高崎商科大学の学生が企業の新製品キャッチコピーと ロゴマークを考案、次世代を担う学生育成のため企業連携を推進
高崎商科大学(所在地:群馬県高崎市、学長:渕上 勇次郎)は、産学連携の包括協定を結ぶワッフルコンピュータ株式会社(所在地:東京都板橋区、代表取締役社長:野手 正之)の新型サーバーOS「Waffle Cell v2」のキャッチコピー及びロゴマークを同社に提案し採用され、6月21日(木)にニッポン放送 イマジンスタジオ(東京 有楽町)で行われた製品発表会で関係企業やマスコミ関係者に披露しました。発表会にはNECプラットフォームズ株式会社をはじめ、およそ100名の企業及び報道関係者が出席しました。
高崎商科大学では、次世代を担う学生育成のために企業連携を推進しており、これまでもアドビシステムズ株式会社、楽天株式会社、株式会社電通といった大手企業との連携実績もあることから、2017年10月、ワッフルコンピュータより新型サーバーOSのキャッチコピー及びロゴマークをデジタルネイティブと言われる学生の視点から考案してほしいと依頼があり、プロジェクトを始動しました。
高崎商科大学では授業をはじめ、その他の企業連携プロジェクトにおいても、“サービスデザイン”と言われるマーケティング手法を取り入れており、今回もこの手法の下、約8ヵ月間、定期的なワークやSNSによる“1日1個のアイデアソン(アイディア出しのマラソン)”を実施し、キャッチコピー及びロゴマークを考案しました。
考案し採用となったキャッチコピーは“i share lovelution”。サーバーが中央型から分散型になることで個々の「Waffle Cell v2」が必要に応じてお互いのデータを共有にできるようになり、所有概念が変革され、革命がおこるとの意味。i(デジタル)×share(共有)+lovelution(love(愛)×revolution(革命))。
ロゴ(画像参照)は、個々の「Waffle Cell v2」が愛(ハート)をもって、分散し共有するイメージを格子の部分で表現しています。ハートの中の「W」は「Waffle Cell v2」の「W」をデジタル化したものです。
このプロジェクトを指導した前田 拓生教授は「このプロジェクトでは、現在とは全く異なる社会を想像しなければならず、企業機密でもあったため、参考にするものもほとんどなく、参加した学生たちは非常に苦悩したと思う。学生たちは本プロジェクトを通じて「デジタル社会」を真に理解すると共に、近い将来に起こる大規模な社会変革を見据える『眼』を養うことができたと思う。」とコメント。
同じく指導した築 雅之副学長は「授業やゼミでは情報技術やネットワーク技術をテーマにしているが、本プロジェクトでは、そういった技術に関することは重要視させず、小さくまとまるのを避けた。コンピュータやインターネットの歴史、社会についての思いが学生達のセンスでうまく反映されており、ロゴとキャッチコピーに盛り込むことに成功したと感じている。」とコメントしました。
新製品は、大手ハードメーカーの採用も決定しており、2018年秋から市場での販売が開始される予定。大手の家電量販店などでも、一般の消費者がキャッチコピーやロゴを目にすることとなります。
ロゴマーク
ワークの様子
野手社長とのディスカッション(2017.11.21)
ワッフルコンピュータ本社にてプレゼン(2018.3.6)
製品発表会(2018.6.21)