陥没乳頭に悩み続ける20代女性…コンプレックスを克服!恋に、仕事に前向きに

2021-05-17 18:00

バストの悩みは千差万別です。大きさや形はもちろん、左右差、バストトップの陥没、乳輪色などなど、豊胸術に関わっていると、実にさまざまな悩みをみなさんが持っていて驚かされます。

特に、10代、20代の若い世代では、「人と違う」「自分だけがおかしい」という思いを抱えがちです。バストの悩みは、母親や友人にも相談できないようで、1人悶々と悩むうちに抑うつ状態になってしまう人もいるほどです。

本来、「正しいバスト」の定義などありません。人と違っても問題などないのですが、旅行や温泉などで人にバストを見られる際に恥ずかしい気持ちになってしまったり、パートナーとのコミュニケーションを躊躇してしまっては人生の楽しさが半減しかねません。

もし、バストの悩みで苦しんでいるのであれば、一度、バストに詳しい美容クリニックを受診して、相談してみることをおすすめします。

今回紹介する下嶋さん(仮名)も、毎日自分のバストを鏡に映しては苦しんでいた1人です。それが、南クリニックに相談に来られてから3ヵ月で、鏡に映る自分のバストに「幸せ」を感じられるようにまでなりました。彼女の嬉しい変化を見ていきましょう。

それって私だけ? 胸の陥没、左右の形が違う……なんでこんなバストなの?

歴然とわかる左右差が、最大の悩み

下嶋さんのバストコンプレックスはかなり重症でした。高校生の頃から、自分のバストが「変」だと感じ、同性の友達の前でも、絶対に裸にはならなかったと言います。

下嶋さんが他の人のバストと自分のバストの違いとして感じていたのは、第一に左右差でした。左のバストに比べて、右のバストがかなり小さく、左はBカップ、右はAカップくらい。見た目にもその差は歴然としており、温泉などでは右のバストは絶対に隠していたそうです。

左右の違いは大きさだけではありません、なぜか小さいほうの右のバストのバストトップが下を向いており、正面から見ると、右のバストは萎れた花のよう。しかも両方のバストトップは陥没した状態でした。

治療の必要のない陥没乳頭…でも本人にとっては深刻な悩み

バストトップがへこんでいる状態は、専門的には「陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)」と呼びます。これは、将来、母乳を作るための器官である乳腺 と、その乳腺から母乳を運ぶ乳管のアンバランスな発育から起こるものです。

刺激を与えて、バストトップが出てくるようであれば問題ありませんが、刺激しても陥没したままの場合、赤ちゃんに授乳をする際に支障が出てしまいます。こうしたケースでは、健康保険の適用で治療できる場合があります。1人で悩まずに美容クリニックや形成外科でなるべく早く相談するようにしてください。

下嶋さんの場合は「仮性陥没乳頭」と呼ばれる、刺激を与えればバストトップが外に出てくる状態でした。健康面で言えば、治療の必要はありません。しかし、仮性陥没乳頭は審美的に嫌われる傾向にあり、下嶋さんも「変ですよね!」と、私たちに必死で訴えるほど悩んでいました。

乳輪の大きさにも左右差があった

さらに、下嶋さんは乳輪についても悩んでいました。乳輪が大き過ぎて悩んでいる場合には、乳輪にメスを入れて切除する方法があります。しかし、下嶋さんの場合は、乳輪が小さすぎることに悩んでいました。「小さな乳輪なんて羨ましい」と思うかもしれませんが、右バストに関しては、バストトップの周囲にうっすらと乳輪がある程度。女性らしさを感じないと、下嶋さんは悩んでいたのです。

同性に見られたくない!「可哀想な顔で見られたくない!

明確な原因を追究できないバストの左右差

いくつもの不満を抱えたバストに対して、下嶋さんは「どうして私だけ!?」と怒りにも似た訴えをしていました。下嶋さんの母親のバストは左右差も陥没乳頭もなく、きれいなBカップなのだそうです。また、3歳年上の姉はDカップの大きなバストで、こちらも左右差はないそうです。

バストの左右差にはさまざまな原因が考えられます。日常生活で腕や大胸筋の使い方に左右差があるとか、骨格そのものの歪みが原因となっている場合もあります。しかし、多くの場合、明確な原因をつきとめることは難しく、解決策としては豊胸術一択ということになってしまいます。

裸になるたびに、他人の奇異な視線にさらされてきた

下嶋さんはこれまで、何度も他人から奇異の目で見られてきたと言います。健康診断でマンモグラフィ検査を受けたときの女性技師、ブラジャーを買いにデパートに行ったときの女性店員、温泉の脱衣所で隣にいた中年女性など、彼女のバストを見た女性は、揃って「あら変なバスト。かわいそうに……」と言っているかのように、憐みの視線を送って来たと言うのです。

同性の視線には、厳しい面があるのは確かです。

相手の人がそのような感情を持っていたとは限りませんが、強いコンプレックスを持っている下嶋さんが、被害妄想をしてしまうのは致し方ないと、南クリニックのスタッフも同情しました。

傷跡が残るのはイヤ!ほかに方法はないの?

全身麻酔なし、短時間施術、注射のみ。そんな魔法のような豊胸がある!

下嶋さんのカウンセリングは、心の状態に不安定さが見えたので、じっくり話を伺うことからスタートしました。

今まで悩んでききた分、豊胸術を受けたあとは「悩みが払拭されて、すっきりした気持ち」になりたいと下嶋さんは希望を口にしました。そのためにも、バストの左右差がなくすこと、そしてバストトップや乳輪が「ふつう」の状態になることを強く求めていました。

当初、下嶋さんの中には、シリコンバッグ挿入法と脂肪注入法の二択しかありませんでした。どちらも体に傷がつく施術であることを下嶋さんはとても気にしており「本当は、全身麻酔をせずに、傷も残らない豊胸をしたいけれど、そんな贅沢は言えませんよね……」とポツリと口にしたのです。

そこでおすすめしたのが成長再生豊胸。バストに注射をするだけで、傷が残ることはありません。麻酔も部分的なものですから、施術後すぐに帰宅することも可能です。

その話を聞いた下嶋さんは、そんなお手軽な豊胸では、自分の悩みは克服できないのではないかと心配されました。しかし、成長再生豊胸で注射するのは「成長因子」であることから、自然な形でバストが成長し、人によっては陥没乳頭が改善されることもあると伝えると、それなら…とチャレンジすることになったのです。

陥没乳頭に関しては、成長再生豊胸を行っても改善されなければ、健康保険適用外ではありますが手術で改善することも可能です。

小さかった右のバストが勢いよく成長を始めた

成長再生豊胸は成長因子を注射する位置や量が、バストの形をつくる重要なポイントとなります。ここには熟練の技術を持った医師が関り、どこへどれくらいの注射液を注入するかの検討が行われました。

施術当日、緊張した面持ちで来院された下嶋さんですが、1週間後にはその表情がまったく違ったものに変わっていました。少しずつバストは成長を始めたのですが、注射の量を左右で変えたために、小さかった右のバストのほうが、一足早く成長が始まったのです。

そのことだけでも下嶋さんにとっては声を上げたくなるほど嬉しい出来事だったそうです。

陥没乳頭と乳輪の悩みも同時解決

3ヵ月後には左右のバストの形はほぼ同じになりました。Cカップで両方ともバストトップは正面を向いています。そして、クリニックのスタッフも驚いたことに仮性陥没乳頭が改善されたのです。陥没乳頭が乳腺の発達段階に原因があると前述しましたが、成長再生豊胸は乳腺の発達も促すため、乳頭にも刺激が伝わったと考えられます。さらに、乳輪もそれに合わせて表出し、下嶋さんにとって理想のバストが完成したのです。

「変なバストとお別れできました!」と、こぼれんばかりの笑顔を見せてくれた下嶋さん。コンプレックスを解消し、恋愛、仕事、友人関係と、これからは前向きにチャレンジしてくれることでしょう。

南クリニック 院長:南晴洋

南クリニック 院長:南晴洋

京都第二赤十字病院形成外科勤務、大手美容外科院長を経て1997年 南クリニック開業。創業以来、豊胸に力を入れている。注射で豊胸を行う「成長再生豊胸」を海外の学会でも発表。

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