日本分析機器工業会、分析化学を通じた社会貢献活動が 「化学コミュニケーション賞2017審査員特別賞」を受賞

一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA 所在地:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町1-12-3、会長:栗原 権右衛門/日本電子株式会社 代表取締役社長)は、化学コミュニケーション賞2017審査員特別賞を受賞しました。表彰式は2018年3月7日(水)に化学会館にて開催されました。

化学コミュニケーション賞2017は一般社団法人日本化学連合が主催、株式会社化学工業日報社、一般社団法人化学情報協会、一般社団法人日本サイエンスコミュニケーション協会の共催、国立研究開発法人科学技術振興機構の後援により開催され、化学を通じて社会発展のために貢献した啓発・情報発信の活動に対して表彰されるものです。今回は15件の応募のなかから、化学コミュニケーション賞3件(団体1件、個人2件)と当工業会の活動である「中高生を対象とする機器分析の実習による分析化学の啓発活動」が審査員特別賞1件(団体)の受賞となりました。

この活動は、当工業会の技術委員会の活動のひとつで、首都圏の中高生60~70名を対象とした分析機器の実習セミナー「JAIMAサマーサイエンススクール」として、毎年夏休みの時期に開催しているもので、2012年より開始、今年度で6回目の実施となります。活動に当たっては、大学、高校関係者の協力、一般社団法人日本臨床検査薬協会の協賛を得て、会員企業からは、多数の各種分析機器の提供を受けて運営しています。身近な試料を用いた実際の分析を主体としており、科学を身近に感じてもらうことを通じて、機器分析の重要性について伝える活動となっています。

参加した生徒の皆さんからは、「分析機器の重要性について学ぶことができた。」「次年度も参加したい。」と好評を得ています。通常では、使用する機会がない先端的な分析装置を用いて、実験・実習を行っていることが高い評価につながっています。

当工業会では、今後も中高生向JAIMAサマーサイエンススクールなどの分析機器に関する啓蒙活動・情報発信を、幅広く、継続的に取り組んでいきます。

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