プライバシー問題にかかわらず、位置情報解析市場は、2016年には90億米ドルへ
株式会社グローバル インフォメーションは、ABIリサーチが発行した報告書「Location Analytics and Privacy - The Impact of Privacy on LBS, Location Analytics, and Advertising (位置情報解析とプライバシー:プライバシーが位置情報ベースサービス(LBS)、位置情報解析、および広告に及ぼす影響)」の販売を開始しました。
最近の「ロケーションゲート」論争(消費者が使用するモバイルデバイスの位置情報をアップル社や他の企業がロギングすることで話題となる)の結果として、位置情報ベースサービス (LBS)、位置情報ベース広告 (LBA) 市場は、プライバシー立法もからんで、問題として取り上げられています。
しかし、ABIリサーチのシニアアナリストPatrick Connollyによると、「ABIリサーチは、この一時的な論争は、位置情報解析による、位置情報ベースサービス、マーケティング、広告における将来の成功を妨げるものではなく、位置情報の集約、分析は、市場動向を把握し、より新たなサービスや効果的な広告の提供を可能にします。」と話します。
ABIリサーチでは、位置情報解析市場が、2016年には90億米ドルに到達すると予測しています。
現時点では、LBAの初期試験は主にジオフェンシングを中心に行っており、大きな成果を残しています。しかし、LBAの実力は、社会的、地理的、物理的および感情的な指標を通して、特定のユーザーに特定の広告を届けることにあります。こういった指標を組み合わせ、匿名で、個人のユーザーをターゲットにする最も有効な方法が位置情報解析です。
プラクティス・ディレクターである、Dominique Bonteは、話します。「位置情報解析市場は、比較的新しい市場ですが、ここ数年、進化をし続け、アップル、グーグル、ノキア、フェイスブック、マイクロソフトといった企業による位置情報関連の買収を促進してきました。最終的には、位置情報は商品化され、他の人口統計情報のひとつとして取り扱われることになるでしょう。その結果、位置情報解析は、位置情報ベース広告において、最も重要なものとなるでしょう。」
上記の大企業だけでなく、PlaceIQ、Placecast、Sense networks、Skyhook Wireless/SimpleGEOといった多くの企業がすでにこの分野に参入しています。
位置情報解析とプライバシー:プライバシーが位置情報ベースサービス(LBS)、位置情報解析、および広告に及ぼす影響
Location Analytics and Privacy - The Impact of Privacy on LBS, Location Analytics, and Advertising
http://www.gii.co.jp/report/ab210037-location-analytics-privacy-impact-privacy-on-lbs.html
出版日 2011年08月
発行: ABIリサーチ
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