シワ「気にしている」65.0%、いやなシワNO.1は「ほうれい線」 約半数が認識する「表情ジワ」 表情の癖と生活習慣がシワの原因!? 手間がかかるのはNG。87.0%がよいと思う「シワのお手入れ」とは!?
「オレンジページくらし予報」では国内在住の20歳以上の女性を対象に、「シワ」について調査をしました。シワは顔に現れる加齢の象徴ともいうべきもので、全体の6割を超える人が「気にしている」と回答しましたが、同時に「諦めている」という人も半数を超えました。つまり、シワは、「気にしながらもしかたないと諦めている」ものということになります。しかし、今回の調査で自分の「シワ」と向き合うマインドを探るうちに、無理なく続けられる方法でシワが改善されるのであれば「諦めたくない」気持ちも見えてきました。
ダイジェスト
シワ「気にしている」人は65.0% いちばんいやなのは「ほうれい線」
約半数の人が「表情ジワ」という言葉を認識 表情の癖と生活習慣がシワの原因!?
手間がかかるのはNG。「ふだんの化粧水と乳液でシワが改善できるのはいい方法」87.0%
シワ「気にしている」人は65.0% いちばんいやなのは「ほうれい線」
「他の女性や自分の肌の状態で“年齢が出やすい”と感じる状態・症状をたずねた質問では「しみ、そばかす」が62.0%で最多でしたが、そのあとには「首のシワ」54.2%、「顔のシワ」53.4%など「シワ」を加齢のサインと受け止める人が多いことがわかります。
それ故に「自分の“顔のシワ”を気にしている」と答えた人は全体の65.0%(気にしている27.4%+やや気にしている37.6%)という結果に。「気にしていない」という人は24.9%にとどまりました。
具体的には自分のどこのシワが「いちばん気になる/いやだなと感じる」かというと、大きく他に差をつけて1位だったのが「ほうれい線」37.9%。それ以降は「目じり、目のまわりのシワ」18.5%、「首のシワ」10.6%、「眉間のシワ」9.2%、「額のシワ」9.0%という結果になりました。やはり、非常にわかりやすく「老けたな」と感じさせるほうれい線は、ショックも大きいシワなのでしょう。他人の顔を見て「シワが目立つ」「この人も近づくとシワが……」と感じたシワはどこかをたずねる質問でも、「目じり、目のまわり」55.2%、に次いで「ほうれい線」51.7%が上がっています。
また、たとえ「シワなんて気にしない」とは思っていても、ふとした瞬間に「思ったよりシワのある自分」を目にすることもあり、場合によってはぎょっとすることも。
「自分の顔のシワに気づいてがく然とした経験/シーン」の項目で最も多くの人が選んだのは「自分が写った写真/画像を見たとき」46.5%でした。2位が「ショーウィンドウや町の鏡に映った顔を見たとき」32.2%、その後に「夜、素顔でスキンケアをしながらじっくり鏡を見たとき」31.9%、「スマホの自撮り画面に映った自分を見たとき」29.7%、「電車やバス、車の窓に映った顔を見たとき」25.5%などが挙げられ、知りたくもなかった老化のサインをひょんなところで突きつけられてしまうシーンは、ままあることがうかがえます。
約半数の人が「表情ジワ」という言葉を認識 表情の癖と生活習慣がシワの原因!?
人それぞれ顔は違うことから、表情の癖も違ってきます。その表情の癖などでできるシワを「表情ジワ」といいます。今回の調査でも51.4%が「(表情ジワという言葉を)知っていた」と答えています。さらに、その「表情の癖やほおづえなどの習慣で、できやすいシワがある」ことを知っていた人も全体の49.2%。たとえば、よく笑う人は目じりに笑いジワ、口がへの字になりやすい人は口のまわりにシワが出やすく、目を凝らせてスマホを見つめ続けると眉間にシワが寄る、などですが、以下のような実感を伴う声が多く寄せられました。
「右側ばかりで咀嚼していたら、左側にほうれい線が出た」(30代・フルタイム)、「笑うと目じりと目頭に笑いジワができる。考えごとをすると左眉上にシワが寄る」(40代・専業主婦)、「仕事でパソコンに向かっていたら、シワがすべて下向きにできた」(40代・その他)などなど。自分の癖や習慣でシワができたという人が多いことがわかります。
また、癖や習慣ではなく、その人が置かれた状況がシワを作ってしまうことも多いようです。
「子育てでイライラして、無意識のうちにいつも眉間にシワが寄るようになってしまった」(30代・専業主婦)、「心に余裕が無かった時期の眉間のシワが何年たっても消えない」(50代・専業主婦)などなど。まさにシワが物語る人生、ということでしょうか。
ともあれ、加齢だけではなく、さまざまな要因でできるシワ。実のところどう感じているのでしょうか。「本音を言えば、“シワは加齢に伴う現象だからしかたがない”と諦めていますか?という質問には「諦めている」が54.2%(諦めている7.5%+どちらかというと諦めている46.7%)と、半数以上の女性が自分のシワについては「しかたない」と思っているようです。
手間がかかるのはNG。「ふだんの化粧水と乳液でシワが改善できるのはいい方法」87.0%
過半数の人が「本音ではシワを諦めている」と回答していますが、「“シワが少ない人”でいられるよう、努力しようと思いますか?」には73.4%が「そう思う」と答えています(そう思う33.3%+どちらかというとそう思う40.1%)。表情癖や習慣の改善も方法の一つですが、なんといっても大事なのは「シワのケア」。しかし、顔のシワのケア法を「具体的に知っている」人はわずかに4.5%、54.6%が「知らない」と回答しています。
近年、コスメ業界のトピックスの一つとして、乾燥による小ジワを目立たなくするだけでなく、できてしまったシワの改善が期待できる成分の開発が進んでいて、いくつかの商品が発売されていますが、その存在を「知っている」人は34.5%に過ぎず、「知らなかった」人は65.5%という結果でした。
ポイントはシワのお手入れにありそうです。そして、その「シワのケア」について「“ふだん使いの化粧水と乳液でシワが改善される”ならとてもよい方法だと思いますか?」に87.0%(よい方法だと思う58.5%+まあ、よい方法だと思う28.5%)が「よい方法だ」と回答しました。
この結果から見えるのは、「シワが改善するのはよいけれど、毎日のスキンケア習慣に新たなアイテムや手間が加わるのは歓迎しない」ということ。そして、毎日の化粧水と乳液でシワが改善されるなら、できれば改善したいと思っている「できてしまったシワ」を諦めないで済む女性が増えるのではないでしょうか。
Produced by 株式会社コーセー
アンケート概要
●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数895人)
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2019年9月13日~18日
●「オレンジページくらし予報」について
読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた“くらしの目利き”たちが数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて<次のくらし>を読み解いていくのが「オレンジページくらし予報」です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。
●『オレンジページ』について
失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊34周年を迎えた生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=325,088部(2018年印刷証明付発行部数)。