【名城大学】地域住民を対象に薬学部が公開講座「健康づくりのための健康実践教室」を開催
生活習慣病の予防や改善、健康づくりを支援 効果の科学的検証も
本学周辺に在住する地域住民の方々を対象にした薬学部の公開講座「健康づくりのための健康実践教室」が、八事キャンパス体育館で開催されています。生活習慣病の予防や改善、健康づくりに役立ててもらおうという狙いで、毎週1回、受講者が体を動かして心地良い汗を流しています。
「健康づくりのための健康実践教室」は2017年10月から始まり、現在は毎年5~7月と10~12月に開催しています。受講者の健康づくりの支援に加えて、健康運動の効果を体力医学、健康科学の観点から科学的に検証する狙いもあり、今回も5月13日の第2回で体力・身体機能測定を行い、7月15日の最終回でも再び測定して健康運動実践の効果をデータで確かめることができます。
柔軟運動に筋トレ、有酸素運動を実践 「体が軽くなってきています」と受講者
今回は5月8日から7月15日までの全12回で開催しており、約30人が受講。薬学部健康・スポーツ科学研究室の梅田孝教授と経済学部の小泉和也准教授、招聘講師の梅田洋子さんが指導し、公益財団法人日本体操協会公認の「一般体操指導員」の資格を持ち、将来、「健康サポート薬局」で地域住民の健康づくりをサポートすることになる薬学部6年の学生も掛け声をかけたり、一緒に体を動かしたりしています。
運動メニューは、佐藤弘道特任教授が考案・指導したDVD教材「健康サポート体操」をベースに、柔軟運動と筋力トレーニング、持久力を高め、脂肪を燃焼させる有酸素運動で構成されています。5月29日の第5回の講座では、受講者はストレッチから始まり、タオルを使ってジャンプしたり体をひねったりする「タオル体操」、ボールを使って腹筋や背筋、胸の筋肉などを強化する運動などに熱心に取り組んでいました。
受講者からは「教室が終わった時には爽快感があります」「回を追うごとに体が軽くなってきています」などと好評です。梅田教授は「健康実践教室に参加することで、運動の楽しさ、大切さを知り、健康長寿や生活習慣病の予防、改善に向けた運動習慣の獲得のきっかけづくりになれば」と話しています。
今年10月からの健康実践教室は9月上旬から募集を始める予定です。