北アルプス穂高岳山荘、山の日に 岐阜大学医学部奥穂高診療所による講演を開催 ~高山病の基礎知識を登山者へ伝え遭難事故を防止~

北アルプス奥穂高岳直下、標高2,996mの稜線に位置する山小屋、穂高岳山荘(ほたかだけさんそう、運営:有限会社穂高岳山荘、代表取締役:今田 恵)では、2017年の山の日(8月11日)に岐阜大学医学部奥穂高診療所の参加学生により、約150名の登山客の皆様へ山荘ロビーにて高山病についての講演、及び高山病診断の基礎となる血中酸素濃度の無料測定を行いました。

岐阜大学医学部奥穂高診療所

内容は、山岳診療所の成り立ち、高山病の基礎知識と、症状が出た時の対処法、また悪化を防ぐための知識が中心となり、ロビーに集まった登山客の皆様からは「なるほど」「知らなかった」と言う声が聞かれました。

高山病への知識の不足は、不測の事態を招き、遭難事故の背景になる場合もあることから、正しく知識を得る機会になることを期待して今回の催しを開催しました。

奥穂高夏山診療所は、穂高岳山荘の冬季小屋を利用して、岐阜大学医学部により1958年からボランティア(診療は少額実費)により毎年7~8月に運営されています。

昨年度に山の日が制定された記念として講演を行った際好評だったため、本年度も催しを開催しました。来年の山の日にも開催予定です。

岐阜大学医学部奥穂高診療所について

標高2,996mの穂高岳山荘に併設された夏季限定の登山者向け診療所。主に登山者の怪我・高山病等や遭難事故に対して診療を行っている。岐阜県立医科大学時代の1958年7月に開設され、2017年で60回目の診療班を派遣している。

穂高岳山荘について

北アルプス奥穂高岳直下、岐阜県と長野県の県境である標高2,996mの稜線に位置する山小屋(登山者のための宿泊施設)。穂高連峰初の山小屋「穂高小屋」として、1925年(大正14年)より営業開始。小屋を建てた今田 重太郎は、「重太郎新道」「紀美子平」などの登山道を拓いたことでも知られる。当時は20人収容だった山小屋は、現在では約250名が宿泊できる。風力発電や太陽光発電をいち早く取り入れ、厳しい山岳地帯での自然との共存のため、自己完結型インフラを実践している。厳しい穂高連峰の稜線基地として、スタッフによる遭難者のレスキューなどで多くの命を救った場所でもある。2012年に三代目が社長就任、Free Wi-Fiやクレジットカード決済、クラウドでの業務管理を導入する等、新たな時代の山小屋の姿を模索しつつ切り拓いている。

2017年の営業期間は4月27日から11月4日(宿泊は3日まで)。

お客様からのお問い合わせ先

穂高岳山荘(営業期間中現地直通)

TEL:090-7869-0045

FAX:0577-36-8480

講演の様子
穂高岳山荘全景
穂高岳山荘近景
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