2019年度グッドデザイン賞を受賞

12000系車両、デザインブランドアッププロジェクトなど4件

 相鉄グループでは、2019年度グッドデザイン賞〔主催:(公財)日本デザイン振興会〕を受賞しました。受賞したのは以下の4件です。

相鉄・JR直通線用車両として開発された12000系
相鉄・JR直通線用車両として開発された12000系

受賞対象と評価コメント(抜粋)

■相鉄・JR直通線用車両「12000系」

都心への直通にかける熱意とアイデンティティーが感じられる車両である。
強い自己主張が感じられる挑戦と他社との差別化が見事に図られている。

■相鉄デザインブランドアッププロジェクト

関係者全員が共有できるコンセプトを掲げ、駅舎から車両への利用者の動線を丁寧につくり上げている。

■複合施設群を内包する駅と駅における諸活動「二俣川ゲートステーション」

駅を核としたまちづくりの可能性が見え、手掛かりが感じられる。

■集合住宅群「みなまきみらい多世代共住モデル」~グレーシア、ノックス他

コミュニティーの循環を作り出そうという丁寧なデザインで、郊外再生の核としての期待が持てる。


 相鉄グループでは、都心との相互直通運転を契機としてさらなる認知度・好感度の向上を図るとともに、「選ばれる沿線」を実現する事業にグループ一丸となって取り組んでいます。


「2019年度 グッドデザイン賞」受賞の詳細

■相鉄・JR直通線用車両「12000系」

12000系車両の室内
12000系車両の室内

1.概要
相模鉄道12000系は「安全・安心・エレガント」をコンセプトにした、相鉄・JR直通線用の新型通勤車両です。2016年・2018年にグッドデザイン賞を受賞した「9000系」「20000系」のコンセプトを継承しながら、安全性、機能性、デザイン性をさらに進化させ、ダイバーシティ時代のユニバーサルな通勤車両の典型を目指しました。

2.審査委員評価コメント
東京都心への直通運転という相模鉄道の新しい経営環境への熱意と、相鉄沿線の地域性を意識したアイデンティティーを感じる車両。通勤型車両としては珍しく、強い自己主張が感じられる挑戦は高く評価したい。フラッグシップとして利用者からの評価も高いのではないか。車内外のパーツ一つ一つも利用者本位で丁寧に作り込まれており、他社との差別化が見事に図られている点も評価したい。

【応募者】
相鉄ホールディングス㈱、相模鉄道㈱
【ディレクター】
㈱丹青社、㈱グッドデザインカンパニー
【デザイン】
㈱プロダクトデザインセンター、㈱総合車両製作所

■相鉄デザインブランドアッププロジェクト

キーマテリアルであるガラス・鉄・レンガを用いてリニューアルしたいずみ野駅
キーマテリアルであるガラス・鉄・レンガを用いてリニューアルしたいずみ野駅

1.概要
相鉄線沿線の街づくりとブランド価値向上のために、お客さまとの最大の接点となる駅舎、車両、制服、商業施設などを、統一したデザインコンセプトに基づきリニューアルし、認知度と好感度の向上を図ることで、「選ばれる沿線」の実現を目指す取り組み。

2.審査委員評価コメント
鉄道のブランディングは関連するものが多岐にわたるため、デザイナーの力量が問われる。特に駅舎はそれぞれの駅の形状や利用シーンが異なるため、一番苦労するところだろう。このプロジェクトは関係者全員が共有できるコンセプトを掲げ、素材や色、フォント、照明など細部をコントロールすることで、駅舎から車両への利用者の動線を丁寧につくり上げている。鉄道は利用者や沿線の町にも影響を与えるものだ。このような誠実な仕事が、他の鉄道会社にもどんどん波及していってほしい。

【応募者】
相鉄ホールディングス㈱、相模鉄道㈱
【ディレクター】
㈱丹青社、㈱グッドデザインカンパニー
【デザイン】
㈱丹青社、㈱グッドデザインカンパニー、㈱プロダクトデザインセンター

■複合施設群を内包する駅と駅における諸活動「二俣川ゲートステーション」

駅の広場空間と商業施設ジョイナステラス二俣川
駅の広場空間と商業施設ジョイナステラス二俣川

1.概要
交通の結節点としての駅空間を、人が暮らし、集うコミュニティーハブとしての駅をデザインする。駅の自由通路と広場空間を中心に、商業「ジョイナステラス二俣川」、オフィス「コプレ二俣川オフィス」、集合住宅「グレーシアタワー二俣川」の他、コワーキングスペース「二俣川リバーライブラリー」、医療モール、認可保育園など、複合施設群を配しネットワーク化。合わせて複合施設群の利用者・居住者のコミュニティー形成のための諸活動を展開。

2.審査委員評価コメント
鉄道駅は、20世紀には都市における人の集中と離散を決定づける最大要因であり、駅前商店街といった集積を生んできた。21世紀に入るとそれが加速され、TOD※と呼ばれる大規模開発を誘引するようになった。より小さなスケールでは「エキナカ」と呼ばれる開発があり、駅は多くの人の通過地点であることを利用し、人々でにぎわっているが、「エキナカ」のにぎわいでは、駅外にその恩恵が流れ出ず、地域の発展には結び付きづらいという問題がある。この施設では、「エキソト」とでも命名したくなるような、駅を核とした中小規模のまちづくりの可能性と手がかりが感じられ評価を集めた。
※TOD・・・公共交通機関に基盤を置き、自動車に依存しない社会を目指した都市開発

【応募者】
㈱相鉄アーバンクリエイツ、㈱相鉄ビルマネジメント、相鉄不動産㈱、相鉄ホールディングス㈱、相模鉄道㈱
【ディレクター】
㈱相鉄アーバンクリエイツ
【デザイン】
㈱オンデザインパートナーズ、㈱船場、㈱丹青社

■集合住宅群「みなまきみらい多世代共住モデル」~グレーシア・ノックス他

ノックスみなまきみらい
ノックスみなまきみらい
グランドマストみなまきみらい
グランドマストみなまきみらい

1.概要
駅前の「ひろば」を囲むように、分譲マンション「グレーシアみなまきみらい」、賃貸マンション「ノックスみなまきみらい」、高齢者住宅「グランドマストみなまきみらい」を整備し、住民が集うエリアマネジメントプログラムをしつらえて地域コミュニティーを育成し、多世代共住環境を創出するとともに、近隣の既存戸建住宅群に着眼し多様な住み替えメニューにより、駅前への住み替えをきっかけとした地域の「住み替え循環」を推進した。

2.審査委員評価コメント

【応募者】
相鉄不動産㈱、相鉄ホールディングス㈱、㈱UG都市建築
【ディレクター】
相鉄不動産㈱
【デザイン】
㈱UG都市建築、㈱スタジオゲンクマガイ、㈱オンデザインパートナーズ、横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院


グットデザイン賞について
1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて、産業や生活文化を高める活動です。シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。(https://www.g-mark.org/


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