平和に関するシンポジウム ~外国人留学生と日本人在校生と考える世界平和~
2022年11月11日(金)麗澤瑞浪中学・高等学校にて
麗澤瑞浪中学・高等学校(岐阜県瑞浪市/校長:藤田知則)は、世界5か国9校と海外提携校を結んでおり、世界で活躍できる日本人の育成を目指している。
「平和に関するシンポジウム」は、元愛知教育大学非常勤講師クロヤン・ルイザ博士(アルメニア出身)と元外国人教員派遣会社勤務のピーター・リチャードソン氏(アイルランド)をお招きし、本校の外国人留学生と生徒を交えて、「身近にできる平和貢献」について考えます。
開催意義について、グローバル教育チームの柳瀬仁志(やなせ ひとし)リーダーは『昨今、当然のように考えていた世界平和が脅かされる事態が次々に起こっている。しかし、国際紛争も大元を辿れば、これらはすべて「人」が起こすもの。「人はなぜ争い、どうすれば平和に暮していけるか」について、中学高校生の視点で考え、海外4か国から留学中の外国人留学生が日本の在校生と海外5か国からなるオブザーバーとともに身近にできる平和貢献について考える機会を作りたい』と語る。
シンポジウムの狙い
1.地球規模の平和問題について、日常生活を振り返り、中学高校生の視点で批判的に考える。
2.異なる文化背景を持つ外国人の考え方に触れ、多様性を体感する。
3.世界平和貢献に対して、将来自分たちができることについて考え、その信念を持つことの大切さに気付く。
シンポジウム「平和に関するシンポジウム」
【日 時】2022年11月11日(金)16:00~17:30(日本時間)
【場 所】麗澤瑞浪中学・高等学校
【内 容】
スピーチ:クロヤン・ルイザ博士(名古屋大学大学院日本言語文化専攻博士課程修了、アルメニア出身)
討 論:以下の4点のテーマについてプレゼンを行い、その後英語による公開討論を行う
1.日常における喧嘩や諍いについて
2.世界の若いリーダーについて
3.SDGs16の課題「平和と構成をすべての人に」について
4.外国や異文化の人々を理解するために
司 会:麗澤瑞浪中学校 芹澤 菜穂(中学3年生。アメリカで3年間、過ごす)
麗澤瑞浪中学校 中村 凛佳(中学1年生 イギリスで生まれ、11歳まで過ごす)
シンポジスト:
・インドネシア/ブラウィジャヤ・スマートスクール・マラン(高校2年:留学生/AFSより派遣)
デバンティ・チカ
・オーストラリア/セントジョンポールカレッジ(高校1年:交換留学生/2010年より提携)
エイミー・ワイズ、トビー・ダグデイル、リリー・ワイズ、ラナ・ワース、ハリソン・ホワイト
・カンボジア/プレア・シソワット高校(高校2年:留学生/AFSより派遣)
キム・ピセット
・台湾/曙光女子高級中学(高校2年:留学生/日本台湾交流協会より派遣)
鄭景文
・日本
高校2年 中村 響力(生徒会学習委員長)
高校1年 新井 潤、安永 光希
中学3年 藤田 千鶴(生徒会学習副委員長)、安藤 蒼汰、今井 佳永、金子 智生、
鈴村 のえみ、柘植 あずみ、畠中 海宙、平居 和花、文 美恵子、本荘 博仁
中学1年 小栗 佳子、三宅 リディア
注)AFSとは、高校生の交換留学を主な活動とした、国際教育交流団体。
オブザーバー:
・アイルランド/元外国人教員派遣会社勤務 ピーター・リチャードソン氏
・アルメニア /元愛知教育大学非常勤講師 クロヤン・ルイザ博士
以下、麗澤瑞浪中学高等学校グローバル教育チーム
・アメリカ合衆国 シャック・ハンナ、ジミー・キャンベル
・カナダ 永岡 アン
・日本 柳瀨仁志、佐々木司、木曽猛史
・ニュージーランド ナイジェル・ナン
開催背景
本校では、昭和35年の創立当初より「自ら進んで義務と責任を果たし国際社会に貢献できる生徒」の育成をめざし、SDGsの世界同時授業参加や交換留学やオンライン交流などのグローバル教育を強化している。
今回のシンポジウムは、世界で様々な紛争が起きており、ウクライナ侵攻報道などに触れる機会が増えた。そんな今、生徒たちに「身近にできる平和貢献」について問う。一度きりのイベントとして終わるのではなく、このシンポジウムを機に、今後も継続的に世界平和について考え、異文化理解とは何かという日常見過ごされがちな問いを生徒自らが立て、自ら学ぶきっかけとする。
【麗澤瑞浪中学・高等学校について】
麗澤瑞浪は昭和 10 年、創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を開塾したことから始まります。自立、感謝、思いやりの心を育む中高一貫の私立学校です。豊かな自然環境の中、寮生と通学生が切磋琢磨しながらともに過ごし、人としての成長と高い大学進学率の両立を実現しています。『私の未来は私が創る』をキャッチフレーズに、世界で活躍できる日本人を輩出する進学校として5つの柱(探究学習・英語教育・寮教育・キャリア教育・ICT 活用)を軸に教育活動を展開しています。