オラクル、通信・メディア業界向けの請求、収益管理アプリケーション「Oracle Communications Billing and Revenue Management」を日本で提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町、代表取締役社長:新宅正明)と日本オラクルインフォメーションシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区永田町、代表取締役:ディック・ウォルベン)は、通信・メディア業界向けの請求、収益管理アプリケーションの最新版「Oracle Communications Billing and Revenue Management Release 7.3(オラクル・コミュニケーションズ・ビリング・アンド・レベニュー・マネジメント リリース7.3)」を日本でも提供開始することを発表します。
「Oracle Communications Billing and Revenue Management」は、オラクル・コーポレーションが2006年4月に買収したPortal Software社の製品を、オラクルとして機能強化と拡充を実装した上で提供するものです。すでにPortal Softwareは、通信およびメディア業界向けに世界規模で提供しており、世界で450システムの導入実績を誇ります。同システムを利用し、固定電話、移動体通信、ブロードバンド、ケーブル、VoIP、IPTV、音楽やビデオなどの幅広いサービスを管理できます。リアルタイムな請求、収益管理により、通信業者やサービス・プロバイダの新サービスの迅速な市場投入や運用、管理コストの削減を支援します。
最新版では、システムの運用管理機能、リアルタイムな課金を行うための技術基盤や業務管理機能において、以下のような機能強化が実装されています。
1.システム運用管理機能:米国ヒューレット・パッカード社のシステム統合管理ツール「HP Software」との連携により、サーバーの集中管理機能が拡充されています。また、オープンなAPI(*1)の提供により他の運用監視製品との統合も容易に実現可能です。
*1 API(Application Program Interface):ソフトウェアの開発を行う際に使用される機能を集めた命令や関数の集合体
2.リアルタイム課金の技術基盤強化:インテリジェント・ネットワーク(*2)とネットワークユーザー認証プロトコル「Diameter」との直接的な通信により、プリペイド携帯電話のリアルタイムな残高管理や、「AAA(Authentication:認証、Authorization:許可、Accounting:課金)」における端末とサーバーの通信遅延の低減を実現しています。また、プリペイド携帯電話の課金管理サーバーにおける高可用性を強化し、システムを止めることなくメンテナンスすることも可能になりました。
*2 インテリジェント・ネットワーク: ネットワーク上の各種端末が高度に結合され、多種多様なサービスを行うという技術
3.業務管理機能の強化:任意の月数での請求サイクルの設定や加入者毎に合わせた個別の価格プラン設定が可能になります。
●「Oracle Communications Billing and Revenue Management」概要
−提供開始日:2007年3月19日
−対応プラットフォーム:Microsoft Windows, Solaris, HP-UX, Linux
−お問い合わせ:Oracle Direct TEL: 0120-155-096
■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 広報部 石川
TEL: 03-6238-8179 / FAX: 03-5213-6990 / E-mail: Junko.Ishikawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press
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