2016年までに中国におけるスマートメーターの設置台数は2億8000万台へ、新技術が競い合う
株式会社グローバル インフォメーションは、インスタットが発行した報告書「Getting Smart on Worldwide Smart Meter Communication Technology (世界のスマートメーター通信技術)」の販売を開始しました。
世界における送電グリッドの近代化には、電力網の多くの部分が100年以上前のものでもあり、長い時間が費やされています。近代化は簡単ではなく、膨大な費用も必要です。世界の電力系統は老朽化しており、近代化を必要としているだけでなく、電気使用量の増大にもかかわらず、これ以上の発電所を建設することが困難であるため、スマートグリッドへのアップグレードは必須となっています。
スマートグリッドを導入するには、何億ものスマートメーターが必要です。世界各地で、スマートメーターの設置は進んでおり、とくに中国市場では大規模に展開されています。インスタットの当報告書では、2016年までに中国でのスマートメーターの設置台数は、2億8000万台に達すると予測しています。
「スマートメーターは、スマートグリッドへの転換の要です。インフラ整備や顧客教育も大切ですが、まず初期段階では、スマートメーターの設置が最も重要です。」と、リサーチ・ディレクターであるAllen Nogeeは話します。「スマートメーターにより、ユーティリティー企業は多様な電気料金体系の提供や、メーター計測コストの大幅な削減が可能となります。これらによって、その他の変更が全くないとしても、結果的にはスマートメーターの導入経費をまかなうことができます。大量のスマートメーターの設置が予測されているおり、必然的に多くの付随する新技術が開発されています。」
当報告書の調査結果:
•世界中で、ユーティリティー企業とスマートメーター間の接続には電力線を利用することが主流となっていますが、セルラー、ホワイトスペース、未認可周波数帯を使用しメッシュ網で作動する独自の方法など、さまざまな無線方式が増加すると予測されます。
•世界最大のエネルギー消費国である中国は、最大のスマートメーター市場でもあります。
•米国のスマートメーター設置数は、景気刺激対策費によりユーティリティ企業がスマートメーターの設置を促進している2011年までをピークとして、それ以降は減少します。 しかし、世界各地において、スマートメーターの設置は増加し続けるでしょう。
世界のスマートメーター通信技術
Getting Smart on Worldwide Smart Meter Communication Technology
http://www.gii.co.jp/report/cg209138-getting-smart-on-worldwide-smart-meter.html
出版日 2011年08月
発行: インスタット
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