マレーシア首相官邸主導の国家プロジェクト「SMARTプロジェクト」日本における本格稼働

2021-09-27 14:30

マレーシア首相官邸機関(TERAJU：テラジュ)が主導するサラワク州特産品の海外進出プロジェクト「SMARTプロジェクト」は、2020年にマレーシア・サラワク州の特産品の厳選をはじめ、今年9月に国内での販売を開始致しました。

SMART(スマート)プロジェクトとは

TERAJUの担当する国家プロジェクト。
マレーシア・サラワク州の特産品を日本市場に参入させる事で、サラワク州内の一次産業(農家)から製造加工、食品メーカーまでの各産業を一貫して活性化する事を目指しています。
また、マレーシア国立大学「University of Science Malaysia(USM)」と協力し、商品選定を始め生産・加工方法の改善や効率向上方法を確立しました。

プロジェクトの背景

マレーシア、ボルネオ島にあるサラワク州は、面積の大部分が熱帯雨林に囲まれており、首都クアラルンプールの位置するマレー半島に比べ産業活性が遅れています。
当プロジェクトではTERAJUが認める生産者、メーカーなど、品質が担保された特産品を厳選しています。

商品ラインナップ

(1)Stingless Bee Honey(針なし蜜蜂のはちみつ)
約7年ほど前に開発で見つかったスーパーフードです。
通常のはちみつと比較し抗酸化作用が4～10倍あり、その効果はマレーシア農業・食品産業省のお墨付き(認証済)。
特徴的なのは木の中に巣をつくるため、開発が進む前までは木を切らないと採取できませんでした。
しかし、今回のプロジェクトにより環境に配慮し専用の巣箱を開発し、木を伐採すること無く自然にも、蜂にも優しいサイクルを生み出しました。
また、この商品はサラワク州の田舎の人々の経済的な向上の面においても、マレーシア政府が注目しており、彼らの安定的な収入、そして彼らの環境の保護の両面で非常に重要視されています。

(2)サラワク胡椒
ボルネオ島の胡椒は品質の高さから世界的に高く評価されています。
当社輸入のサラワク産胡椒は、その中でも「手摘み」「自然乾燥」で手作り製造しているハイクオリティの胡椒を厳選しています。
現在、日本の各メーカーの胡椒の多くがサラワク産で、今年の6月に発表されたファミリーマートのホットスナック「ポケチキ(ペッパーマヨ味)」でもサラワク産の胡椒が使われています。

(3)ラクサ・サラワクペースト
マレーシアの人気料理の一つ「ラクサ」。
ラクサは地方ごとに味が異なるご当地ヌードルで、一般社団法人日本エスニック協会が発表した「2018年この夏絶対流行する！エスニック食ランキング」1位に輝いた注目の料理です。
中でも人気の高い、ボルネオ島サラワク州のご当地ラクサ「ラクサ・サラワク」は、世界80カ国を旅したアメリカ人の著名なレポーターが「神の朝ごはん」と絶賛したことでも有名。
そのラクサ・サラワクを簡単に作ることができるインスタントソースです。
数多くのスパイスが絶妙なバランスで配合されているスープは、奥深い味わいに仕上がっています。