ダンロップの住友ゴム工業（株）（社長：山本 悟）とAssociation of Tennis Professionals（男子プロテニス協会、以下ATP）は、11月17日グローバルパートナーシップ契約を2028年まで更新することを発表しました。当社は、長年培った研究開発の経験をもとにATPからテニスボールの品質において高い評価を受け、契約更新を締結するに至りました。今回の契約更新により、引き続き「ATP」ロゴ入りテニスボール「DUNLOP ATP」を販売※2することが可能となり、「ATP FINALS」および「NEXT GEN ATP FINALS」※3では「DUNLOP ATP」が使用されます。
ダンロップテニスボールは、ATP主催の国際大会において、2023年の71大会中31大会(44%)で使用され、5年連続でNo.1※1を継続しています。
当社は2021年、サステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」を発表し、テニス事業としてサステナブル原材料比率100％のテニスボールの開発や梱包材に使用するバージンプラスチックの削減に取り組んでいます。
一方ATPは、国連気候変動枠組条約（UNFCCC）事務局の気候変動問題に取り組む「スポーツを通じた気候行動枠組み（Sports for Climate Action Framework）」※4に署名し、活動を進めています。両者が協力することで、今後テニス界における持続可能性の向上に貢献できるよう努めます。
※1当社調べ。
※2日本での取り扱いはありません。
※3 「ATP FINALS」はATPワールドツアーの年間最終戦で、その年のレースランキングなどによりシングルス8名、ダブルス8組が選出され年間王者を決定する大変名誉のある大会です。「NEXT GEN ATP FINALS」は、21歳以下の選手を対象としたATPツアーのシーズン最終戦で、ATP Next Genランキングレースのポイント上位7名と、ワイルドカード1名の計8名で優勝を争います。
※4スポーツを通じた気候行動枠組のこと。詳細はこちら
ATP発表のニュースリリース（英文）
■ATP CEO マッシモ・カルヴェッリ氏のコメント
プロ競技において、テニスボールは重要な要素を占めます。テニスボール「DUNLOP ATP」は、永年の研究開発に裏打ちされた最高品質の製品であり、プレーヤーが最高のパフォーマンスを発揮できると考えます。私たちはダンロップとこれまでの5年間で築いてきたパートナーシップを、さらに発展させ、共に革新を続けていくことに興奮しています。
私たちの共同の取り組みには、プレーヤーと地球環境にプラスの影響を与える大きな可能性があります。
■住友ゴム工業 テニス事業部長 山元健のコメント
私たちダンロップが、テニスボールの生産販売を始めたのが1923年からで、今年、ちょうど100年目を迎えました。ダンロップは、この間、永きに渡り、すべてのプレーヤーとトーナメントに最高の商品を提供するために、研究、開発はもちろん、プレーヤーからのフィードバックに耳を傾けることに専念してきました。
このたび、ダンロップにとって、テニスに関する価値観を共有するATPツアーと提携、継続できることは大変光栄なことです。私たちはパートナーシップを継続し、持続可能性への取り組みを強化し、私たちが愛するスポーツで現在および将来の世代をサポートできることを嬉しく思います。
