日本酒『錦鯉』が「GERMAN DESIGN AWARD 2018」を受賞 錦鯉の姿を表現したボトルデザインで「Winner」獲得
今代司酒造株式会社(所在地:新潟市中央区)が製造する日本酒『錦鯉』が、このたびドイツで開催されている国際的デザイン賞「GERMAN DESIGN AWARD 2018」において「Winner」を受賞いたしました。
受賞製品情報
製品名 : 日本酒『錦鯉』
希望小売価格: 5,000円(税抜)
公式サイト : http://www.imayotsukasa.com/koi/
GERMAN DESIGN AWARDについて
GERMAN DESIGN AWARD(ドイツデザイン賞)は、ドイツ連邦議会の後援により1953年に設立されたThe German Design Council(ドイツデザイン評議会)が主催する国際的な権威のあるデザイン賞です。GERMAN DESIGN AWARDを受賞するのは非常に狭き門で、世界各国のデザイン賞を受賞し優れたデザインであると認められた商品の中から、さらにThe German Design Councilによる推薦を受けて初めてノミネート(受賞候補)となります。そのため、ノミネートされること自体が名誉とされ、その厳格な審査から「賞の中の賞」とも呼ばれています。賞の構成は最優秀賞である「Gold」、特に優秀な商品に贈られる「Winner」、優秀な商品に贈られる「Special Mention」となっています。
http://www.german-design-award.com/en.html (英文)
当社では今回の受賞を契機にデザインの活用をますます推進し、また一層の酒質向上への努力と合わせ、日本全国、そして世界中の皆さまに日本文化の魅力を発信していける日本酒づくりにつとめてまいります。
▼日本酒『錦鯉』公式サイト
http://www.imayotsukasa.com/koi/
製品開発背景【今代司は「金魚酒」ならず 威風堂々たる「錦鯉」】
かつて日本酒が樽で出荷されていた時代、米は貴重品であり、米からできる酒もまた貴重品でした。少しでも儲けを得たい酒蔵は、酒を薄めて酒屋に卸し、酒屋も酒屋でさらに水で酒を薄めて客に売っていたそうです。金魚が泳げるほどに薄められた酒という揶揄を込め、世間はそれを「金魚酒」と呼んでいました。しかしそのような時代でも、今代司酒造では薄めずにお酒を卸していたため、酒屋から大変喜ばれたという話が伝わっています。<今代司は「金魚酒」ならず 威風堂々たる「錦鯉」>という言葉もありました。日本酒『錦鯉』は、今代司酒造の在り方を体現するような、威風堂々たるお酒を造ろうという思いから開発が始まり、2015年に発売となりました。
飾っても楽しめるパッケージ
ボトル自体が錦鯉の姿を表現しており、特製カートンに入るとまさに錦鯉。目でも楽しめるお酒となっています。また、「登る」鯉は縁起が良く、贈り物としてもご利用いただいています。このデザインが評価され、国内のグッドデザイン賞をはじめ、カンヌライオンズやワンショウなど世界各国で20以上のデザイン賞をいただいています。
日本の風土や文化を、錦鯉と日本酒のフュージョンで世界に発信
新潟で生まれ、日本を代表する鑑賞魚である錦鯉。そして、日本の地域の魅力が詰まった日本酒。
これら2つがフュージョンしたこのお酒は、国内外に日本の風土や文化、伝統の魅力を伝えています。
酒としてのクオリティも間違いのない評価
日本酒『錦鯉』は、錦鯉のように堂々と、そして華やかなお酒です。白桃のような香りと、清らかさの中に堂々とした味を感じられる仕上がり。頭で飲む人が増えてしまった現代へのアンチテーゼとして、酒のスペックは非公開とさせていただいていますが、酒質についても国際的な評価をいただいています(※)。頭で味や香りを捉えるのではなく、鼻と口、そして目で、純粋にお楽しみいただけますと幸いです。
※インターナショナル・ワイン・チャレンジ(International Wine Challenge【IWC】)銀賞受賞
■デザイン:BULLET Inc.(Art Director/Graphic Designer 小玉 文)
BULLET Inc.公式サイト: http://bullet-inc.jp
デザイナーコメント:
パッケージデザインとは、商品に込められた作り手の気概を目に見える形で伝わるように表現する仕事だと思います。第一印象で素敵だと思って手に取った商品が、飲んでみるととても美味しかった。誰かに贈りたくなる。そして商品がどんどん広まっていく。そんな感情連鎖の橋渡しの実現がデザインの可能性だと考えています。日本酒『錦鯉』が、人々の印象に残り、今代司酒造や日本文化に興味を持つきっかけになることを祈っています。
今代司酒造株式会社について
創業1767年の全量純米仕込みの酒蔵。新潟駅から徒歩圏内にあり、酒・味噌・納豆・醤油などの発酵食製造業が古くから集まる「沼垂 醸す地区(ぬったり かもすちく)」に位置する。江戸から明治時代に栄えた湊町・新潟の風情を残す酒蔵は見学もでき、日本の伝統である酒造りの世界を今に伝えている。
▼「今代司酒造」関連ページ
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