2019年度物流コスト調査結果(速報値)を公表  ~売上高物流コスト比率は「4.91%」、 前年度からわずかに低下したものの高水準を維持~

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(本部:東京都港区、会長:遠藤 信博)では、通商産業省(現・経済産業省)が定めた「物流コスト算定活用マニュアル」に基づき、荷主企業(子会社を含む)の売上高に占める物流コスト比率の調査を、毎年行っております。この度、今年度に実施した調査の速報値がまとまりました。

2019年度物流コスト調査の売上高物流コスト比率は4.91%(全業種平均、速報値)となりました。前年度から0.04ポイント減少しました。前年度は物流事業者からの値上げ影響などを理由に売上高物流コスト比率が大きく上昇しましたが、今年度調査においては、ほぼ横ばいに近い結果となりました。直近10年間の調査結果と比較しても、3番目に高い結果であり、高水準を維持しているといえます。この後、調査内容を精査し、確定値を2020年4月に公表する予定です。

調査内容

本調査では、2019年7月から11月にかけてアンケート調査を実施し、219社から有効回答を得ました。なお、同一サンプルによる前期比較が可能な2年連続回答企業(有効回答148社)の売上高物流コスト比率は4.74%(全業種平均、速報値)で、前年度から0.07ポイント上昇しております。

物流コスト調査とは

物流コストの管理および削減は、企業の物流担当者にとって永続的な課題と言えますが、一般に公表されている物流コストのデータの多くは、有価証券報告書等に基づく断片的なデータに留まっており、ベンチマーク等に利用するには不十分であるといった問題があります。そのため、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会では、毎年荷主企業を対象に「物流コスト調査」を行い、業界ごとの詳細な物流コストを把握しています。
調査結果は報告書として公表され、対売上高物流コスト比率の推移、荷主企業の物流コストの業種別動向、日本全体のマクロ物流コストなどを公表しています。これにより、わが国の物流コストに関する総合的なデータを継続的に集積しています。
なお、物流コストとは、物流に起因して(関連して)発生するコストです。

本調査の概要や過去の調査結果について
https://www1.logistics.or.jp/data/cost.html

※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、必ず出典元として【公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会】とご明記ください。

協会概要

商号 : 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会
所在地: 東京都港区海岸1-15-1 スズエベイディアム3F
設立 : 1992年(平成4年)6月10日
所管 : 内閣府
URL  : https://www1.logistics.or.jp/

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