【納入事例レポート】あ、ここにも杉田エース!Vol.87沖縄県八重瀬町港川地区の公園整備工事で「塩害対策用コンクリートPC擬木」を総重量30t納入しました。競合に負けてから奇跡の復活。
建築金物の総合エンジニアリング企業である杉田エース株式会社では、50,000アイテムにおよぶ様々な建築金物、建築資材を取り扱っています。その一部である最新納入例をご紹介します。
【納入事例レポート】あ、ここにも杉田エース!Vol.87
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http://www.sugita-ace.co.jp/report/archives/2010/05/13/entry2808.html
今回の舞台となった八重瀬町は、沖縄県本島の南に位置にあります。那覇市に近接し、交通至便であることから民間企業等による住宅地の整備で那覇市などのベッドタウン化が進展し、緩やかではありますが、人口は増加傾向にあります。緑豊かな田園の風景や朝日、夕日、青い海などの自然に恵まれたとても過ごしやすい地区です。八重瀬町にある沖縄戦跡国定公園は、沖縄県の沖縄本島南端部、糸満市と八重瀬町にまたがる、第二次世界大戦(沖縄戦)の戦跡と自然景観を有する国定公園として有名です。
昨年より港川地区の公園整備工事が行なわれており、その工事を行なっていたお客様より「塩害対策用コンクリートPC擬木」に関する相談をいただきました。お客様は土木業者であり、かつてより弊社とお取引を頂いておりました。海に面していますので塩害対策が施せていないといけません。「塩害対策用コンクリートPC擬木」は既製品としてあるのですが、大きな商品ですから発注してからの生産する商品です。
全国の公園などで使用されている「塩害対策用コンクリートPC擬木」を自信を持ってご提案させていただきました。特殊な商品のために競合も少なく、そのまますんなりと進むと思っていました。しかし営業とは、まさに生き物です。沖縄にある地元メーカーが同じような擬木を提案してきたのです。しかも価格的にも大幅に安い金額で。そんな訳でこの案件も弊社の元から離れていってしまいました。せっかくの大きな営業案件でしたのでとても残念でした。
そしてこの話も忘れてしまった頃、また擬木についてお客様より問い合わせがあったのです。今回工事している公園の隣にも以前取り付けた擬木があるのですが、今回地元の業者が提案したものは、ここで使用されている擬木と違うということで不採用になったとのことでした。
私が提案した「塩害対策用コンクリートPC擬木」がまた復活したのです。
擬木と書いてきましたが、何なの?と思われる方もいらっしゃると思います。「PC擬木」とは、Precast Concreteの略「型枠成型コンクリート製品」です。
高品質で豊富なバリエーションを持ち、主に公園等の柵、階段、橋、案内板などに使用されています。 耐久性に優れ、燃えない、錆びない、腐らないといった特徴をもち、メンテナンスも簡単です。長年使用してもリメイクにより新品同様に蘇るため、低コスト、省資源で環境に優しい優れた景観資材なのです。
復活した商談でしたが、お客様も初めて取り扱う商品であったので、施工に関する不安がありました。そこで、施工マニュアルを事前に取得し、他の工区ですでに施工済の商品を確認しながら対応しました。
今回苦労した点は二つあります。
1.総重量30tもある商材でしたので、2回に分けて出荷、搬入の段取りとなったこと
2.ユニック車のドライバーとの打合せ、段取りなど
しかし元請けとお客様との人間関係が良かったことやお客様と弊社との信頼関係があったことによりスムーズに納入することができました。まさにトライアングルによる仕事でした。私の営業のモットーは「売り手よし、買い手よし、世間よし の3方よし」です。モットーを形にした仕事になりました。
一度ダメになった案件でしたが見事に復活しました。お客様が求めるニーズに合致した商品を探し、ご提案することの大切さをあらためて学びました。
完成した公園の芝生の上に立ち、公園を囲む擬木を見た時にはとても感動しました。これからもこのような仕事を一生懸命に頑張っていきたいと思います。
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杉田エース(株) お客様サポートセンター 担当/鎌田
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