当社専属の精神保健福祉士が紹介 仕事のストレスや心の疲れを対処する「ストレスコーピング」企業におけるコーピングの必要性と実践方法とは?

セントラルメディエンス、「産業医ラボ.com」コラム更新のお知らせ

 産業医と企業をマッチングするサービス展開するなど、企業のヘルスケアをサポートする産業医ラボ.comを運営する株式会社Central Medience(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中川隆太郎、以下産業医ラボ.com)は、「ストレスコーピングの必要性」について当社専属の精神保健福祉士がご紹介するコラムを更新しましたのでお知らせいたします。

私たちは日々さまざまストレスに晒され心や身体に色々な影響が生じています。
「ストレスコーピング」を学んで、ストレスをうまく対処できる方法を身につけましょう!
さらに、企業におけるコーピングの必要性から実践できるコーピング方法をご紹介します。




■ストレスとは?

 そもそも「ストレス」とは、外部環境からの刺激(ストレッサー)により、心身に有害な反応(ストレス反応)が起こる過程をストレスと呼びます。
ストレスに至る段階は次のようなものになります。

受け止める人によって異なる「認知」の段階でストレスの反応が大きく変わります。
例えば、適度な緊張感を保って仕事に取り組める人もいれば、過度にプレッシャーを感じて本来の能力を発揮できない人もいます。同じストレッサーでも捉え方によって良いストレスにも悪いストレスにもなるということです。
そのため、ストレッサーやストレス反応をうまく対処し、心身への負荷を減らしたり、良いストレスへと促したりするためにストレスコーピングが必要になってきます。


■ストレスコーピングとは?

 ストレスコーピングとは、直訳すると「ストレス対処法」となり、ストレスの基でありストレッサーの対処をするための行動を指します。ストレスに直面したとき、その受け止め方、およびストレスコーピングをうまく実施できるかがストレス反応に大きく影響してくるといっても良いでしょう。
ストレスコーピングには、代表的な2種類のコーピングがあります。


①問題焦点型コーピング

問題焦点型とは、ストレッサーそのものに働きかけて、それ自体の問題を取り除いたり、変化させたりして解決する方法です。この方法は、自分の働きかけや周囲と協力することにより、ストレスフルな状況から抜け出すことを目指します。例えば、対人関係に問題がある場合、その相手と距離を取ったり、関係を断つことで問題を解決する方法です。


②情動焦点型コーピング

情動焦点型とは、ストレッサー自体に焦点を当てるのではなく、それに対する考え方や感じ方を変えようとする方法です。例えば、新しい部署に異動になり気が重いと感じた場合、今回の異動は自分の能力が期待されているからだと捉え方を変換させます。問題そのものの解決が難しい、解決に時間がかかるなどの場合に適しています。


■企業におけるコーピングの必要性と実践方法

 コロナ禍以前から、仕事や職業を原因として強い不安やストレスを感じている労働者の割合は増加傾向にあり、さらに、メンタルヘルス不調による通院、休職、あるいは自殺する人も増えていることから企業で働く従業員のメンタルヘルス対策としてコーピングが必要とされています。
では、企業が実践できるストレスコーピングはどのような方法があるでしょうか?


①定期的なストレスチェックの活用

過度なストレスを抱え続けると心身の不調となって現れ、休職や離職に発展しかねません。ストレス自体は目に見えないことも多く、本人さえ気付いていない人も多いです。そのため自身のストレス状況を可視化できるストレスチェックを活用することで、メンタルヘルス不調のリスクが高い従業員には面談やカウンセリングなどの、ストレスコーピングの機会を提供することができます。


②気軽に相談できる窓口をつくる

企業内や外部委託でも良いので従業員が抱えている悩みを気軽に相談できる窓口を設けることです。何かしらのストレスを抱えている状態で、誰か信頼できる人に相談したり、愚痴として話してガス抜きをすることで初期段階で対処できれば、深刻な事態を避けることもできます。


③セミナーや社内研修を行う

メンタルヘルスに関する知識やハラスメントに関する研修などのセミナーや社内研修を行うことも一つの方法です。新入社員向けのセルフケア研修や管理職向けのラインケア研修などメンタルヘルスやコーピングについての研修を実施することでメンタルヘルス対策を行うことができます。


■まとめ

 今の世の中において全くストレスが無い状態は、ほとんどないと言っていいでしょう。そんなストレス社会の中で生きていくためには、ストレスをうまく対処するストレスコーピングを実践していくことが重要です。
企業にとっては、従業員がコーピングを身につけることで、生産性の向上や人材確保にもつながります。
自社でできるコーピング方法を活用していきましょう。




■ 執筆 ■
大澤 海実(おおさわ あみ)
株式会社セントラルメディエンス 産業医ラボ.com専属精神保健福祉士

入社前は精神科のクリニックにてAC(アダルトチルドレン)やaddiction(依存症)の患者を対象に数多くの生活相談を受ける。
現在は、当運営会社 株式会社Central Medienceで、産業医ラボ.comの専属精神保健福祉士として活躍している。
主に従業員・一般個人のメンタルヘルス相談やストレスチェックに関する企業へのサポート業務を担当。

「大澤先生の一問一答」
https://sangyouilabo.com/category/qanda/


株式会社Central Medience

代表者:代表取締役 中川隆太郎
所在地:〒221-0052 横浜市神奈川区栄町2-9 東部ヨコハマビル3F
事業内容:産業医紹介、メンタルヘルス対策、医療コンサルタント事業 他
公式HP:https://centralmedience.com/



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