新型コロナ等の影響を受けた企業向け資本増強プログラム 「資本くん」を開始 ~『ドーガン・リージョナルバリューファンド』を通じた取り組み~
株式会社ドーガン(本社:福岡市、代表取締役社長:森 大介)は、九州せとうち地区の事業再生・事業承継企業に投資することを目的として設立運営している「ドーガン・リージョナルバリュー投資事業有限責任組合」(略称:リジョバリュファンド)を通じて、新型コロナ感染の影響等により一時的に自己資本を大きく毀損させてしまった企業に対し、資本充実を充実させるための資金提供プログラムを定型化しましたのでお知らせいたします。優先株や劣後ローン等を用いた資本充実策により九州・せとうち地区の再生・活性化に貢献したいと考えております。
背景
従来より、当社が運営する再生ファンドでは、MBO等の手法により事業継続の受け皿として活用いただけるよう多様な資金調達の選択肢を提供してまいりましたが、その多くは、経営者の交替と過半数以上の経営権の取得を前提とするケースが中心でした。
しかしながら、今般の新型コロナ感染等による社会の大きな変動の中において、地方の中小企業が生産性の向上を企図しながらこの難局を乗り切るために、私たち地方特化型の投資ファンドには、現経営者による経営体制を当面維持しつつ、融資ではない、エクイティ性の資金をこれまで以上に積極的に提供する必要性がますます求められていると判断しました。自己資本を充実させることで、傷んだバランスシートを即座に改善させ、事業再生の推進を当社ドーガンと取り組みたいと考えていただける経営者の方々を強固なハンズオン体制で支えて参りたいと思います。
当該プログラムの通称「資本くん」は地方の中小企業の経営者に、優先株等のエクイティ性資金をより身近なものに感じてもらえるように名付けたものです。
「資本くん」概要
投資金額:1件あたり1億~10億円(過去5~7か年の純利益の累計額を目途)
投資手法:議決権のない種類株式もしくは普通株式もしくは(劣後)ローン
投資対象:新型コロナ等の影響により、一時的に自己資本が毀損している企業
もしくは、事業の譲渡やMBOを検討したい企業
投資条件:九州せとうち地区に事業の拠点を有する企業
ドーガンとともに事業計画を立案し、推進する意欲のある企業
留意事項:当該ファンドの投資委員会の審査・承認を受ける必要あります
そのために、各種の資料提出、調査(DD)の実施を受ける必要があります
審査の結果、投資の決定および実行がなされないことがあります
投資に関する各種の条件は、事業者様ごとに協議したうえで決定されます
問合せ先:お気軽に下記担当者までご相談下さい。
ドーガン・リージョナルバリューファンドの概要
ファンド総額 :約50億円
ファンド設立形態:投資事業有限責任組合
無限責任組合員 :株式会社ドーガン( http://www.dogan.jp/ )