【高大連携】修得単位は大学履修単位に認定 大学の授業履修で学ぶVUCA時代に必須のスキルとは

2023年度 麗澤大学 科目等履修制度を活用

 麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井 讓)では、先行きが不透明で将来の予測が困難なVUCA 時代において、社会で即戦力として活躍できるよう、世界規模・地球規模で物事を考え、能力を発揮できる「本物の叡智」を兼ね備えたグローバル人材の育成のため、高大連携教育に力を入れて取り組んでいます。

 今回、同じ法人内にある麗澤大学(千葉県柏市/学長:徳永澄憲)との高大連携を強化し、本校の高校生が麗澤大学の授業を履修できるようになりました。これは、麗澤大学の科目等履修プログラム制度を活用するもので、高校生が大学に入学することなく、開講科目を履修できる学修システムです。履修する高校生は大学生と同様に扱われ、テストやレポートなどで一定のレベルに達していれば、履修科目の単位を修得することができます。この制度により、修得した単位は学位授与機構や入学先の大学で学士課程(学部課程)の単位として認定されます。(注)また、この科目等履修制度を活用することで、大学生になるよりも一足早く、高校時代に進学後や就職後に役立つ知識やスキルを身につけることができます。これにより、より高いレベルの知見のある状態で社会に出て、即戦力として活躍できるようになることが期待されています。

 2023年度は麗澤大学の共通科目として、春セメスターに「演劇で学ぶ英語A」、秋セメスターに「演劇で学ぶ英語B」と「台湾語と東アジアの文化」の授業が開講されています。春セメスターより開講している「演劇で学ぶ英語」の授業では、演劇を通して座学だけでは学べない真の英語力育成をスローガンに掲げ、プロの演劇で使われる技法を学ぶことでOral Englishの能力を高める、極めて実践的な内容の授業となっています。また、演劇に基づいた技術を学ぶことで、履修生が今までに経験したことのない英語学習の手法として活用されることもこの授業の狙いの一つとなっています。秋セメスターに開講される「台湾語と東アジアの文化」の授業では、台湾と台湾語を通して、東アジアとの関連性を再認識しながら近隣各国の関わりについて考えることを狙いとして授業が行われる予定です。

 今回、「演劇で学ぶ英語」の授業を担当する麗澤大学の教授で、麗澤中学・高等学校の非常勤講師を兼務している森川嘉之(もりかわ よしゆき)教授は「科目等履修制度を活用して、高校生のうちから視野を広げ、大学の授業を履修することで、自分自身の将来の進路を考える一助となったり、より発展的でアカデミックな学習をすることが可能となったり等、多くのメリットがあります。今後も高大連携教育に力を入れ、高校生のうちから、通常の授業では経験することが難しい発展的な学習内容にも、果敢にチャレンジしてもらえる機会を提供していきたい」とコメントしています。
 (注)大学・学部によっては単位認定されない場合があります。

【高大連携 2023年度 麗澤大学 科目等履修プログラム 概要】

■対象者:麗澤高等学校 高校1年生、高校2年生
■科 目:<春セメスター>演劇で学ぶ英語A
     <秋セメスター>演劇で学ぶ英語B、台湾語と東アジアの文化
     ※各授業2単位
■日 程:2023年4月12日(水)~ 7月25日(火)
     2023年9月22日(金)~12月25日(月)
     2024年1月 9 日(火)~ 1月15日(月)
■場 所:麗澤大学
■方 法:対面型

「演劇で学ぶ英語」担当の森川教授
「演劇で学ぶ英語」担当の森川教授

【麗澤中学・高等学校について】

 麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。


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