セラーテムテクノロジーと日本オラクル、静止画のデジタルコンテンツ管理において提携

株式会社セラーテムテクノロジー(本社:大阪市北区梅田 2-5-25、代表取締役社長:新藤次郎)と日本オラクル株式会社(本社:千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長:新宅正明)は、大容量・高品質の静止画デジタルコンテンツを効率的に管理するソリューションの提供において協業することを発表いたします。

本協業により、セラーテムテクノロジーが独自に開発した静止画の保存技術である「VFZ」(注1 ) 形式の画像ファイルおよびその属性情報を、「Oracle9i」データベースのコンテンツ管理機能「Oracle Internet File System(インターネット・ファイル・システム)」(注2 )を活用してデータベースに格納し、同じくセラーテムテクノロジーが開発した、デジタルコンテンツ管理のためのセキュリティ技術「PADS」と組み合わせることにより、統合的に管理・配信するシステムを開発・提供いたします。
ユーザーは絵画、イラスト、写真などの大容量静止画データを高品質のまま保存でき、ポスター等の商用印刷用画像から、Webのサムネイル、携帯端末用画像まで、あらゆる用途に応じた“ワンソース・マルチユース”(注3 )の配信を、セキュリティを確保しながら実現します。また、解像度や色数などのマルチメディア・データやコンテンツIDおよび利用履歴など、デジタルコンテンツ固有の多様な属性情報を効率的に一元管理することができます。これらの技術により、コンテンツ管理にかかる人件費や、システム管理費用などのコストを大幅に削減することが可能です。
さらに、「Oracle9i」の最新技術では、属性の高度な検索性や画像ファイルのセキュリティが強化され、静止画の高品質保存・配信技術を必要とする、企業のマーケティング部門、広告業、出版業、印刷業、官公庁・地方自治体、教育機関、医療機関、デジタルコンテンツ配信事業者などのさまざまな事業分野で新たなビジネス展開が期待されています。

また、両社は今後ブロードバンドの普及に備え、本協業によって実現した静止画のデジタル・アセット・マネジメント(DAM)(注4 )およびデジタル・ライツ・マネジメント(DRM)(注5 )の統合管理システムを核とし、業界、分野ごとに最適なソリューションの開発、マーケティング活動、パートナー戦略および営業活動を協力していきます。本統合管理システムの提供開始に先駆け、2002年6月6日(木)と7日(金)に東京国際フォーラム(東京・有楽町)で開催される「コンテンツマネジメントフォーラム」でデモンストレーションを行う予定です。静止画の保存技術において世界的に業界をリードするセラーテムテクノロジーと、RDBMS市場においてトップシェアを誇る日本オラクルにより、ブロードバンド時代に求められる高度なデジタルコンテンツ管理の普及に力をいれてまいります。

注1:「VFZイメージフォーマット」について
「VFZ」は、セラーテムテクノロジーが開発した画像フォーマットです。このフォーマットは、高品位な静止画を従来よりも優れた方法で保存できることに加え、同じくセラーテムテクノロジーが開発したセキュリティ技術、「PADS(Protected Archive Distribution System)」と組み合わせることにより、ブローバンド時代にふさわしい、フレキシブルな配信機能と高度なセキュリティ技術を持つ、デジタル・アセット・マネジメントやデジタル・ライツ・マネジメントに最適の画像フォーマットです。その技術は国内外で高く評価され、ルーブル美術館に付属するフランス美術館修復研究センター(C2RMF)においても採用されています。

注2:「Oracle Internet File System」について
「Oracle Internet File System」(「Oracle 9iFS」)は、「Oracle9i」データベースにあらゆるデータを格納するためのファイル・システムのインターフェースを追加する画期的な拡張機能です。企業内に散在する、あらゆるデータ資源を一括管理します。ユーザーはWebブラウザなどの一般的なクライアント・ソフトウェアを使用して、あたかもネットワーク上のファイルサーバーにアクセスするかのように、すべてのデータ資源が集約された「Oracle9i」データベースを利用できます。また、テキスト・データやマルチメディア・データなど、多様なデータを管理し、検索性やセキュリティにも優れています。

注3:“ワンソース・マルチユース”について
 画像等のデジタルデータを、1つのフォーマットであらゆる用途に活用するための仕組みです。
「VFZイメージフォーマット」では5〜1、200%の幅で画像の縮小・拡大できるため、商用印刷用画像から、Webのサムネイル、携帯端末用画像まで、あらゆる用途への対応が可能です。また、解像度ごとにファイルを複数管理する必要がないため、ファイルデータの一元管理が可能になり、作業効率を大幅に向上させます。

注4: DAM(デジタル・アセット・マネジメント)について
 静止画や動画等のデジタルコンテンツを、誰もが利用できる汎用的な形態で一元的に管理をし、再利用や配布を効率的に行えるようにする仕組みです。

注5: DRM(デジタル・ライツ・マネジメント)について
 複製が容易で、不正利用されやすい静止画や動画等のデジタルコンテンツに対し、不正な複製を防止し、著作権(ライツ)を保護および管理するための仕組みです。

株式会社セラーテムテクノロジーについて
 株式会社セラーテムテクノロジーは、デジタル画像の保存・配信技術の研究開発を事業テーマに1996年に設立されました。デジタル画像を高品質のまま保存・配信するための画像フォーマット「VFZ」および原画品質の画像を安全に配信・管理するためのセキュリティ配信管理機能「PADS」の開発・販売を行っております。2001年12月11日にナスダック・ジャパン市場に株式上場。従業員数45名(2002年4月末現在、連結)。Webサイトは、http://www.celartem.com/

日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点としたEビジネス構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日の店頭市場への株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1632名(2001年12月末現在)。 Webサイトは、 http://www.oracle.co.jp/

■本件に関する報道関係お問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報担当/栃尾
TEL: 03-5213-6927
E-mail: Miki.Tochio@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

株式会社セラーテムテクノロジー 経営管理本部 引地
TEL: 03-5771-5911
E-mail: hikichi@celartem.com
プレスルーム http://www.celartem.com/jp/company/press.html

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