頂きましたマネージャー職の方々のご感想をいくつかご紹介させて頂きます。

・新たな気付きが多々あり、大変勉強になりました。
・参加させて頂きましたプログラムを今後私たちがどう活かしていくか、先ずはトライしてみてまた何かあればご相談させて下さい。
・とてもタメになりました!先ずは自分自身にしっかり落とし込み、今後も継続してマネージャー間で定期的に揉みながら取り組みをはかっていきたいと思います。


まとめ

『パーパス』・『経営理念』を社内浸透させることのメリット等を実際のセミナーの様子と一緒にご紹介させて頂きました。

 これらを社内全体に浸透させていくには、企業規模が大きくなればなるほど、それ相応の時間と手間がかかってきます。社員に「自分ゴト化」してもらうには、表面的ではない深い理解を得る必要があるでしょう。経営者や管理職の方々の、社員との一方的ではない地道な語り掛けや対話が前提として必要不可欠です。ですが、この変革に取り組むことで、企業のさらなる成長と価値の向上が期待できます。皆さまの企業でも取り組みをはかってみてはいかがでしょうか。

 Kimoti 〜Quality of Life Counseling〜 ではこのような経営者や管理職向けのセミナーの他、キャリア開発セミナー、階層別研修、ハラスメント等各種研修、メンタルヘルス相談窓口の開設、キャリアカウンセリングなど、「人も企業も健康に」社会で輝き続ける為のご提案をさせて頂いております。

 丁寧なヒアリングにより、企業様ごとに最適なメニューのご提案をさせて頂きますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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Kimoti 〜Quality of Life Counseling〜
 代表 木持 めぐみ
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