〈ドラッグストア2019年1月のインバウンド消費調査〉 中国電子商取引法が施行!購買件数は前年比23%減少
~ビーチリゾートブームの影響か!?早くもUVケア商品が上位ランクイン~
データマーケティングの株式会社True Data (トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之)は、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年1月のインバウンド消費動向調査を発表します。当月のドラッグストアのインバウンド消費は1店舗あたりの購買件数が前年同月比で22.6%減と大幅に下降しました。2019年1月1日に中国で電子商取引(EC)を規制する法律が施行され、日本で購入した商品を転売しにくくなっている影響が考えられます。公布後の2018年9月から購買件数は5か月連続の前年割れとなりました。1レシート当たりの購買単価は、14,888円と前年同月比で3.2%減少しています。
転売目的の買い物が減少し、自分や家族のための買い物に変化していくことで、訪日外国人に選ばれる商品がさまざまな商材に拡大する可能性があります。当月の売上個数ランキングTOP30では、フェイス用化粧用具の「資生堂 アイラッシュカーラー」が圏外から初めてランクインしました。今後も新たなヒット商品の登場が期待されます。
売上個数ランキングに早くもUVケアが2商品ランクイン
当月は9位に「ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス 50g(花王)」、17位に「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク 60ml(資生堂)」とふたつのUVケア商品が30位以内にランクインしています。昨年はUVケア商品がトップ10にランクインしたのは3月でした。今年のUVケア商品の動きは早いようです。中国ではビーチリゾートがブームと言われており、春節の連休などに備えて冬季にもUVケア商品を購入する傾向があると考えられます。
↑早くも人気のUVケア商品
〈全国〉2019年1月インバウンド消費売上個数ランキングTOP30
順位 前月順位 カテゴリ・商品
1位 1位→ フェイスクリーム
〈花王〉キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム 40g
2位 2位→ リップクリーム
〈DHC〉DHC 薬用リップクリーム 1.5g
3位 4位↑ 目薬
〈参天製薬〉サンテFX ネオ 12ml
4位 6位↑ 洗顔料
〈資生堂〉専科 パーフェクトホイップn 120g
5位 26位↑ 乳液
〈花王〉キュレル 乳液 120ml
6位 3位↓ チョコレート
〈不二家〉アンパンマン ペロペロチョコ 1本
7位 5位↓ パック
〈石澤研究所〉毛穴撫子 お米のスキンケア お米のマスク 10枚
8位 11位↑ 鎮咳去たん薬
〈龍角散〉龍角散ダイレクト スティック ピーチ 16包
9位 圏外↑ UVケア
〈花王〉ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス 50g
10位 13位↑ 外用鎮痛・消炎薬
〈ニチバン〉ロイヒつぼ膏 RT156 156枚
11位 16位↑ かぜ薬
〈大正製薬〉パブロンゴールドA 微粒 44包
12位 8位↓ マスク
〈アラクス〉PITTA MASK GRAY 3枚
13位 17位↑ 鎮咳去たん薬
〈龍角散〉龍角散ダイレクト スティック ミント 16包
14位 12位↓ キャンディ・キャラメル
〈不二家〉アンパンマン ペロペロキャンディ 1本
15位 15位→ 外用鎮痛・消炎薬
〈ニチバン〉ロイヒつぼ膏 RT78 78枚
16位 14位↓ 健康食品
〈ピルボックスジャパン〉ピルボックス onaka 60粒
17位 圏外↑ UVケア
〈資生堂〉アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク 60ml
18位 22位↑ キャンディ・キャラメル
〈UHA味覚糖〉コロロ グレープ 48g
19位 23位↑ 洗顔料
〈花王〉キュレル 泡洗顔料 150ml
20位 10位↓ 外用鎮痛・消炎薬
〈久光製薬〉サロンパスAe 140枚
21位 18位↓ 水産珍味
〈扇屋食品〉チーズおやつ 1本
22位 24位↑ パック
〈クラシエホームプロダクツ〉肌美精 超浸透3Dマスク エイジングケア保湿 4枚
23位 7位↓ キャンディ・キャラメル
〈江崎グリコ〉ポップキャン 1本
24位 19位↓ パック
〈pdc〉ワフードメイド 酒粕パック 170g
25位 28位↑ キャンディ・キャラメル
〈UHA味覚糖〉コロロ マスカット 48g
26位 25位↓ パック
〈ウテナ〉プレミアムプレサ ゴールデンジュレマスク ヒアルロン酸 33g×3枚
27位 20位↓ 紅茶
〈三井農林〉日東紅茶 ロイヤルミルクティー 14g×10袋
28位 30位↑ 外用殺菌消毒薬
〈小林製薬〉サカムケア 10g
29位 圏外↑ キャンディ・キャラメル
〈龍角散〉龍角散ののどすっきり飴 100g
30位 圏外↑ フェイス用化粧用具
〈資生堂〉アイラッシュカーラー 213
〈当調査におけるインバウンド消費の定義〉
全国のドラッグストアにおける店舗情報をベースに、「銀聯カードが利用可能」「外国人観光客が多く集まる観光エリア」など複数の条件から「インバウンド店舗」を設計しています。その「インバウンド店舗」の購買情報をもとに、「1レシートあたりの購入金額が5,000円以上(免税対象)」の購入といった条件によってインバウンド消費を特定し、分析を実施しています。
インバウンド消費 実売動向レポートについて
データマーケティングの株式会社True Dataが毎月月末に発行しているレポート。2016年5月に発売がスタートしました。2019年1月のデータを掲載した「インバウンド消費 実売動向レポート<ドラッグストア> vol.34」は、下記ホームページより、レポートの一部を無料でダウンロードいただけます。
https://www.truedata.co.jp/inbound/
価格:年間購読版 月額83,000円(税別)
インバウンド消費実売動向レポート
会社概要
社名 : 株式会社True Data (トゥルーデータ)
代表者 : 代表取締役社長 米倉 裕之
所在地 : 〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-11 芝大門センタービル 4階
設立 : 2000年10月10日
資本金 : 11億6051万円
URL : https://www.truedata.co.jp/
~事業内容~
1.スーパーマーケット、ドラッグストアの小売業に対するID-POSシステム、プロモーション・CRM支援・教育支援等のデータ活用、 コンサルティングサービスの提供
2.マーケティングパネルデータ (全国購買データベース「True Data」※)を活用したクラウド型製品とサービスの提供
※「True Data」とは
株式会社True Dataが設計、運用する、全国のドラッグストア、スーパーマーケットなどの消費者購買情報を統計化した標準データベース。全国延べ5,000万人規模の購買情報から構成され、性別、年代情報をカバーしています。