花粉症対策の新たな選択肢は「酢酸菌(さくさんきん)」  レンチンで簡単!花粉症対策レシピを「酢酸菌ライフ」  WEBサイトで公開

2019-12-13 14:30

お酢づくりの命である「酢酸菌」の健康作用に注目した情報発信をおこなっている酢酸菌ライフは、最新の研究から、酢酸菌に花粉症症状の改善効果が確認されていることから、来る花粉シーズンに向けて、12月13日(金)に「酢酸菌を摂ろう!花粉症対策レシピ」を酢酸菌ライフWEBサイトで公開しました。

▼酢酸菌を摂ろう!花粉症対策レシピ(「酢酸菌ライフ」WEBサイト)
URL: https://sakusankin-life.jp/

酢酸菌を摂ろう!花粉症対策レシピ

花粉症は、花粉自体が身体に直接影響を与えるのではなく、免疫システムのエラーにより発症します。免疫システムを正しく機能させることが大切です。腸には、身体全体で7割もの免疫細胞が集まっているといわれており、発酵食品などに含まれる多様な菌を腸などの消化器官に取り込むことを意識した、“食べる菌体験”は免疫バランスを整えることが期待されています。

中でも、「酢酸菌」は花粉症患者に対する臨床試験で鼻づまりの不快感を改善する*など、花粉症症状の改善効果が研究により新たに発見されました。「酢酸菌」は、アルコールをお酢に発酵させる菌として知られていますが、一般的なお酢は、製造過程でろ過の工程を経て出荷されるため、酢酸菌はほとんど含まれていません。最近では、あえて酢酸菌を残した伝統的なお酢である「にごり酢」づくりに挑戦している蔵元もあり、今回は「にごり酢」をレシピで取り入れています。

今回のレシピは、お酢などの発酵食品の魅力を栄養面から発信されている、管理栄養士の望月理恵子先生が監修。全4品となるレシピは、レンチンで簡単に作れるなど、毎日の生活で手軽に作れることをポイントに監修いただきました。年の瀬、イベントも多いこの時期は、免疫バランスが崩れがちです。簡単・手軽な花粉症対策レシピを、ぜひお試しください。

  • 上條ら, 酢酸菌(Gluconacetobacter hansenii GK-1)はスギ花粉による鼻の不快感を軽減する-無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験-, 2019

  • 管理栄養士・望月理恵子先生監修 - 酢酸菌を摂ろう!花粉症対策レシピ

▼豚肉と野菜たっぷりレンジ蒸し

豚肉と野菜たっぷりレンジ蒸し

材料2人分

もやし 100g(1袋)
豚バラ 120g
キャベツ 2枚
人参 1/2本
ほうれん草 4株
塩胡椒 少々
にごり酢 小さじ2
*タレ
にごり酢 大さじ2
梅干し(梅肉) 1~2個(20gほど)
しょうゆ 大さじ1

作り方

  1. 豚バラは5~6cmに切り、塩胡椒、にごり酢小さじ2を全体にかける。
  2. キャベツはざく切り、人参は5cmほどの千切り、ほうれん草は5cmほどに切る。
  3. 皿にもやし、2の野菜、豚バラの順にのせ、ラップをふんわりとかけて野菜に火が通るまでレンジにかける。(おおよそ600W 5分)
  4. タレの材料を混ぜ、3にかけて出来上がり。

花粉症予防に、酢酸菌を含む酢、免疫機能を正常に維持するタンパク質、亜鉛、ビタミンB1が入った豚肉と、花粉で弱った粘膜を保護・強化するβ-カロテンが多い緑黄色野菜がたくさん摂れる1品です。

POINT

お酢はレンジ前後の2回使用します。レンジで蒸す前にお酢をかけることで風味を付け、さらにお肉を柔らかくすることができます。

▼ダブル発酵 酢トック ザーサイ

ダブル発酵 酢トック ザーサイ

材料 5食分(1食 20g想定)

ザーサイ 100g
シソ 5枚
*タレ
ごま油 大さじ1/2
醤油 小さじ1/2
豆板醤 小さじ1/2(辛いのが苦手な方は少なめ)
砂糖 少々
にごり酢 大さじ1・小さじ1

作り方

  1. ザーサイはキッチンペーパーで水気を軽く拭き取る。
  2. シソは粗みじん切りにする。
  3. タレの材料を混ぜ、1・2と混ぜる。

花粉症予防に、酢酸菌を含む酢、発酵食品のザーサイがダブルで摂れるメニューです。さらにシソを使用しているので、アレルギーの抑制も期待できます。酢を使うことで、冷蔵庫で1週間ほど保存可能な作りおきできる1品です。

POINT

ザーサイはメンマで代用可。豆板醤がない時は、味噌大さじ1、醤油小さじ1/2、唐辛子小さじ1を。お好みでミョウガ1本(15g)を加えてもおいしいです。

▼ながいものトロトロ汁

ながいものトロトロ汁

材料2人分

長芋  100g +40g
青のり 少々
にごり酢 小さじ2
*スープ
だし汁 2カップ
にごり酢 大さじ2
醤油  小さじ2

作り方

  1. 長芋40gを千切りにし、にごり酢小さじ2をかけておく。
  2. スープの材料を鍋に入れ、沸騰させてから3分煮る。そこに、すりおろした長芋100gを入れさらに3分煮る。
  3. 火からおろし、器にいれたあと、1と青のりを加えて出来上がり。

花粉症予防に、酢酸菌を含む酢、さらに鼻やのどの粘膜の保護・強化になる長芋をダブルで摂れる花粉症対策強化メニューです。スープの温度と長芋のとろみで身体も温まります。

POINT

酢をかけることで、長芋のポリフェノールの酸化による変色を防ぎます。長芋の食感を楽しみたい場合は、粗くすりおろして、トロトロ感を楽しむ場合は、細かくすりおろします。

▼ベリーヨーグルト酢ムージー

ベリーヨーグルト酢ムージー

材料2人分(1人 180ml)

バナナ 1本(100g)
冷凍ミックスベリー 1カップ(約120g)
にごり酢 大さじ2
牛乳 1/2カップ(100cc)
ヨーグルト 100g
はちみつ 小さじ1程度をお好みで

作り方

  1. 冷凍ミックスベリーをにごり酢に10分ほどつけておく。
  2. ミキサーに1と残りの材料を全て入れ、なめらかになるまで攪拌(かくはん)したら、出来上がり。

酢酸菌と乳酸菌の組み合わせで、より高い免疫活性効果が期待できます。さらにトッピングで抗酸化作用の高いベリーを一緒に摂ることで免疫機能の働きをサポートします。

POINT

酢には苦味を取り除く働きもあるので、あらかじめ冷凍ミックスベリーを酢に漬けておくと、ポリフェノールの苦味が緩和します。バナナも冷凍しておけば、フローズンデザートとしても楽しめます。

◆監修者プロフィール
望月理恵子先生(管理栄養士)

望月理恵子先生 

健康検定協会 理事長、小田原銀座クリニック 栄養顧問、山野美容芸術短期大学 講師、服部栄養専門学校 特別講師、日本臨床栄養協会 評議員 等、栄養学と美容学の分野で活動。株式会社Luce 代表取締役。著書に「健康管理する人が必ず知っておきたい栄養学の○と×」「やってはいけない食べ方」等。その他、テレビや雑誌などを通して日常生活に密着した健康知識・栄養情報を発信中。一般の人が正しく健康の知識を学べる「健康検定認定試験」「子ども健康検定」を主宰。

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