シネマカメラでますます採用が進むラージフォーマットセンサー(*1)の魅力を最大限に引き出す! 圧倒的な解像力、美しいボケ味、ハイダイナミックレンジを活かした豊かな階調を実現し、高いクオリティの映像制作をサポート  シネマカメラ用ズームレンズ「Premista(プレミスタ)」シリーズ新登場

第一弾として、焦点距離28-100mmをカバーする標準ズームレンズ「FUJINON Premista28-100mmT2.9」を発売

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、シネマカメラ用レンズとして、ラージフォーマットセンサー(*1)に対応し、圧倒的な解像力、美しいボケ味、ハイダイナミックレンジを活かした豊かな階調を実現するズームレンズ「Premista(プレミスタ)」シリーズを新たにラインアップします。「Premista」シリーズは、シネマカメラで採用が進んでいるラージフォーマットセンサーの魅力を最大限に引き出し、高いクオリティの映像制作を強力にサポートします。
今回、同シリーズの第一弾として、焦点距離28-100mmの標準ズームレンズ「FUJINON Premista28-100mmT2.9」(以下、「Premista28-100mm」)を2019年8月に発売します。また、2019年中に焦点距離80-250mmの望遠ズームレンズ「FUJINON Premista80-250mmT2.9-T3.5」(以下、「Premista80-250mm」)をラインアップに加え、28-250mmの幅広い焦点距離をカバーしていきます。

シネマカメラ用ズームレンズ「Premista(プレミスタ)」シリーズ新登場

◆詳細はWebページでご覧ください。
https://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1411.html?link=atp

近年、ハリウッド映画をはじめ、高いクオリティの映像を制作する現場において、美しいボケ味や、ハイダイナミックレンジを活かした豊かな階調による映像表現が可能な撮影機材が求められており、ラージフォーマットセンサーを搭載したシネマカメラの導入が進んでいます。同センサーに対応する単焦点レンズが多く使用されている中、1本で幅広い撮影シーンに対応する、優れた運用性を備えた高性能なズームレンズの需要が高まっています。
今回新たにラインアップする「Premista」シリーズは、ラージフォーマットセンサーに対応するシネマカメラ用ズームレンズです。大口径非球面レンズと新開発のフォーカス・ズーム方式を採用し、映像の中心部から周辺部まで圧倒的な解像力を発揮。ラージフォーマットセンサーの特長である浅い被写界深度と13枚絞り羽根により、自然で美しいボケ味も実現するため、被写体の質感や立体感、その場の空気感まで描写します。さらに、独自の光学設計を駆使してフレアやゴーストを徹底的に抑制しており、ハイダイナミックレンジを活かした豊かな階調の映像を撮影できます。また、長年培ったシミュレーション技術による機械設計と、ミクロンオーダーで加工した部品を高精度に組み立てる生産技術により、プロの過酷な撮影環境に耐えられる高い堅牢性と小型軽量を両立しています。このほか、フォーカスリングの回転角を幅広い280度に設計。リングを回す際の滑らかなトルク感も備え、精緻なフォーカシングを可能にするなど、快適な操作性を発揮します。
当社は、「Premista」シリーズの第一弾として、28-100mmの焦点距離全域でT2.9(*2)の明るさを実現する標準ズームレンズ「Premista28-100mm」を8月に発売します。本レンズ1本で、ユーザーの使用頻度が高い単焦点レンズ6本分(*3)の焦点距離をカバーし、さまざまなシーンでの撮影をサポートします。また、焦点距離80-250mm、T2.9-3.5の望遠ズームレンズ「Premista80-250mm」も2019年中にラインアップに加え、28-250mmの常用焦点距離をカバーし、撮影シーンをさらに拡大していきます。
富士フイルムは、写真・映画用フィルムの国産化を目指して1934年に創業して以来、シネマ業界をリードし続けてきました。また、2000年からシネマカメラ用レンズの開発に取り組んでおり、卓越した描写力などで世界中の映画、CM、テレビドラマの制作現場において高い評価をいただいています。なかでも、高性能なシネマカメラ用ズームレンズの開発において、映像の高画質化などに貢献してきた功績が認められ、2017年に米国テレビ芸術科学アカデミーよりエミー賞を受賞しました。既存の「HK/ZK/XK/MKレンズ」シリーズと、今回新たにラインアップする「Premista」シリーズで、制作現場の多様なニーズに応えていきます。

*1 対角の長さが43.2-46.3mmのイメージセンサー。シネマカメラで標準的なフォーマットであるスーパー35mmセンサーよりも大型なセンサーです。
*2 F値と透過率を考慮して表したレンズの明るさを示す指標。数値が小さいほど明るいレンズであることを表します。
*3 ラージフォーマットセンサーに対応し、29mm、35mm、40mm、65mm、85mm、100mmの焦点距離を持つシネマカメラ用単焦点レンズ6本。

富士フイルムニュースリリース一覧
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