オープンソースのデータ分析ソフト「KNIME」サポート開始
専門家でなくても機能をフル活用可能に
インフォコム株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:竹原 教博) は、機械学習が可能なオープンソースのデータ分析プラットフォーム「KNIME(ナイム)」(無償版)のメールサポートサービスを7月より開始します。
サポートサービスを利用することで、企業のIT系以外の技術者や営業・マーケティング担当者などプログラミング経験等の無いデータ分析の専門家以外でも、高額な予算をかけずに高機能なデータ分析ツールをフル活用することが可能となります。
背景
KNIMEは2006年にドイツのコンスタンツ大学で開発されたソフトウェアで、データ処理から分析、レポーティングまで分析に必要な機能を網羅し、製薬企業や製造業、金融、政府機関など、大企業を中心に世界約60か国※の幅広い業種で使われています。
インフォコムは国内唯一の総代理店として企業向け有償ライセンス「KNIME Server」を2010年より販売してきました。
※(参照)KNIME公式ウェブサイト https://www.knime.com/about
目的
オープンソース版KNIME(以下、KNIME Desktop)は無償で利用できるうえ、最新の知見や技術がすぐに反映されることが魅力のソフトウェアである一方、日本語のマニュアルや情報が少ないことなどから、データサイエンティストや研究者などの専門家以外には効果的な活用が難しかったり、活用までに時間がかかったりするなどの課題がありました。
多くの企業がデータ活用に乗り出す中、当社が「KNIME Server」の総代理店として蓄積したノウハウを生かし、「KNIME Desktop」ユーザーを対象としたメールによるサポートサービスを開始することにしました。
サポートサービスの内容
(対応可能なサポート例)
・機能の説明
・ワークフローのチェック、提案
・自社の具体的な課題をデータ分析で解決するために、どんなワークフローを組めばいいか
・ワークフローがうまく動かない場合の対応方法
・自社のシステムと連携するにはどうしたらいいか
今後の展開
本サポートサービスにより、多くの人にオープンソース版のKNIMEを使っていただく機会を提供することでユーザーのすそ野を広げ、認知度の向上をはかるとともに、データ分析の経験があまりない組織でもハイレベルなデータ分析が行えるよう支援してまいります。
インフォコムグループについて
インフォコムグループは、医療機関や一般企業向けに情報システムを提供するITサービス事業と、一般消費者向けに電子コミック配信サービス「めちゃコミック」を提供するネットビジネス事業を展開しています。
[インフォコム株式会社] 代表取締役社長 竹原 教博、1983年設立、東証一部
連結売上高517億円、連結従業員数1,082名(2019年3月期)
URL: https://www.infocom.co.jp/