毎月22日は禁煙の日 「受動喫煙」でがんリスク増?当社専属保健師が解説、病気のリスク

セントラルメディエンス、「産業医ラボ.com」コラム更新のお知らせ

 産業医と企業をマッチングするサービス展開するなど、企業のヘルスケアをサポートする産業医ラボ.comを運営する株式会社Central Medience(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中川隆太郎、以下産業医ラボ.com)は、当社専属保健師による「受動喫煙」に関するコラムを更新しましたのでお知らせいたします。

 毎月22日は、禁煙の日です。今月から5月の世界禁煙デーまで毎月22日に「禁煙」に関するコラムを更新していきたいと思います。今月は、受動喫煙とは?どんな病気のリスクがあるかなど「受動喫煙」について当社専属保健師がご紹介します。




■受動喫煙とは?

 受動喫煙とは、文字通り「受け身」の「喫煙」です。
自分が燃焼や加熱することにより、たばこから煙を発生させるのではなく他人のたばこの煙にさらされてしまうことが「受動喫煙」です。


■受動喫煙が問題となり、健康増進法が改正

 社内や、学校・病院における受動喫煙の状況が問題となり、2018年(平成30年)健康増進法の一部が改正されました。その内容は大まかに、

①「望まない受動喫煙」をなくす

受動喫煙が他人に与える健康影響と、喫煙者が一定程度いる現状を踏まえ、屋内において、受動喫煙にさらされることを望まないものがそのような状況に置かれないようにすることを基本とする。


②受動喫煙による健康影響が大きいこども、患者などに特に配慮

子どもなど20歳未満の者、患者などは受動喫煙による健康影響が大きいことを考慮し、こうした方々が主たる利用者となる施設や、屋外について、受動喫煙対策を一層徹底する。


③施設の種類・場所ごとに対策を実施

『望まない受動喫煙』をなくすという観点から、施設の類型・場所ごとに、主たる利用者の違いや、受動喫煙が他人に与える健康影響の程度に応じ、禁煙措置や喫煙場所の特定を行うとともに、掲示の義務付けなどの対策を講じる。

出典:厚生労働省 健康増進法の一部を改正する法律(平成30年法律第78号) 概要
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000469083.pdf


■なぜ、受動喫煙がいけないの?

○受動喫煙によってリスクが高まる病気には肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群 (SIDS)があります。
○年間15,000人が、受動喫煙を受けなければ、これらの疾患で死亡せずに済んだと推計されています。

出典:厚生労働省 受動喫煙による健康影響について
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000338604.pdf


吸わない人にとっては、衣服に着いたタバコのにおいも不快になる方もおられます。喫煙所でご自身が他の人の副流煙を浴びることもあります。禁煙できるとご自身の健康、周りの方の健康を守ることになりますので、これを機会に禁煙してみませんか?

また、ご存じかと思いますが、法令を守らなかった場合、過料が課せられる場合があります。

出典:厚生労働省 改正法のポイント なくそう!望まない受動喫煙。
https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/point/#anchor8


■まとめ

 今一度、本当に喫煙がご自身にとって有益なのか?考え直していただけないものでしょうか?
次回3月の禁煙コラムでは、紙タバコ、加熱式タバコの有害成分についてお話しさせていただきます。




■ 執筆 ■
小岩 統子 こいわ とうこ
株式会社Central Medience 産業医ラボ.com専属保健師

臨床にてICU・内科・訪問看護を5年ほど経験したのち、健康保険組合・企業などにて13年間産業保健師として活躍。
現在は、当運営会社 株式会社セントラルメディエンスに入社し、産業医ラボ.comの専属保健師として活躍している。


・ 会社名:株式会社Central Medience
・ 代表者:代表取締役 中川隆太郎
・ 所在地:〒221-0052 横浜市神奈川区栄町2-9 東部ヨコハマビル3F
・ 事業内容:産業医紹介、メンタルヘルス対策、医療コンサルタント事業 他
・ 公式HP:https://www.corivapartners.com/field-veritasjapan


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