6月4日は「むし歯の日」 歯みがきをしていれば、むし歯が防げるはウソ!? 世界で最も多い疾患の予防に効果的な方法とは?

セントラルメディエンス、コラム更新のお知らせ

 医療従事者のマッチングや医療品の卸、医療機関のトータルサポート事業を展開する株式会社セントラルメディエンス(本社:東京都港区、代表取締役:中川隆太郎、以下「当社」)は、「むし歯の日」についてご紹介するコラムを更新いたしましたのでお知らせいたします。
 

 
 6月4日は「むし歯の日」です。ほとんどの方がむし歯になり歯科に通院した経験があるかと思います。こどもは学校で定期的に歯科検診があり、むし歯があった場合はすぐに対応ができますが、大人は痛くなったり不調が生じてはじめて通院する方も多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは、むし歯とは?むし歯になると他にどんなことが起きるのか、効果的な予防方法などもご紹介します。

 


 

■むし歯とは

 むし歯は世界で最も多い疾患として知られており、未治療のむし歯は日本でも多くの人に存在します。さらに近年は高齢者において、むし歯は増加しています。
むし歯は極めて罹患率が高く、多くの人が生涯のうちに一度はかかる疾患です。痛みを伴い、自然治癒をしないため治療が必要になります。ゆっくりと進行し、小児に多発しますが、大人でもよく発症します。
 
むし歯は細菌が糖質をもとに作り出す酸が歯を溶かすことで生じます。唾液は酸を中性に近づけたり、溶けかけた歯を修復する役割を持ちます。多くのむし歯は歯の間や奥歯の溝から発生し、特に溝の細菌は歯磨きでは取り除けません。そのため歯磨きをしていれば、むし歯が防げるという常識は現在では正しくないことが分かっています。さらに生物医学的原因だけでなく、社会環境・生活環境の重要性が認識されつつあります。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット むし歯
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth-summaries/h-02
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット むし歯の特徴・原因・進行
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-001.html
 

■歯が無くなる原因の4割以上は、むし歯由来!

 歯が抜けたり、歯医者で抜歯をする原因の4割以降がむし歯由来によるものです。
 

●抜歯の主原因(全体)と抜歯の主原因別にみた抜歯数(年齢階級別、実数)

年齢が上がると歯周病も増えてきますが、20歳~40歳代は半数以上がむし歯由来で歯が失われているのが分かります。

出典:厚生労働省 口からはじめる生活習慣病予防
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000124752.pdf
 

■むし歯予防に効果的な方法とは

 では、むし歯を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?むし歯を作る要因は、歯の質・細菌(むし歯原因菌)・食物(砂糖)の3つにまとめることができます。それぞれの要因に対応する形でむし歯予防法は、フッ化物を経口で摂取・シーラント・歯みがきの励行・糖分を含む食品の摂取頻度の制限です。
 

●フッ化物が配合された歯磨き粉を効果的に利用する

・歯磨き粉をつける量は?
 → 使用量は1gを目安に 
 
・歯をみがく順番は?
 → むし歯になりやすい奥歯から
 
・すすぎの回数
 → フッ化物を洗い流さないように
 
・1日2回以上、就寝前が有効

 

 

 

●フッ素を塗布する

 比較的高濃度のフッ化物溶液やゲル(ジェル)を歯科医師・歯科衛生士が歯面に塗布する方法です。乳歯むし歯の予防として1歳児から、また成人では根面むし歯の予防として実施されています。矯正治療中の患者さんや唾液流量の低下している人など、むし歯になるリスクの高い人に対して他のフッ化物応用法に加えて実施されています。
 

●シーラント

 シーラントは、奥歯の溝を物理的に封鎖したり、シーラント材の中に含まれるフッ化物により再石灰化作用を促進したりするむし歯予防法です。4年以上で約60%のむし歯予防効果が認められ、特にフッ化物との併用によってむし歯予防効果はさらに増加します。むし歯発症リスクの高い歯に行うと特に有効です。

 

●砂糖の取り過ぎには注意

 砂糖は、むし歯のリスク・ファクターのひとつであり、摂取方法によってむし歯の発症に影響を与えます。むし歯予防には、砂糖の量を減らすこと、およびその回数を減らすことは効果的です。ただし、砂糖を制限するだけでは、むし歯予防対策として不十分なため、フッ化物配合歯磨剤の利用など併せて取り組むことが大切です。また砂糖の過剰摂取は肥満にもつながることから、生活習慣病予防対策の一環として取り組むことも効果的です。スクロース(砂糖)などの発酵性糖質に替わってむし歯の原因にならない代用甘味料を上手に利用することが、むし歯予防にとって重要です。いろいろな代用甘味料が開発されていますので活用してみてはいかがでしょうか。
 

■まとめ

 厚生労働省では、「8020運動」を提唱しています。80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという運動です。
なぜ20本かというと「自分の歯で食べられる」ために必要な歯の数が20本だそうです。そのためには、むし歯予防や早期の治療が重要となってきます。みなさま是非この機会に、歯科でご自分の歯のチェックやメンテナンスを行ってみましょう。
 

厚生労働省:e-ヘルスネット 8020運動とは
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-01-003.html
 


 

株式会社Central Medience

代表者:代表取締役 中川隆太郎
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング EAST棟8階
事業内容:メディカルサポート、メディカルキャリア、医療経営等のソリューション提供 他
公式HP:https://centralmedience.com/ 

 


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