おかげさまで常石造船は創業100周年を迎えました

2017-11-09 09:00

常石造船株式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083番地、代表取締役社長:河野健二)はおかげさまで創業100周年を迎えました。1917年(大正6年)、現在の広島県福山市沼隈町常石に「塩浜造船所(後の常石造船)」を創業して以来、船造りに邁進し、第二次世界大戦後の混乱と復興期を乗り越え、日本が世界に誇る造船大国となる一翼を担ってきました。

当社の発展を長年支えてくださったお客様や地域の皆さまをはじめ、様々なステークホルダーの方々への感謝を伝えるとともに、これからも企業理念「社員の幸せのために事業の安定と発展を追求する」に基づき、次の100年に向けて真摯な事業運営を続けていきます。

<常石造船の歩み>
◆1917年(大正6年) 創業
常石グループの創始となる海運業を営んでいた神原勝太郎は、度重なる海運事故に対し「強い船を造る。絶対に沈まない船を」の強い思いを実現するため、塩浜造船所を創業し、木造船の建造を開始しました。
◆1942年(昭和17年) 常石造船株式会社設立
塩浜造船所を改組、常石地区の藤井造船所、西浜造船所を吸収合併し常石造船株式会社を設立しました。
◆1958年(昭和33年) 初の鋼船を竣工
貨物船の中心が木造船から鋼船へと移り変わる中、当社初の鋼船 “美小丸”を竣工しました。
◆1968年(昭和43年) 20万トン修繕ドック完工
1960年代、造船業界大手で超大型石油タンカーの建造が相次ぐ中、瀬戸内エリアにはこのサイズを修繕 可能なドックがありませんでした。新造船建造と並行し注力していた修繕事業の機会と捉えた常石造船は、全長330メートル、全幅54メートルの20万トン修繕ドックを建設しました。
◆1984年(昭和59年) TESS40第一番船竣工
それまでの造船業界では、積荷の種類ごとにオーダーメイドでの建造が主流でしたが、常石造船では高い汎用性かつ低コスト、低燃費を追求した標準船 TESS(Tsuneishi Economical Standard Ship)を開発。業界の慣行を覆し、標準船を提案営業で売るスタイルへと先鞭をつけました。1984年(昭和59年)に第一番船を竣工して以降、TESSシリーズは現在まで続くロングセラーを続けています。
◆1994年(平成6年) フィリピンに造船工場を設立
円高により日本の経済環境が厳しさを増す中、フィリピンへの進出に活路を見出し、現地法人と工場を設立した後、1997年(平成9年)フィリピン共和国建国以来初の大型鋼船を建造しました。その後、中国、パラグアイへと更なる海外展開を進めています。
◆2005年(平成17年) 世界ブランド「KAMSARMAX」誕生
パナマ運河を通航できる船幅を維持しながら、船長を4m伸ばし229メートルとすることで、最大積載量を8万2,000トンへ増加させました。ギニア共和国カムサール港に入港可能な最大船長を有することから、「KAMSARMAX(カムサマックス)」と名付けられ、今や業界標準となっています。

これまでの100年の歴史は先人たちの挑戦が成し遂げた軌跡です。常石造船はこれらの想いを引き継ぎ“挑戦こそ、我々の誇り”を胸に次の世代へ繋げ続けていきます。

■常石造船株式会社について
2017年に100周年を迎える常石造船(広島県福山市)は、造船・海運業を中心に事業展開する常石グループの中核会社です。国内の常石工場(本社)とフィリピン、中国、パラグアイの海外3工場を製造拠点に、コンテナ船、タンカー、3万トン~18万トン級のばら積み貨物船などを建造しています。

URL:http://www.tsuneishi.co.jp/
代表取締役社長:河野 健二
事業内容:船舶の建造、修繕
創業:1917年(大正6年)7月
資本金:1億円
従業員:897 人(2016年12月時点)
事業拠点:常石工場(広島県福山市)

造船事業関連会社:
TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.(フィリピン・セブ島)
http://www.thici.com/
常石集団(舟山)造船有限公司(中国・浙江省)
http://www.tsuneishi-zs.com/ 
ASTILLERO TSUNEISHI PARAGUAY S.A.(パラグアイ・アスンシオン)
http://www.glocal-japan.com/southamerica/
株式会社三保造船所
http://www.mihozosen.co.jp/
常石鉄工株式会社(広島県福山市)
http://www.tsuneishi-iw.jp/
常石商事株式会社(広島県福山市)
http://www.tsuneishi-trading.co.jp/ 
常石エンジニアリング株式会社(広島県福山市)
http://www.tsune-e.com/

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシホールディングス株式会社
CSV本部 マーケティングコミュニケーション部
pr@tsuneishi.com
084-987-4915

初の鋼船 美小丸
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