企業統治・リスク・コンプライアンス（EGRC）の世界市場

株式会社グローバルインフォメーション（所在地：神奈川県川崎市、代表者：樋口 荘祐、証券コード：東証スタンダード 4171）は、市場調査レポート「企業統治・リスク・コンプライアンス（EGRC）の世界市場」（Global Industry Analysts, Inc.）の販売を5月16日より開始しました。

【当レポートの詳細目次】
https://www.gii.co.jp/report/go1650998-enterprise-governance-risk-compliance-egrc.html

2024年に848億米ドルと推定される企業統治・リスク・コンプライアンス（EGRC）の世界市場は、2024年から2030年にかけてCAGR 14.8％で成長し、2030年には1,945億米ドルに達すると予測されます。本レポートで分析したセグメントの1つであるオンプレミスデプロイメントは、CAGR13.7％を記録し、分析期間終了時には1,041億米ドルに達すると予測されます。クラウドデプロイメントセグメントの成長率は、分析期間のCAGRで16.3％と推定されます。

米国の企業統治・リスク・コンプライアンス（EGRC）市場は、2024年に235億米ドルと推定されます。世界第2位の経済大国である中国は、2030年までに297億米ドルの市場規模に達すると予測され、分析期間2024-2030年のCAGRは14.1%です。その他の注目すべき地域別市場としては、日本とカナダがあり、分析期間中のCAGRはそれぞれ12.7%と12.6%と予測されています。欧州では、ドイツがCAGR 10.8%で成長すると予測されています。

規制要件の複雑化、データプライバシーとセキュリティの重要性の高まり、デジタルトランスフォーメーションの台頭、より統合され自動化されたリスク管理ソリューションの必要性など、いくつかの動向がエンタープライズガバナンス・リスク・コンプライアンス（eGRC）市場の成長を促進しています。世界の規制の複雑化は、eGRC市場成長の最も大きな促進要因の1つです。政府や規制機関がサイバーセキュリティの脅威、金融不正行為、環境の持続可能性などの新たなリスクに対処するために新たな法律や基準を導入する中、企業は絶えず進化する規制状況を乗り切らなければならないです。包括的なコンプライアンス管理、リアルタイムの更新、自動化されたレポーティングを提供するeGRCソリューションは、企業が法的義務を確実に履行し、高額な罰則を回避しようとする中で需要が高まっています。

データプライバシーとセキュリティの重要性が高まっていることも、eGRC市場の成長を後押しする重要な動向です。欧州の一般データ保護規則（GDPR）や米国のカリフォルニア州消費者プライバシー法（CCPA）など、厳しいデータ保護規制のイントロダクション伴い、企業は個人データをより効果的に管理・保護する必要に迫られています。堅牢なデータガバナンス、データ保護、インシデント管理機能を備えたeGRCソリューションは、企業がこうした規制を確実に遵守し、機密情報を侵害や不正アクセスから守るために不可欠なものとなっています。データプライバシーに関する懸念が高まり続ける中、こうした課題に対応できるeGRCソリューションの需要は拡大すると予想されます。

デジタルトランスフォーメーションの台頭もeGRC市場の拡大に寄与しています。組織は、クラウドコンピューティング、人工知能、モノのインターネット（IoT）などの新技術を採用するにつれて、データセキュリティ、コンプライアンス、業務の完全性に関連する新たなリスクに直面しています。デジタル変革イニシアチブと統合し、デジタル環境全体で包括的なリスク管理を提供できるeGRCソリューションがますます求められています。これらのソリューションは、急速に変化する技術環境の中でガバナンスとコンプライアンスの枠組みが有効であり続けることを保証しながら、組織がデジタル革新に関連するリスクを管理するのに役立ちます。

より統合的で自動化されたリスク管理ソリューションへのニーズが、eGRC市場の成長をさらに促進しています。企業がますます複雑化する環境下で事業を展開するにつれ、財務リスク、オペレーショナルリスク、法務リスク、風評リスクなど、異なる領域にわたる複数のリスクを管理する能力が重要になっています。統合リスク管理（IRM）プラットフォームは、ガバナンス、リスク、コンプライアンス活動を単一のまとまったシステムに統合するもので、リスクをより全体的に把握し、より効果的な意思決定を可能にすることから、人気を集めています。組織がリスク管理プロセスを合理化し、手作業を減らし、ポリシーと政策への一貫したコンプライアンスを確保しようとしているため、自動化もeGRCの進化において重要な役割を果たしています。

さらに、企業の社会的責任（CSR）や環境・社会・ガバナンス（ESG）基準への注目が高まっていることも、eGRCソリューションの採用に影響を与えています。利害関係者が、組織がその社会的・環境的影響をどのように管理するかについて、より高い透明性と説明責任を求める中、ESG報告、持続可能性リスク管理、倫理的ガバナンスをサポートするeGRCソリューションの重要性が高まっています。これらのソリューションは、企業が責任あるビジネス慣行へのコミットメントを示し、投資家、顧客、およびより広範なコミュニティとの信頼を構築するのに役立ちます。

こうした動向は、今日のビジネス環境における企業統治、リスク、コンプライアンスの重要性の高まりを浮き彫りにしています。組織が規制、データプライバシー、デジタルトランスフォーメーション、企業責任に関連する新たな進化する課題に直面する中、eGRC市場は、企業全体の効果的なガバナンス、リスク管理、コンプライアンスをサポートする革新的で統合された自動化されたソリューションの必要性によって、継続的な成長が見込まれています。

第1章 調査手法
第2章 エグゼクティブサマリー
第3章 市場分析
第4章 競合

当レポートの無料サンプルは、こちらからお申し込みいただけます。
https://www.gii.co.jp/form/request/1650998

＜アジア最大の市場調査レポート販売代理店＞
株式会社グローバルインフォメーション
マーケティング部
お問い合わせフォーム：https://www.gii.co.jp/contact/
TEL：044-952-0102（9:00-18:00 土日・祝日を除く）
URL：https://www.gii.co.jp/

1995年の創立以来、海外市場調査レポートの販売を通じて企業のグローバル展開を支援しています。世界5カ国に拠点を持ち、海外の提携調査会社200社以上が発行する調査資料約24万点をワンストップでご提供。市場情報販売のグローバル・リーディングカンパニーを目指し、企業ならびに社会の発展に寄与すべく、お客様にとって真に価値ある情報をお届けしています。

創立：1995年
所在地：215-0004　神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3　アーシスビル7F
事業内容：市場調査レポート／年間契約型情報サービスの販売、委託調査の受託
市場調査レポート／年間契約型情報サービス：https://www.gii.co.jp/
委託調査：https://www.gii.co.jp/custom_research/
国際会議：https://www.giievent.jp/

当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました（東証スタンダード市場：4171）。