【北海道 東川町】元文化庁長官が「日本」を探った書籍を町が発行。全国の高校に寄贈し「日本の心と叡智」を学ぶ

柳家さん喬、アレックス・カー、隈研吾など錚々たる顔ぶれと共に「日本人」について考える1冊

北海道東川町は、東川町文化芸術振興プロジェクト参与でもあり、元文化庁長官である近藤誠一氏が、「日本人」を大きなテーマに、さまざまな著名人をインタビューを重ねてまとめた書籍、「近藤誠一 全集 1巻」を発行しました。本書籍は、かまくら春秋社が制作・発売し、町が発行、そして全国の高校に寄贈することで、「日本(人)の心と叡智」を学び、世界をよりよい方向へ導く志を育んでいただくことを目的としています。

本著では、近藤誠一氏の視点を通して、各種業界の著名人を含む方々が対談形式により国の内外、各界で活躍する人びとの書を、東川町が発行することにより、国内外の文化芸術の振興を図ることを目的とし、広く文化芸術を後世に伝えていきます。本著は、受入団体からの企業版ふるさと納税等の財源を活用し、下記の目的の為に近藤誠一全集を刊行しました。

また、本著は全国の高校に寄贈します。全国の高校生の皆様に、「気候温暖化、パンデミック、格差の拡大」等の世界が一体となって立ち向かわなくてはならない沢山の課題が立ちふさがる今、この全集を配布し、読んでもらうことにより「日本(人)の心と叡智」を学び、世界をよりよい方向へ導く志を育んでいただくことを目的としています。

近藤誠一(こんどう・せいいち)氏について

1946年神奈川県生まれ。東京大学教養学科卒、1972年外務省入省。在米国日本大使館公使、OECD事務次長、外務省広報文化交流部長などを経て、ユネスコ大使、駐デンマーク大使、文化庁長官を務め、現在は近藤文化・外交研究所代表、外務省参与。国際ファッション専門職大学学長。北海道東川町芸術文化振興プロジェクト参与。2013年の富士山の世界文化遺産登録に力を注いだ。フランス レジオンドヌールシュバリエ章(2006年)、平成28年度瑞宝重光章。平成27年度日本アカデミア賞(国際部門)受賞、平成29年度情報文化賞国際芸術賞等受賞。2021年より、東川町文化芸術振興プロジェクト参与。

近藤誠一 全集

「近藤誠一全集 対談Ⅰ 日本人―和の目 洋の目」
■刊行協賛名 (掲載・公表に了承いただいた協賛名)
株式会社大林組、公益財団法人大林財団、(公財)大原美術館 名誉館長 大原謙一郎、村田機械株式会社、村田純一、銘木総研株式会社(五十音順・敬称略)

目次

はじめに 近藤誠一
伝統的な礼法や所作にみる日本人の特性 小笠原敬承斎/宇津木安来 
日本人と人情 柳家さん喬
日本人にとって美しさとは 高階秀爾
日本人の科学する心とは 野依良治
日本人とVR(仮想現実) 廣瀬通孝
茶の湯に見る日本人のこころ 熊倉功夫
西欧芸術と日本人 ―ロンドンの舞台から見た日本人論 吉田都
日本の工芸と西欧の工芸 ―その違いにみる日本文化の本質 内田篤呉
先住民族にわれわれは何を学ぶか 月尾嘉男
明治維新期のアメリカに見る日本人像 マーティン・コルカット
海外から見た日本の魅力 グレン・S・フクシマ
ポストコロナ時代の欧州ファッションの行方 リシャール・コラス
日本古典と感染症 ロバート・キャンベル
医療現場から見た日本人論 堀江重郎
日本人にとっての生と死 玄侑宗久
建築と文明 ―ポストコロナの建築を問う 隈研吾
日本人とキリスト教 前田万葉
美しき日本の再生について アレックス・カー
日本人であることの意識 加藤登紀子


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