尾花沢市と空き家・古民家に関する連携協定を締結
脱炭素時代へ向けての取り組みの第一歩
古民家の再生・空き家の活用事業を行う一般社団法人山形県古民家再生協会(代表理事 本多作之助/写真右)は山形県尾花沢市(市長 菅根 光雄/写真左)と「包括的連携に関する協定」を 令和2年11月27日に提携したことをお知らせ致します。
協定の背景について
一般社団法人全国古民家再生協会は全国に支部を有しており、古民家の再生・活用事業や空き家の課題解決を通して、地域の活性化を行ってきました。この度、39番目となる連携協定を尾花沢市と締結し、尾花沢市の空き家・古民家を活用した地域の活性化に力を併せて取り組むことを目的に連携協定が締結されました。
協定にあたって
尾花沢市には約300件の空き家が存在しています。毎年空き家対策の抜本的な対策を行おうと尽力しておりますが、まだまだ取り組まないといけないことは多くあります。空き家バンクを活用して、売買や賃貸借を促進しようとしておりますが、なかなか結果としては充分とは言えません。本協定を活かした地域の活性化を共に行っていきたいと考えております。(尾花沢市 菅根市長)
一般社団法人山形県古民家再生協会は2014年に発足し、約6年間、古民家鑑定事業を主な活動内容とし、古民家の再生・利活用に取り組んでまいりました。取り組みの成果として、移住につなげられたりと地域活性化につなげる取り組みを行ってきました。本協定が締結されたことで、さらなる地域活性化に向けて尽力したいと考えております。(山形県古民家再生協会 本多理事長)
尾花沢市ってどんなところ?
尾花沢市は雪・スイカ・花笠を中心に自然を活かした田園都市づくりを推進している市です。またその他にも米・スイカ・そばは寒暖の差が大きい本地域では美味しく良質なものが生産されており、近年では黒毛和牛の肥育頭数も8,000頭を超えるほど畜産産業も活性化しております。毎年8月15日には「尾花沢牛肉まつり」も開催されております。
本市には全国的にも有名な大正ロマン漂う「銀山温泉」や「徳良湖」をはじめとする観光スポットも多く存在し、食・観光・文化と様々な魅力を有した市であります。
古民家再生協会とは?
未来の子どもたちのために持続可能な循環型建築社会の実現を目指し活動している団体です。古民家の再生事業だけでなく、空き家対策や古民家の移築・住教育等の事業についても幅広く行っている。日本全国にパートナー企業がおり、そのネットワークを駆使し、未来の子どもたちのために持続可能な循環型建築社会の実現を目指し、各地域に根づいた社会公共性高い事業を推進しております。古民家鑑定士の資格を有した方々で構成される団体であり、他にも地域活性化を目的とした「伝統再築士」「空き家課題トータルコンサルタント」等の資格者が多数在籍している団体です。