ロックウェル・オートメーション、コストを節減し、幅広い電力範囲に対応する新しいサーボシステムを発表
新製品アレン・ブラドリー「Kinetix 5100サーボドライブ」は、小型機械を製造する機械・装置メーカ向けに、よりコスト効率の高い選択肢を提供し、コントローラなしで、様々なパフォーマンス・ニーズに対応
産業用オートメーションと情報ソリューションを提供するロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK、本社:米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)は、小型機械を製造する機械・装置メーカ向けに、よりコスト効率の高い選択肢を提供し、新たにコントローラなしでシステムとして機能するアレン・ブラドリー「Kinetix 5100サーボドライブ」と「Kinetix TLPモータおよびケーブル」を日本市場に投入することを発表しました。
新製品の市場投入背景として、製品の種類とパッケージサイズが多様化する中、顧客ニーズの拡大を受け、より小さく、より柔軟性のある機械が求められていました。
新製品「Kinetix 5100サーボドライブ」は、より幅広い範囲の高速、低電力のモーション・コントロール・アプリケーションをサポートできる複数の制御モードを備えています。ドライブはMicro800コントローラ、Logixコントローラとの利用、もしくはドライブ単体での利用も可能で、機械・装置メーカは自社のアプリケーションにおいて機能する最善の方法を選択することが可能になりました。
ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社のビジネスマネージャである吉田高志は、「新製品Kinetix 5100サーボシステムは、コスト効率の高いサーボコントロールを必要としている、特に中小規のパッケージングマシンに適しています。本ドライブとモータ、ケーブルをシステムとして一体化にすることで、価格設定をより競争力の高いものにすることが可能になります。機械・装置メーカは機械の定格に基づきシステム内容を選択できることから、時間と労力を節約することができ、市場投入期間を短縮することが可能になります」と述べています。
「Kinetix 5100サーボシステム」の概要
ロックウェル・オートメーションのアレン・ブラドリー製品ラインは、生産性と柔軟性の向上に役立つソリューション製品で、性能の最適化に必要なオートメーションコンポーネントと統合制御システムを提供しています。「Kinetix 5100サーボシステム」は、EtherNet/IPネットワーク上でHMI、コントローラ、I/O、モーションを含む制御ソリューション全体を統合することで立上げ、構成、スタートアップをシンプルにできるサーボドライブの中で、特にコスト効率のよい製品として位置付けられています。
Kinetix 5100サーボシステムにより、機械・装置メーカはエンドユーザである顧客の生産性の向上も支援することも可能になります。SKU(ストック・キーピング・ユニット)の急増により、製造メーカは多くの変更に直面しており、その多くはマニュアル作業を伴うプロセスです。Kinetix 5100サーボドライブを用いることで、機械・装置メーカはシステムを電動化あるいは自動化し、システムの切換えを迅速に行うことが可能になります。
また、安全トルクオフ(非制御停止)が組み込まれているため、機械全体の電源を落とすことなくモータトルクをオフにすることができ、安全が確認された後、機械を速やかに再起動することができます。デュアルポートのEtherNet/IPも、デバイスレベルのリング型トポロジーをサポートしています。
従来製品であるアレン・ブラドリー「Ultra 3000デジタル・サーボ・ドライブ」のお客様は、Kinetix 5100サーボドライブに簡単に移行するオプションがあり、Ultra 3000デジタル・サーボ・ドライブを、段階的にKinetix5100サーボドライブに切り替えることができます。
ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約23,000名の従業員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。http://www.automation.rockwell.co.jp