「水にかかわる生活意識調査」結果レポート 第24回定点調査、「水問題」の認知率が低い結果に
~調査期間:6月7日~12日/対象エリア:東京圏・大阪圏・中京圏~
設立20年目を迎えたミツカン水の文化センター(東京都中央区新川1-22-15 茅場町中埜ビル 株式会社Mizkan Partners 広報部内)では、本年6月中旬に、東京圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、大阪圏(大阪・兵庫・京都)、中京圏(愛知・三重・岐阜)の在住者1,500名を対象に、平成30年度「水にかかわる生活意識調査」を実施し、このほど集計結果をまとめました。
今回は、貧困や格差解消を目指すグローバルな取り組みとして昨今注目されている「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」に深く関わる「世界の水問題」をテーマに、その認知を探るための設問をはじめ、「日常の水意識」に関する新たな設問を加え、調査を実施しました。また、昨年に続き、当センターのアドバイザーであり、東京大学国際高等研究所・サステイナビリティ学連携研究機構教授の沖 大幹先生に、調査結果を受けての解説をいただきました。
「水にかかわる生活意識調査」は、センター設立に先立ち、1995年に第1回を実施して以来、ほぼ同じ内容で毎年6月に行っている定点調査で、今回が24回目となります。日常生活と水とのかかわりや意識、水と文化などについてアンケート形式で調べるという手法により、生活者の実感としての水の諸相を明らかにしようというものです。[今回の調査データおよび過去(第1回~23回)の集計概要は、別途HPで紹介しています。]
《調査結果》
【1】一般生活者のSDGsへの関心度は今ひとつ?
世界の水問題に対する低認知率が明らかに
…「水道水をそのまま飲める国はごくわずか」(67.1%)以外は、いずれも認知率が3割未満
【2】節水意識がますます低下
…“節水していない人”が6割に迫る過去最高値に
【3】節水する理由は“環境配慮”より“節約”?
…全体の6割超が「水道料金節約のため」と回答
…「汚れた水を流さないため」や「環境保全のため」は1割前後の回答率
〔解説〕Oki' s View
…沖 大幹先生による解説
《結果の抜粋と掲載ページ》
■調査概要 :2ページ
世界の水問題と日常における水意識
◇家庭で1日に使っていると思う水の量
“200リットル以下”の回答者が7割超 :3ページ
◎沖 大幹先生による解説~Oki' s View~ (1) :3ページ
◇“節水していない人”が過去最高の
6割近くまで増加…トピック【2】 :3ページ
◇節水する理由は“環境配慮”より“節約”?
6割超が「料金節約のため」…トピック【3】 :4ページ
◎沖 大幹先生による解説~Oki' s View~ (2) :4ページ
◇世界の水問題の認知「水道水をそのまま飲める国は
ごくわずか」は約7割も、飲めない国の実態など
その他の項目は3割満たず…トピック【1】 :5ページ
◎沖 大幹先生による解説~Oki' s View~ (3) :5ページ
◇日本で深刻だと認識している水問題
「知っていることはない人が約3割 :6ページ
◎沖 大幹先生による解説~Oki' s View~ (4) :6ページ
◇環境保全のために取り組むべきだと思うこと
“無駄をなくす”取り組みが上位 :7ページ
水道水に関する意識
◇水道水の評価が、7点台を回復し7.05点に :7ページ
◇水道水への不満は「不満なし」の回答率が約5%減少 :8ページ
水と生活・文化
◇水と関わりの深い日本の文化「水道インフラ」が4年連続1位に :8ページ
◇水や自然に関する祝日・記念日「水の日」の認知上がらず2.7%:9ページ
調査概要
第24回(平成30年度) 「水にかかわる生活意識調査」
◆調査対象数:1,500票
◆調査対象者:東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)、大阪圏(大阪、兵庫、京都)、中京圏
(愛知、三重、岐阜)に居住する20歳代から60歳代の男女
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査期間 :平成30年6月7日(木)~6月12日(火)
◆回収数(人):
〔この件に関するお問い合わせ先〕
ミツカン水の文化センター 松本・青木
〒104-0033 東京都中央区新川1-22-15 茅場町中埜ビル
株式会社Mizkan Partners 広報部内
TEL: 03-3555-2607
FAX: 03-3297-8578
URL: http://www.mizu.gr.jp