2018年度グッドデザイン賞をW受賞 世界で唯一のデザイン「Hasegawa New Design」、 雪屋根でも安全に昇降可能な「ハードルラダー」
はしご・脚立のパイオニア長谷川工業株式会社(本社:大阪市西区 代表取締役社長:長谷川 泰正)では、「Hasegawa New Design」と「ハードルラダー」が2018年度のグッドデザイン賞を同時受賞いたしました。
Hasegawa New Design
ハードルラダー
当社は、今回の2製品を含め、これまでに12製品がグッドデザイン賞を受賞しています。当社のモノづくりの考えで、デザインとは見た目の概観だけでなく“課題解決”することがデザインの本質と考えています。これからも、デザイン性に富み、使用される方々に、より安全なサービスと製品を提案いたします。
グッドデザイン賞とは、1957年に創設。グッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。受賞のシンボルである「Gマーク」は、優れたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。
長谷川工業は、製品の安心・安全を軸とした商品開発を成長戦略に掲げ、今後も製品の品質向上だけでなく、より安全な生活シーンを提案することで、お客様の安心・安全を高めてまいります。
受賞特長と審査評価のポイント
Hasegawa New Design
製品特長
・世界で唯一のデザイン
・“革新性、独創性、ブランド認知”をコンセプトに誕生
・アフターサービスの一環で、製品にQRコードを付け、製品情報や取扱説明書、緊急問い合わせなどに対応
審査評価のポイント
このシリーズが素晴らしいのは品質価値をデザイン(五感として表出させた設計)したことにある。はしご、脚立、足場台など高所作業の安全を支える道具は安全や耐久性が第一である。しかし、それは使用者から見れば使ってみなければわからない曖昧さを残していた。このシリーズは一貫性ある設計思想で品質や特徴といったコミュニケーションを再構築し、業界に先んじて誰もが認識しやすくした点を高く評価した。
ハードルラダー
製品特長
・コンセプトは、雪おろし時のはしご事故削減
・雪の積もった屋根でも、安全に昇降できるはしご
・はしごの上下を固定し、人の動作を制限することで、事故の要因である横倒れを防止
開発経緯
・雪おろし時の事故の半数は、はしごによる事故である
・事故要因である、横倒れを防止する製品がない
・毎年、多くの被害が出ている
審査評価のポイント
豪雪地域では除雪作業による事故が多発している。
このはしごは雪下ろし事故につながる要因を丁寧に分析しながら問題解決のプロセスを経てデザインされたものである。
降雪時でもどこにはしごを掛けたのかを知らせる伸縮操作ロープは視認性も高い。ブランドカラーを採用しながら信頼感を体現している点も評価のポイントとなった。