コンピュータを利用した試験方式「CBT」「IBT」の認知度やコロナ禍で取得した資格・検定のランキング1位を発表

~1,300人以上を対象にした資格・検定や学習に関する意識調査を実施~

株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野口功司)が運営する情報サイト「日本の資格・検定」は、全国の10代以上の方1,308人を対象に資格・検定や学習にまつわる意識調査を実施いたしました。

今回の調査結果では、コンピュータを利用した試験方式である「CBT(Computer Based Testing)」「IBT(Internet Based Testing)」の認知度についてなどを発表。 CBTやIBTは大規模な民間資格の試験をはじめ一部の国家試験でも導入されており、回答者全体の60.5%の方が「(CBT・IBTを)知っている」ということが明らかになりました。
※CBT・IBTについては、本文後半で解説いたします。

また、コロナ禍で取得した資格・検定のランキング、学習意欲の変化などについても発表。コロナ禍で取得した資格・検定ランキングでは「日商簿記検定」と「ファイナンシャル・プランナー」が同率1位でした。さらに「日本の資格・検定」が調べた「コロナ禍で試験の中止・延期といった何らかの影響を受けた資格・検定の数」(2021年9月時点)についても掲載いたします。

その他の調査結果につきましても、2021年10月7日・10月14日・10月21日・11月1日に発表しております。

今後も「日本の資格・検定」は、意識調査の結果や学習に役立つ記事、資格・検定をより身近に感じていただけるようなコンテンツを公開いたします。


※公開済みの調査発表
[1]2021年10月7日 資格・検定の取得を目指す理由は「進学・就職・転職のため」と48.9%が回答: https://cbt-s.com/news/detail/3192.html
[2]2021年10月14日 年収1,000万円以上の方は平日朝に勉強する割合が 全体より18.2%高いことが判明: https://cbt-s.com/news/detail/3207.html
[3]2021年10月21日 金融・不動産系専門職や建築・土木・設備系技術者として働く40%以上が会社に「資格優遇制度がある」と回答:https://cbt-s.com/news/detail/3219.html
[4]2021年11月1日 コンピュータを利用した試験方式「CBT」「IBT」回答者全体の60.5%が「知っている」という結果に:https://cbt-s.com/news/detail/3255.html


調査結果

(1) 60.5%が「CBT(Computer Based Testing)」「IBT(Internet Based Testing)」を知っていると回答

今回、大規模な民間資格や検定の試験をはじめ、一部の国家試験でも導入が開始され、近年急速に普及が進んでいるCBT・IBTの認知度についてを調査。その結果、「(CBT・IBTを)知っている」と答えた方は回答者全体の60.5%となりました。

CBTやIBTでは、コロナ禍でも受験日時を限定せずに密を避けた試験の実施が可能※なため、今後もさらに多くの試験にCBT化やIBT化の波が広まっていくと考えられます。
※一部のCBT・IBTでは日程の制限や日時の指定がされている場合があります。

●コンピュータを使った試験方式(CBT、IBT)をご存知ですか。

「どんな試験方式か知っている(35.2%)」「名前だけ知っている(25.3%)」「知らない(39.5%)」

(2) CBT、IBTで受験したことがある回答者は26.1% 今後も受験経験者の割合は増加見込み

一方で、「コンピュータを使った試験(CBT、IBT)を受けたことがありますか」という質問に対して「(受けたことが)ある」と答えた方は、回答者全体の26.1%にとどまりました。「CBT」「IBT」という単語は浸透しつつありますが、実際に受験した方はまだ少ないようです。

しかし、今後は資格や検定の試験だけでなく、入学試験、企業の入社・昇進試験などにもコンピュータを使った試験が広がっていくという見解もあるので、CBT・IBTでの受験経験者の割合が増えていくと推測されます。

●コンピュータを使った試験(CBT、IBT)を受けたことがありますか。

「ある(26.1%)」「ない(73.9%)」

(3)コロナ禍で取得した資格・検定ランキング1位は「日商簿記検定」と「ファイナンシャル・プランナー」

「コロナ禍で取得した資格があれば教えてください」という質問に対して、同率で最も多く挙げられたのは日商簿記検定とファイナンシャル・プランナーでした。

特に、ファイナンシャル・プランナーはビジネスでの活用だけではなく、家計の管理や金銭面での人生設計にも役立つ資格です。新型コロナウイルスの流行による生活様式の変化に伴い支出・出費のバランスが変わりつつあるといわれる中、改めてお金の知識を得たいと考えた方が多かったと推察されます。

●コロナ禍で取得した資格があれば教えてください(複数回答)

1位「日商簿記検定(6.2%)」、1位「ファイナンシャル・プランナー(6.2%)」、3位「日本漢字能力検定(漢検)(4.9%)」、4位「危険物取扱者(3.4%)」、4位「宅地建物取引士(宅建士)(3.4%)」、6位「実用英語技能検定(英検)(2.8%)」、7位「世界遺産検定(2.5%)」、8位「秘書検定(2.2%)」、9位「ITパスポート試験(iパス)(1.9%)」、9位「TOEIC(R) Listening & Reading Test(1.9%)」

(4) 2020年3月から延期や中止を含む何らかの影響を受けた資格・検定の試験は延べ260件以上

2020年3月から2022年1月までに延期や中止を含む何らかの影響を受けた試験は延べ260件以上※でした。
※詳細はこちらをご確認ください:https://jpsk.jp/articles/covid-19.html
※日本国内の受験者を対象にした海外主催者による試験のほか、国内主催者による試験のうち、海外の会場で実施の試験も含む

試験の延期や中止などの背景としては、緊急事態宣言の発令や感染拡大の中で大人数が集まることを避ける目的のほか、試験会場となる大学や公共施設が閉鎖されて使用できない、という事情もあったようです。

(5) 学習時間に変化がなかった方は54.8% 学習時間の減少は自宅での学習環境の影響を受けた模様

「コロナ禍の影響を受けて、学習にかける時間に変化はありましたか」という質問には54.8%が「変わらない」と回答しています。学習時間が増えた回答者からは、「自粛や在宅勤務で自宅にいる時間が増え、学習に活かせた」などのコメントが挙がっている一方で、学習時間が減った回答者からは「コロナ禍で家族が家にいる時間が増え、集中できなくなった」など、自宅での学習環境に差があるケースが複数見受けられました。

●コロナ禍の影響を受けて、学習にかける時間に変化はありましたか

「かなり増えた(9.3%)」「少し増えた(26.2%)」「変わらない(54.8%)」「少し減った(5.8%)」「かなり減った(3.9%)」

(6)コロナ禍で学習意欲が高まった方は43.5% モチベーション維持の面では難点も

「コロナ禍の影響を受けて、学習意欲はどのように変化しましたか」という質問に対しては、45.9%が「変わらない」と答え、43.5%が学習意欲が高まったと回答。意欲が低下した方は10.5%と少数派になりました。

しかし、「高まった」と答えた回答者からも「息抜きができない状態で学習のモチベーションを保てない」といったコメントが寄せられ、モチベーション維持の面では難しさが目立ちました。

●コロナ禍の影響を受けて、学習意欲はどのように変化しましたか

「かなり高まった(12.3%)」「少し高まった(31.2%)」「変わらない(45.9%)」「少し低下した(6.3%)」「かなり低下した(4.2%)」

CBT・IBTとは

CBTとはComputer Based Testingの略で、テストセンターと呼ばれる試験会場に足を運んでコンピュータで受ける試験のことです。テストセンターは全国各地に設置されていて、予約をすればほぼ1年中受験をすることができます。

また、IBTはInternet Based Testingの略で、インターネット上で試験を行うため、インターネットがつながる環境さえあれば自宅や職場など場所に関係なく受験できます。
※CBT・IBTともに、試験によっては受験期間を設けている場合があります。

CBTやIBTについて、詳しくは「日本の資格・検定」にて掲載している各種記事をご確認ください。
CBT・IBTの関連記事一覧:https://jpsk.jp/articles/tag/cbt-article.html


「日本の資格・検定」では、今回発表したアンケートをより詳しく解説した記事を公開しております。
・「1300人へのアンケートで見えた資格試験のこれから」:https://jpsk.jp/articles/enquete2021_4.html
・「1300人へのアンケートで見えた資格試験と新型コロナ」:https://jpsk.jp/articles/enquete2021_5.html
・「資格・検定に関する1300人へのアンケート」記事一覧: https://jpsk.jp/articles/tag/enquete2021.html


調査概要

・有効回答数:1308人
・調査対象:10代以上の方
・調査期間:2021年7月7日~8月16日
・調査方法:インターネットリサーチ
 ※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります


※調査結果の引用時のお願い

・本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。
例:「『日本の資格・検定』の調査によると」「『日本の資格・検定』調べ」など


■「日本の資格・検定」について

「日本の資格・検定」は、900以上の資格・検定情報や読み物、資格・検定にまつわるキャンペーンなど、さまざまなコンテンツをお届けする日本最大級の資格・検定情報サイトです。ユーザーのみなさまによる記事の投稿や、質問、コメントなどのコミュニケーションで学習の仲間を作ることも可能です。
「日本の資格・検定」は、豊富な情報やオリジナルの企画でユーザーのみなさまに寄り添うのはもちろん、ユーザーのみなさまが情報を発信したり、応援し合ったりできる場を提供することで「資格・検定ライフを『自分らしく』楽しみたい」という想いを応援します。
「日本の資格・検定」 :https://jpsk.jp/

■株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズについて

CBT(テストセンターに設置されているコンピュータを利用した試験)やPBT(マークシートを利用した一斉試験)など、試験委託に関する専門の総合委託会社です。国家試験・民間検定などさまざまな試験のシステム開発から、会場手配・受験者サポートまで一連の試験委託サービスを提供。全国47都道府県に300会場以上のCBTテストセンターを展開し、多くの資格・検定の試験運営を行っています。
CBTサービスの詳細:https://cbt-s.com/service/

【新サービス紹介】 ・オンライン試験のリモート監視サービス「Online Test Center(オンラインテストセンター)」

IBT(自宅など任意の環境で受験可能なオンライン試験)の厳格性を強化し、受験時のリモート監視行う試験の総合委託モデルサービス。プロの認定試験官によるWeb受験のリモート監視を実現したことで、より厳格なオンライン試験の実施が可能です。
「Online Test Center」サービス詳細: https://cbt-s.com/service/onlinetestcenter.html


■会社情報
会社名 :株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ
代表者 :代表取締役社長 野口功司
設立年月:2009年5月
所在地 :東京都千代田区神田須田町1-24-3 FORECAST神田須田町3F
主要事業:試験運営総合委託サービス(CBT ・ PBT ・ IBT) 、受験サポートシステム構築サービス、事務委託・印刷・データ処理・分析サービス、資格・検定のポータルサイト「日本の資格・検定( https://jpsk.jp/ )」の運営、就職マッチングサービス「資格de 就職 ( https://jpsk-job.jp/ ) 」の運営、銀座CBTS 歌舞伎座テストセンターの運営 ( https://cbt-s.com/kabukiza-tc/ )   他
Webサイト: https://cbt-s.com/

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