日本オラクル、インターネットファイルシステムをLinuxでも提供開始
日本オラクル株式会社(本社:千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長:新宅正明)は、企業内に散在するあらゆるデータ資源を安全性と機密性が万全に整った環境で一括管理する「Oracle Internet File System」(以下Oracle9iFS)Linux版を2002年4月8日より提供開始することを発表いたします。
日本オラクルは「Oracle 9iFS」をSolaris、Windows環境では昨年秋より提供を開始しておりました。このたびLinux版の「Oracle 9iFS」を導入することにより、全文検索、バージョン管理、チェックイン/チェックアウト機能、堅牢で柔軟なユーザ管理、データベースによるバックアップリカバリ機能など、従来では不可能であった高度なコンテンツ管理が可能になり、ブロードバンド時代に求められる新しいコンテンツソリューションをLinux上で実装できます。
「Oracle 9iFS」は、リレーショナル・データベースの特長である堅牢性や拡張性、ファイル・システムの利便性、そしてコンテンツ管理に要求される柔軟性といった3つの世界を統合する革新的な次世代のコンテンツ管理環境を提供します。また、今後は他のソフトウェア企業と協力し、「Oracle 9iFS」の高度なコンテンツ管理機能を活かした新アプリケーションの開発支援、共同ソリューションの展開を計画しています。
「Oracle 9iFS」出荷に先立ち、3月1日より早期アクセスプログラムを実施いたします。早期アクセス・プログラムでは、オラクル技術者向けコミュニティサイト「Oracle Technology Network Japan(以下、OTN-J)」会員を対象に、正式出荷前の製品の評価・試用を目的として、ソフトウェアを無償提供いたします。本プログラムの実行により、事前に試用したユーザからのフィードバック、さらなる機能追加・改善の要求を広く収集し、より良い製品を出荷いたします。
また、「Oracle Linux Summit 2002 Spring」(会場:東京都千代田区・ホテルニューオータニ詳細:http://www.oracle.co.jp/events/tk020301/)が3月1日に開催されます。
【Oracle 9iFS動作環境】
最小メモリ:1GB
最小HDD :5GB (9iFSモジュール用に500MB)
対応予定OS:Red Hat Linux 7.1、MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0
その他 :「Oracle9i Database for Linux」のシステム要件に準ずる
【提供方法】「Oracle9i Database for Linux」ライセンスに含む
<Oracle 9iFSについて>
「Oracle 9iFS」は、「Oracle9i」に含まれるコンポーネントの一つです。企業内に散在するあらゆるデータ資源を安全性と機密性が万全に整ったセンターで一括管理し、インターネットを利用して社内はもちろん、サプライヤや顧客との情報共有に効率的に利用するための次世代のコンテンツ管理環境を提供します。
■本件に関する報道関係お問い合わせ
日本オラクル株式会社 広報部 玉川
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/