<X・Y・Z世代1000名に聞いた! 動植物性のたんぱく質バランスに関する実態調査> 積極的に摂りたい・摂るべき栄養素に『たんぱく質』が全世代で1位 一方、たんぱく質ブームのなかで 「動植物性たんぱく質のバランス」を意識していない人が8割以上も
~内科医 石原新菜先生が動植物性たんぱく質のバランスをととのえるのに 『豆乳』がおすすめ理由5選を紹介~
昨今、現代人の健康志向の高まりに伴い、たんぱく質の摂取意欲も高まっています。たんぱく質ブームのなかで、植物性たんぱく質の摂取量は徐々に減少している※という事実があります。たんぱく質への関心は高まっていますが、こうした事実からも動植物性たんぱく質のバランスを意識している人は少ないと推測されます。
豆乳などの飲料・食品用紙パックを製造している日本テトラパック株式会社(以下、日本テトラパック)は、たんぱく質の摂取量を増やしながら、同時に動植物性たんぱく質バランスをととのえることができる豆乳を、広く消費者に紹介すべく「リセッ豆乳プロジェクト」を発足しました。今回は、現代人の食生活の実態を明らかにするため、本プロジェクトの活動第1弾として「動植物性のたんぱく質バランスに関する実態調査」を、15歳~64歳の男女1000名を対象に実施しました。その結果、生活者全体の傾向と世代別の特徴が見えてきました。調査結果を受けて、内科医の石原新菜先生からの動植物性たんぱく質のバランスをととのえる重要性と、植物性たんぱく質の代表格とも言える豆乳を摂り入れるメリットについてもコメントをいただきました。
※出典:「国民健康・栄養調査」厚生労働省
調査サマリー
- 「栄養バランスをとるうえで、摂りたい・摂るべきと思う栄養素」、全世代で「たんぱく質」が1位に
- 積極的に摂っているたんぱく質食品、全世代で「赤身肉」が1位に
Y世代・X世代の回答2位に大豆食品が入る中、Z世代は上位3つが動物性たんぱく質のみという結果に
- 動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の違いを知っている人、わずか2割(22.3%)
約8割(82.8%)の人は「動物性たんぱく質と植物性たんぱく質のバランスを意識していない」と回答
- 豆乳を飲む・食べる・料理で使う理由、世代間でギャップが
Z世代は「味がおいしいから」が1位(22.1%)、Y世代とX世代では「健康効果」が1位に
- 豆乳を飲むようになったきっかけ、全世代1位に「健康、美容、ダイエットに良いと聞いたから」
30代前半のみ「牛乳の代わりに買い始めて」「カフェでカスタマイズしてみて」がきっかけ上位に
調査概要
調査名 :動植物性のたんぱく質バランスに関する実態調査
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2024年5月10日(金)~5月13日(月)
調査対象者:全国の15歳~64歳の男女1000名
調査主体 :日本テトラパック株式会社 リセッ豆乳プロジェクト
動植物性たんぱく質のバランスの重要性
たんぱく質は肌や筋肉など体のあらゆる組織をつくる重要な栄養素の1つで、人間は体内で生成できないため食事から摂取する必要があります。たんぱく質には、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の2種類があります。植物性たんぱく質には食物繊維が、動物性たんぱく質には植物性たんぱく質に含まれていない必須アミノ酸が入っており、どちらもバランスよくとることが理想的です。しかし、日本人の1人当たりのたんぱく質の摂取量は近年減少しており、その背景には、動物性たんぱく質の摂取量が横ばいをキープしている中、植物性たんぱく質の摂取量の減少が実態としてあるのです。
Z世代、Y世代、X世代の年齢の定義
Z世代、Y世代、X世代の年齢は、本調査においては以下のように定義しております。
・Z世代:1995年~2010年生まれの回答者
・Y世代:1981年~1994年生まれの回答者
・X世代:1960年~1980年生まれの回答者
調査結果
- 「栄養バランスをとるうえで、摂りたい・摂るべきと思う栄養素」、全世代で「たんぱく質」が1位に
はじめに、栄養バランスをとるうえで、摂りたい・摂るべきと思う栄養素を聞いたところ、「たんぱく質」が全世代の1位(59.1%)となりました。世代・性別で見た際にも、たんぱく質が上位にランクインする形でした。
「健康のために最も大切だと思うことは」という質問に対して「正しい食生活をすること」と回答した人(20.2%)のうち、約7割(69.3%)が「バランスよく栄養とること」を具体的な行動に挙げていました。栄養バランスをとることは多くの人にとって意識されており、その中でもたんぱく質が重要視されていることがわかります。
- 積極的に摂っているたんぱく質食品、全世代で「赤身肉」が1位に
Y世代・X世代の回答2位に大豆食品が入る中、Z世代は上位3つが動物性たんぱく質のみという結果に
続いて、食生活で積極的に摂っているたんぱく質食品を聞いたところ、「赤身肉」(36.4%)が全世代で1位の回答となりました。各世代で見ても「赤身肉」が1位という結果から、たんぱく質を摂れる食材の中でも「赤身肉」が第一に想起されていると考えられます。
Y世代(30歳~44歳)とX世代(45歳~64歳)の回答2位に「大豆食品」(Y世代 26.0%、X世代 33.8%)が入っており、植物性たんぱく質の摂取意向があるなか、Z世代は上位3つの回答がいずれも動物性たんぱく質食品となり、たんぱく質源の上位3つに「植物性たんぱく質が想起されない」傾向があることがわかりました。植物性たんぱく質の摂取意向が他の世代に比べて希薄であることがわかりました。
- 動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の違いを知っている人、わずか2割(22.3%)
約8割(82.8%)の人は「動物性たんぱく質と植物性たんぱく質のバランスを意識していない」と回答
続いて、「動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の違いを知っているか」について聞いたところ、「知っている」と回答したのはわずか約2割(22.3%)となり、ほとんどの人が違いを知らないということがわかりました。
また、「食生活の中で、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質のバランスを意識しているか」という質問に対しては、約8割(82.8%)の人が「意識していない」と回答しました。
また、「動物性たんぱく質と植物性たんぱく質のバランスを意識している」と回答した172名に「実際に、食生活の中で動物性たんぱく質と植物性たんぱく質のバランスはとれているか」を聞いたところ、約6割(65.7%)の回答者が、「実際には食生活の中で動物性たんぱく質と植物性たんぱく質のバランスはバランスよくとれていない」もしくは「バランスよくとれているかわからない」と回答しました。動物性たんぱく質と植物性たんぱく質のバランスは意識しているものの、実際に食生活でバランスがとれている人は少ないようです。
また、「1日1回以上は豆乳を飲んでいる」と答えた回答群(全世代男女 合計77名)に関してのみ、52.7%の人が「動物性たんぱく質と植物性たんぱく質のバランスを意識している」と回答していることがわかりました。全体平均が17%なので比較すると高い数値であり、豆乳を毎日飲んでいる人は「動物性たんぱく質と植物性たんぱく質のバランス」に対する意識が高いことがわかりました。
- 豆乳を飲む・食べる・料理で使う理由、世代間でギャップが
Z世代は「味がおいしいから」が1位(22.1%)、Y世代とX世代では「健康効果」が1位に
続いて、豆乳を食べる・飲む人(361人)に「豆乳を飲む・食べる・料理で使う理由について聞いたところ、Z世代(15~29歳)の理由の1位には「味がおいしいから(22.1%)」が、Y世代(30歳~44歳)・X世代(45歳~64歳)の理由の1位には「健康効果があるから」(Y世代 24.2%、X世代 25.2%)という結果になり、Z世代(15~29歳)とY世代(30歳~44歳)・X世代(45歳~64歳)との間で回答に差があることがわかりました。
過去には豆乳の香りや味が苦手という方も見受けられましたが、商品改良がおこなわれ、現在ではとても飲みやすくなっています。そのため、Z世代では「豆乳は味がおいしい」というイメージが定着しているのかもしれません。X世代・Y世代にとっても「味がおいしい」という回答は、1位の「健康効果があるから」という回答に続いていずれも2位となっており、味のおいしさも理由と一つとして考えられますが、それよりも「健康効果がある」という認識の方が高いようです。
また、Z世代の回答には2位に「牛乳の代替品として」という結果が出ており、X世代・Y世代よりも豆乳が牛乳の代わりとして使う一般的な植物性ミルクという認識があると考えられます。
- 豆乳を飲むようになったきっかけ、全世代1位に「健康、美容、ダイエットに良いと聞いたから」
30代前半のみ「牛乳の代わりに買い始めて」「カフェでカスタマイズしてみて」がきっかけ上位に
続いて、豆乳を飲む人に、「豆乳を飲むようになったきっかけ」を聞いたところ全世代で「健康、美容、ダイエットに良いと聞いたから」という理由が1位にランクインしました。
また、興味深い結果としては、30代前半の男女においてのみ、飲み始めたきっかけの1位に「牛乳の代わりに買い始めて」(28.4%)、また2位には「カフェでカスタマイズしてみて」(26.2%)が入っていました。他の世代と比べてもかなり高い数値となっています。国内のカフェチェーンで、ミルクを豆乳にカスタマイズできるサービスが始まったのが2000年代初期といわれており、学生時代から豆乳カスタマイズを利用してきたY世代、特に30代前半の方にとっては、豆乳を飲むようになったきっかけとして印象深いのかもしれません。
石原新菜先生プロフィール
石原新菜 先生 イシハラクリニック副院長
2006年帝京大学医学部卒業。同大学病院で2年間の研修医を経て、現在は父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。主な著書 「おいしくて体に効くお酢レシピ(扶桑社)」他多数。
●たんぱく質もバランスが大事!植物性たんぱく質を補うのに『豆乳』がおすすめ理由5選
全世代の「栄養バランスをとるうえで、摂りたい・摂るべきと思う栄養素」1位に「たんぱく質」が入っており、近年のたんぱく質ニーズの高まりを感じられる結果となりました。一方で、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の違いやバランスの大切さは、全世代であまり意識がされていないようです。動物性たんぱく質は肉や魚、乳製品などに、植物性たんぱく質は大豆製品などに含まれています。どちらのたんぱく質もバランスよくとることを意識すると、自然と全体の摂取量もあがってきます。なんとなく「たんぱく質=肉・魚・卵」と思っている方に、植物性たんぱく質でおすすめなのが「豆乳」です。その理由を5つご紹介します。
植物性たんぱく質を補うのに『豆乳』がおすすめな理由5選
(1) 不足しがちな植物性たんぱく質がとりやすい。
→大豆製品の中でも豆乳は飲料として手軽に飲むことができ、無調整豆乳は料理にも使え汎用性が高い。
(2) 植物性たんぱく質以外にも栄養素が豊富。
→オリゴ糖や食物繊維、ビタミンE、カリウム、マグネシウム、イソフラボンと健康な体の維持には欠かせない栄養素がたくさん入っており、必要な栄養素をまとめて摂れるメリットがある。
(3) コレステロール調整作用があり、高血圧や動脈硬化の予防にも。
→豆乳はノンコレステロールなので、コレステロールが気になる人も安心して飲むことができる。
また、コレステロール調整作用もあるので、高血圧や動脈硬化の予防も期待できる。
(4) 良質なたんぱく質が空腹感を満たし、暴飲暴食を防げる。
→ダイエット時は、間食のお菓子を豆乳に置き換えると効果的。
(5) 手軽に購入でき、常温保存できるものが多い。
→コンビニやスーパー、ドラッグストアなど手軽に出先で購入できるほか、最近の紙パックは常温保存できるものも多いため、毎日植物性たんぱく質を継続して摂取するためには最適。
リセッ豆乳プロジェクトについて
たんぱく質の不足や動植物性たんぱく質のバランスの乱れが様々な不調を招いています。
豆乳などの食品・飲料用紙パックを製造している日本テトラパックが進める“リセッ豆乳プロジェクト”は、良質な植物性たんぱく質を含む豆乳を食生活に手軽に取り入れていただき、動植物性たんぱく質のバランスをととのえ健康な体づくりをサポートする取り組みです。
日本テトラパックについて
テトラパックは、食品加工処理と紙容器充填包装システムの世界的なリーディング・カンパニーです。世界160カ国以上のお客様のニーズを満たすため、安全かつ革新的で、環境に配慮した製品を提供しています。「大切なものを包んでいます(PROTECTS WHAT'S GOOD)(TM)」というモットーは、「私たちは、いつでもどこでも安全な食品を入手できることを約束します」というテトラパックのビジョンを反映しています。詳しい情報につきましては、下記をご覧ください。
ウェブサイト: https://www.tetrapak.com/ja-jp