愛知県豊川市、学校教職員用と市役所職員用の端末をオラクルの仮想デスクトップ基盤で刷新

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、愛知県豊川市(市長:山脇 実、以下 豊川市)の公立小中学校36校で利用するPC端末、ならびに同市の市役所で利用する職員用PC端末、合計約3,000台の刷新に、シン・クライアント端末「Sun Ray 3」を含むオラクルの仮想デスクトップ基盤「Oracle Virtual Desktop Infrastructure」(オラクル・バーチャル・デスクトップ・インフラストラクチャ 以下、「Oracle VDI」)が採用され、稼働開始したことを発表します。

豊川市は愛知県の東部に位置し、総人口181,125人*を有しています。豊川稲荷の門前町として栄えた豊川市は、「いなり寿司」発祥の地のひとつとしても伝えられています。2012年9月には、「豊川いなり寿司」のイメージ・キャラクター「いなりん」が宣伝部長に就任し、「いなり寿司」を活用したまちづくりを展開しています。

  • 2013年2月1日現在

豊川市の公立小中学校36校で使用する物品からITシステムまでを幅広く管理する豊川市教育委員会では、2008年の段階で、管轄するすべての市立小中学校へ教職員の事務用PCや生徒の教育用PCを合計約2,000台、そしてファイル・サーバー専用機を合計80台導入、全校への配備を完了していました。しかし、煩雑な管理・修理業務が頻繁に発生し、教育委員会の本来の業務が滞る懸念が顕在化していました。

効率的な運用と安全性の確保の両立を実現するシン・クライアント・システムを検討し、既に導入しているほか市町村の状況などを調査した結果、仮想化技術を使用し、耐用年数にも優れる“オール・オラクル”構成による「Oracle VDI」の導入を2012年4月に決定。「Sun Ray 3」をシン・クライアント端末に、オラクルのx86サーバー「Sun Server X3-2」でシン・クライアントのサーバー基盤を構築し、共有データの保存および複製によるバックアップ用途に統合ストレージ製品「Sun ZFS Storage 7320 Appliance」を採用しました。

豊川市は、2018年までの6年間で約2,000台の教職員用PCを「Sun Ray 3」へと置き換える作業を進めています。並行して同市役所でも職員用端末として「Sun Ray 3」を採用し、約1,000台のPCの刷新を実施しています。

豊川市が「Oracle VDI」の採用・稼働開始にあたって、以下の特長を高く評価しています:
 -従来のPCとファイル・サーバー専用機によるシステムと比較して、「Oracle VDI」によるシン・クライアント・システムは、耐用年数が15年以上と試算し、これにより20パーセントのTCO*削減**が可能

  • 総所有コスト ** 豊川市調べ

 -シン・クライアントはリモートで操作できるため、学校の校務のデータをUSBメモリに入れて、教職員が自宅にもち帰るというリスクもなくなり、PCを集中管理しているため、刷新にともなう配備コストを低減可能

 -シン・クライアントでは電源投入から1分以下で業務を開始することが可能となり、従来4~5分かかっていたPCの起動時間を大幅に短縮し、業務効率の向上にも寄与

日本オラクルが5月17日に開催する、オラクルの仮想化戦略と仮想デスクトップに関するセミナー「Oracle Virtual Desktop Forum」で、豊川市の担当者が本導入事例に関する講演を行います(講演タイトル:「PCからシンクライアントへの刷新で20%のTCO削減を図る」 詳細:http://www.oracle.com/goto/jpm130517

本システムの導入プロジェクトは、株式会社アズム(本社:東京都港区、代表取締役:岡田 修門)が担当しました。アズムは教育現場の情報システムやシンクライアント・システムの導入に精通しており、業務効率向上を実現するための豊富なノウハウを活用して豊川市の「Oracle VDI」導入プロジェクトを、評価・検証からインフラ部分の設計、構築、運用・保守に至るまで一貫して担当しました。

●「Oracle Virtual Desktop Infrastructure」について
「Oracle Virtual Desktop Infrastructure」(以下、Oracle VDI)は、デスクトップPCに別々に実装されたオペレーティング・システム(OS)環境をサーバー上に統合して、データセンターで集中管理するソリューションです。物理デスクトップの個々の管理で発生するコストを削減でき、ユーザーはあらゆるデバイスから、標準デスクトップにアクセス可能になります。オラクルの提供する統合デスクトップ環境は管理を容易にするだけでなく、リモートからのセキュアなアクセスを可能にするため、災害対策や在宅勤務にも最適です。「Oracle VDI」はシンクライアント端末「Sun Ray」、「Oracle Virtual Desktop Client」、「Sun Server X3-2」、「ZFS Storage Appliance」、「Oracle VDI Software」から構成され、Windows アプリケーションに加え、「Oracle Database」、「Oracle Fusion Middleware」、「Oracle Applications」、「Oracle Solaris」、「Oracle Linux」 などの環境にもアクセス可能です。

●「Oracle Virtual Desktop Infrastructure」または「Sun Ray」システム導入事例

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、 http://www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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