日本オラクル、磁気テープ記憶装置の新製品を提供開始

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、執行役社長 最高経営責任者:デレク・エイチ・ウイリアムズ、以下 日本オラクル)は本日、1巻あたり最大8.5 TB*(テラバイト)のテープ・カートリッジに対応、最大毎秒252MBのデータ転送速度を実現するテープ・ドライブ新製品「StorageTek (ストレージテック)T10000D」と、磁気テープ記憶装置の運用・管理ソフトウェア新製品「StorageTek Linear Tape File System, Library Edition(ストレージテック・リニア・テープ・ファイル・システム・ライブラリ・エディション、以下 「StorageTek LTFS LE」)」の国内提供開始を発表します。

  • 非圧縮の状態での最大容量。圧縮時の最大容量は21.25TB
    ** 非圧縮の状態での最大データ転送速度。圧縮時の最大データ転送速度は毎秒800MB

クラウド事業者やメディアなどの大規模データ資産を有する業界に最適なソリューション

「StorageTek T10000D」は、テープ・カートリッジの非圧縮容量が前世代のテープ・ドライブ「StorageTek T10000C」と比較して、54パーセント増加しています。また、磁気テープ記憶装置のオープンな規格「LTO」の最新版「LTO-6」準拠のテープ・ドライブと比較して、57パーセント速いデータ転送速度を実現します。

  • オラクル調べ
    ** LTO(Linear Tape-Open):磁気テープ記憶装置のオープンな規格

「StorageTek T10000D」は、毎秒16Gbのファイバ・チャネルと毎秒10 Gbの「 Fibre Channel over Ethernet(FCoE)」の両方の接続インターフェースに対応した初めてのテープ・ドライブで、データセンターの統合に最適な磁気テープ記憶装置を構成します。

  • イーサネットを通じてファイバ・チャネルのプロトコルを利用する技術

これらの新機能により、クラウド・サービス事業者、テレビ局などのメディア業界、医療機関などの大規模なデータ資産を持つ業界に対して、有用なストレージ基盤を提供します。磁気テープは寿命、耐久性、コスト面で優れているため、クラウド・サービス事業者は、ディスク・ストレージよりも早く収益化することができます。また、メディア業界では、1巻のテープ・カートリッジに4K対応コンテンツを約30時間*、オラクルのテープ・ライブラリ最上位機種「StorageTek SL8500 Modular Tape Library」を最大構成で連結した場合、同コンテンツを約960万時間*格納できます。

  • オラクル調べ。4K対応コンテンツを毎秒600Mbのデータ・レートに換算した場合

磁気テープ記憶装置の運用・管理を容易にするファイル・システム

「StorageTek LTFS LE」は、NAS*に近いファイル構造を持ち、検索機能とインデックス機能を備えているため、標準的なファイル・システム・インターフェースから直接アクセスできます。そのため、磁気テープ記憶装置とディスク・ストレージとの間でファイルの “ドラッグ・アンド・ドロップ”が可能です。

  • Network Attached Storage

例えば、ビデオ・フォーマットのサイズや種類が増え続けるメディア業界において、「StorageTek LTFS LE」を使用し、大容量の磁気テープ記憶装置を導入すると、以下のさまざまな用途に対応可能です:

  • USBメモリでファイルを扱うようにビデオ映像を流通させ、番組の制作と放映の運用をサポート
  • 2K、4K、8K(IMAX専用)対応コンテンツの格納と容易なアーカイブ
  • デジタル・カメラのビデオ映像のオンセット・キャプチャとバックアップ

また、以下のような業務プロセスとテープ運用の効率を高めることができます:

  • 簡単かつ低コスト、オープン・フォーマットのインターフェースを使用して、ユーザー間、アプリケーション間でデータを共有
  • インデックス・データや、ボリューム情報、種類、サイズ、作成・更新日などのコンテンツ情報を取得するためにテープ・カートリッジを再度読み込まずに、ファイルを簡単に見つけ出すことが可能

「StorageTek LTFS LE」は現在、オラクルの各種テープ・ドライブ製品「StorageTek T10000C」、「StorageTek T10000D」、「StorageTek LTO 5 Tape Drive」、「StorageTek LTO 6 Tape Drive」のに対応しています。

●「StorageTek T10000D 」の仕様
・テープ・カートリッジ1巻あたり容量:最大8.5 TB(非圧縮時)、最大21.25TB(圧縮時)
・データ転送速度:最大毎秒252 MB(非圧縮時)、最大毎秒800MB(圧縮時)
・接続インターフェース:毎秒16Gbのファイバ・チャネルと毎秒10 Gbの「 Fibre Channel over Ethernet(FCoE)」
・「StorageTek SL3000 Modular Tape Library」と「StorageTek SL8500 Modular Tape Library」に搭載可能

●「StorageTek T10000D」の価格
・3,260,871円(税抜)

●「StorageTek T10000D」製品画像
http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=255

●「StorageTek Linear Tape File System, Library Edition」の画面画像
http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=256

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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