認知症になっても、やりがいをあきらめない社会

人生経験を活かした「生活・遊び・つながり」があります

2020-12-17 14:30

(執筆:林幸奈)

認知症にどのようなイメージを持っていますか? 「今は身近にいないけれど、いずれ家族が患者になったら……」と考えると、不安が大きいかもしれません。実際に家族が認知症になったことを、認めたくないと考える人もいるようです。

そもそも認知症とは、どんなもの?

認知症とは、さまざまな精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活が営めない状態をいいます。

  

認知症患者が、知恵や技術を活かせる場所があります

居場所や役割をもつことで、認知症患者は生活への意欲が高まり、元気になっていくと言われています。地域ぐるみで、活動や労働の場所をつくる活動も多く見られるようになりました。

NPO法人シニアライフセラピー研究所は、「シニアライフ(シニアの人生経験)」を活用した「セラピー(療法)」を研究し、地域密着型・共生型デイサービス「カルチャースクール亀吉」などを運営しています。

中でも筆頭に置かれているのが、「かめキッチン」と連携した「働く☓キッチン☓リハビリ」プログラムです。かめキッチンは、デイサービス利用者の方々が「美味しくて、どこか懐かしい」料理を提供する、カフェ&ランチ・レストラン。利用者が一般の人びとに食事を提供し、有償ボランティアとして労働の対価を得ることで、やりがいと誇りが生まれています。

高齢化や認知症の人が活躍できる場所は、将来自分や身近な人が生活しやすい社会につながるはずです。

カフェやレストランは、私たちも利用できる形です。みなさんの地域でも、こうした活動が行われているかもしれません。気軽な参加で、さまざまな人たちと共存できる社会をつくっていきませんか?

 

▼ SOCIOについて

『SOCIO(ソシオ)』は人間関係、働き方、新しいライフスタイルを軸にしたウェブ記事を提供するメディアです。人の悩みは9割が人間関係。「あの人苦手だな」「あの人がうらやましい」「なんで自分はこうなんだろう」。

社会で多様性(ダイバーシティ)が語られるほど、自己肯定感や個性についての悩みが増えていきます。価値観は人それぞれ。だからこそ、自分も大切にしてほしい。その第一歩が他人の意見に耳を傾けることだと、私たちは考えます。

その先に価値観が変化することもあれば、譲れないモノを見つけることもあるでしょう。様々な悩みを柔軟に解釈し、なりたい自分を目指していこう。

公式HP→ https://www.socio22.com/
Twitter→@SOCIO_sns

▼ 運営会社 22世紀アート

「みんなを幸せにする出版社」を企業理念に掲げ、「出版とは、今、社会が必要とする情報を発信すること」という思いのもと、誰もが「本」に触れ、「本」を生み出し、「本」を愛する人になる。
そんな文化インフラを作るために、22名のスタッフにより運営されている。

代表者  : 向田翔一
所在地  : 〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-23-1 ACN日本橋リバーサイドビル5階
設立   : 2014年12月
事業内容 : 書籍・電子書籍制作及び出版
TEL   : 03-5941-9774
FAX   : 03-5941-9773
MAIL  : info@22art.net
公式HP : https://www.22art.net/
Twitter  : https://twitter.com/22artnet
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