「ムシ」をテーマに親子で自然環境や生物多様性について学ぶ~栃木県塩谷町「ヒトとムシの楽園プロジェクト」~

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:川崎正己、以下キヤノンMJ)は、7月14日(土)~15日(日)に、栃木県塩谷町の星ふる学校「くまの木」(以下「くまの木」)において、「ヒトとムシの楽園プロジェクト」を実施し、キヤノングループの従業員とその家族の38名が参加しました。

これは、キヤノンMJグループが2010年より取り組んでいる「未来につなぐふるさとプロジェクト」の一環で、NPO法人 塩谷町旧熊ノ木小学校管理組合と協働しながら、「ムシの楽園」を目指した自然再生活動を行うものです。本活動を通じ、「くまの木」周辺の自然環境の豊かさや魅力を、「ムシ」を切り口として子供たちに伝え、自然を思いやる心を育んでいます。

今回の活動では、「くまの木」周辺のムシの生き物調査を行いました。本調査は、ムシの習性を利用した仕掛けでムシを誘い出す方法と、昆虫採集スポットを回って見つける方法で行われました。
初日には、捕虫網の使い方とムシを誘い出す5種類の仕掛けに関する説明と、それを使った生き物調査が行われました。仕掛けには、NPOスタッフの経験により工夫されたものやプロが使う専用の機材も紹介され、参加者は興味深く聞いていました。

その後、「くまの木」の敷地内および周辺のフィールドマップを持ちながら、仕掛けの設置と生き物調査を実施し、多数のトンボや「庭の宝石」と呼ばれるアカスジキンカメムシなどを確認することができました。昆虫採集スポットでは、カブトムシやカナブン、コクワガタなどを採集しました。
夕食後、暗くなってからは灯火採集用のライトを点灯し、再び「くまの木」敷地内と昆虫採集スポットを回りました。ビオトープに隣接する田んぼでヘイケボタルがやさしい光を点滅させたり、カエルが灯火採集用のライトに集まったムシを食べに集まるなど、生きものたちの夜の活動を観察することができました。

翌日は、採集した生き物のまとめを行いました。また、カナブンやカミキリムシ、ニイニイゼミの飛び方の観察と、カミキリムシによる髪切りの実演を行い、参加者は、カナブンの一生懸命羽ばたく姿やカミキリムシの髪切りに歓声をあげていました。
今回の生き物調査では、絶滅危惧種であるタガメ3頭のほか、第2ビオトープに隣接する田んぼでヘイケボタルの生息が確認できるなど大きな成果が得られました。これらの活動結果は、2013年度以降の活動に活かされます。

■未来につなぐふるさとプロジェクト
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社
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