KDDIが「Oracle SuperCluster T5-8」を世界で初めて採用し、移動体コアネットワーク向け認証システムを増強

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、執行役社長 最高経営責任者:デレク・エイチ・ウイリアムズ、以下:日本オラクル)は本日、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 孝司、以下:KDDI)が世界で初めて、オラクルのエンジニアド・システムズで最も高速な「Oracle SuperCluster T5-8」を採用し、移動体コアネットワーク向け認証システムを増強することを発表します。本システムの本格稼働は2013年11月を予定しています。

KDDIの移動体通信サービスの契約数は2013年9月時点で約4,000万件で、24ヶ月連続でMNP純増No1を継続中です。昨今のスマートフォンの普及、2012年9月に開始した次世代高速通信サービス「au 4G LTE」により、データ通信需要は増加傾向にあり、データ処理量の加速度的な増加が想定されます。これらの環境変化に対応するため、スマートフォン・携帯電話利用者の加入者情報やその接続情報を管理する認証システムの増強を決定しました。

認証システムには、従来以上に大量データの高速処理が必要になることを想定し、オラクルのインメモリ・データベース製品「Oracle TimesTen In-Memory Database」のインフラとして、世界最速*のマイクロプロセッサを搭載した「SPARC T5-8」サーバーで構成する最新の「Oracle SuperCluster T5-8」を採用しました。

KDDIは移動体コアネットワーク向け認証システムの増強について、以下の特長を評価し「Oracle SuperCluster T5-8」を採用しました:
- 既存の「SPARC M3000」サーバー40数台分の性能を「Oracle SuperCluster T5-8」1台に集約し、設置スペースを83パーセント削減*、消費電力を67パーセント削減*
- 合計4台の「Oracle SuperCluster T5-8」で、システム全体の性能を12倍向上*し、将来の需要増およびBCP(事業継続性)対応を含めた可用性を向上
- オラクルの仮想化技術「Oracle VM Server for SPARC」の採用により、リソースを再配置することで、将来、柔軟に性能を拡張でき、さらにコア単位でソフトウェア・ライセンスを購入できるため、初期投資を抑えながらビジネスの成長に合わせて段階的な投資が可能

  • KDDI調べ

本プロジェクトは、日本オラクルの検証センター「オラクル・ソリューション・センター」を活用し、導入を担当する伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)と共同で、事前に性能および機能検証を実施したことで、短期間でのシステム構築が可能になります。

日本オラクルが2013年10月22日(火)・23日(水)に開催する、オラクルの最新製品・テクノロジーを紹介するイベント「Oracle Days Tokyo 2013」の「Optimized Data Center Summit」基調講演で、本プロジェクトについて紹介します(日時:10月23日(水)午前10時開始。詳細:https://oj-events.jp/public/session/view/663 )。

●参考資料:「Oracle SuperCluster T5-8」について
「Oracle SuperCluster T5-8」はフルラック構成で、256個の「SPARC T5」プロセッサ・コア、16テラバイトを超える高速のフラッシュ・ストレージ、数百テラバイトの高速データベース・ストレージ、最大40GbpsのスループットでストレージI/O速度を高速化する「InfiniBand」スイッチ、データ圧縮・重複排除機能を搭載した統合ストレージ製品「Sun ZFS Storage 7320 Appliance」を事前に統合し、データベースやアプリケーションに優れたパフォーマンスと最適な構成を提供します。「Oracle SuperCluster T5-8」は単一障害点を排除した設計によって、ミッション・クリティカルなデータベースやアプリケーションに求められる高可用性を実現します。また、オーバーヘッドが生じない仮想化とセキュリティが実装され、データベースやIaaS(インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス)の機能を備え、データセンターの統合やプライベート・クラウドの導入に最適です。

・写真:http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=241

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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