世界の脱塩市場、2020年には524億米ドルへ
株式会社グローバルインフォメーションは、SBIが発行した報告書「World Desalination Components and Technologies (世界の脱塩コンポーネントおよび技術市場)」の販売を開始しました。
水供給量の枯渇、水需要の増加によって、「世界における脱塩技術市場は2010年の125億米ドルから2020年には524億米ドルと320.3%の成長をすると推定されます。エネルギー市場の調査会社、SBIの当報告書によると、膜技術・逆浸透膜市場の成長率が最大で、2020年までに394億6000万米ドルに到達すると予測しています。
世界人口は2010年における68億5000万人から2020年には75億2000万人まで増加すると推定されており、農業用水の需要や都市化が、世界中で一人当たりの水消費量を増加させ、淡水の供給量を枯渇させています。当報告書では、工業化が高度な水抽出技術を広め、急速に水資源を枯渇させていると分析しています、
「経済発展と人口増加が脱塩技術を促進する最大の要因です」とSBIエネルギーのShelly Carrは述べています。「世界中で最も重要な資源である水資源の枯渇に対する代替手段として、この市場は爆発的に成長しています。」。
脱塩技術は、海水や半塩水から塩分やその他のミネラルを取り除き、淡水を生産する技術で、熱処理技術、および海水や半塩水から塩分を分離させる半透膜を利用した膜技術の2種類があります。当報告書では、脱塩にかかる費用は消費されるエネルギー量に大きく影響されるため、エネルギー効率の良い膜技術、特に逆浸透ろ過が最も実行可能な技術として分析しています。
「逆浸透、精密ろ過、限外ろ過およびナノろ過を含む膜技術は運用コストが低いので、魅力的な技術として採用され、熱処理技術分野より一層大きく成長するでしょう。」とCarrは話します。
SBIエネルギーの当報告書「世界の脱塩コンポーネントおよび技術市場」は脱塩技術市場における2020年までの分野別市場データ、成長分野および主要企業15社のプロファイルや市場動向、成長要因を分析し、提供しています。
世界の脱塩コンポーネントおよび技術市場
World Desalination Components and Technologies
http://www.gii.co.jp/report/sbi207707-world-desalination-components-technologies.html
出版日 2011年08月
発行: SBI
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