「エアコン スイッチオンテスト」2018年全国正解率は50.8%。 適正な試運転[温度]の認知は15.8%、[時間]の認知は28.0%と 知らないと困る「エアコンの正しい試運転方法」の 理解はまだまだ低い結果に
~エアコンのプロは「適切な温度・十分な時間での試運転が、 夏を快適に過ごすコツ」とアドバイス~
ダイキン工業株式会社は、全国300人のエアコンユーザーを対象に正しい試運転方法の理解度をはかる調査「エアコン スイッチオンテスト」を実施しました。全11問の選択式テストで正解率は50.8%という結果に。ダイキンでは以前より、点検・修理の問い合わせが増加する夏本番前の点検・修理を啓蒙する「スイッチオン!キャンペーン」を実施しており、エアコン試運転の認知度は2017年に実施した同テストの結果と比較しても3.1ポイントアップと上昇傾向にあります。しかし、エアコン試運転の具体的なチェック方法に対する理解度をみると、「試運転の適正温度」や「試運転の目安時間」の正解率は高いとはいえない結果となりました。またエアコン点検や修理に関するアンケートの回答では、試運転が十分でない可能性もうかがえ、夏本番前のエアコン試運転の必要性に加えて、正しい試運転方法の啓蒙をはかるべき結果といえます。
調査結果からわかった、エアコン試運転をおすすめする理由
・理由1 約7割がエアコン試運転をしていない。
試運転で不具合に気づけば夏前に直せる!
・理由2 故障で多いのは「冷風が出ない」「電源が入るが動かない」。
夏の暑い時期に故障するとつらいことに。
・理由3 真夏のエアコン修理は「日数・時間がかかる」「日程調整が大変」。
早めの点検で夏を快適に。
空気・エアコンのプロが教えます!夏前にエアコン試運転をした方がよい理由
(1)「急激な冷却による故障を減らすためにも、外気温が低い時期に試運転することをおすすめ。」
エアコン試運転の正しいやり方は「冷房の最低温度に設定(16℃~18℃、※機種により異なる)」して、「10分程度」運転させることです。まだ外気温が低い初夏は、最低温度で冷房運転をしてもエアコン内部に負荷がかかりにくいため、製品にも環境にもやさしく、スイッチオンテストに適しています。また、室内機からの水漏れがないかをチェックするためには冷房で30分以上運転させることが必要です。本格的な暑さの前に適切な温度・十分な時間で試運転をして異常がないか確認しておくことが、真夏を快適に過ごすコツです。
(2)「“ついた”だけではNG。エアコン試運転は“冷媒ガスの循環”と“結露水の発生”までしっかりと。」
7月に問い合わせが増えるのは、シーズンに入って暑くなってから初めて運転される方が多数いらっしゃるからだと思われます。オフシーズンのうちに試運転を行って、本格シーズンに備えるといった習慣を、ぜひおすすめしたいと思います。エアコンの試運転は、室内機の運転確認のみでなく、室外機の圧縮機が運転するかまで確認しなければ、試運転を行ったとは言えません。エアコン内部には、熱を吸収する冷媒ガス(体でいう血液)が流れており、この冷媒ガスを圧縮機(体でいう心臓)が循環をさせていますが、この冷媒ガスが、内部の循環回路を一巡しないと、運転したことにはならないからです。また、室内機の水漏れなどの不具合発見に至るには、この冷媒ガスの循環が安定し、室内機内部に結露水(体でいう汗)が発生するまでに、30分程度の運転が必要です。室外への排水管から水が出てくるかを目安にしてください。
調査結果
正解率は50.8%で昨年比微増。しかし正しい試運転方法の理解は進んでいない。
正しい試運転方法の理解度をはかる「エアコン スイッチオンテスト」の全体の正解率は50.8%となりました。設問ごとにみると、最も正解率が低かったのは、「点検・修理の問い合わせが最も増える7月の問い合わせ増加率」に関する設問で10.7%。具体的な試運転方法の理解度調査では、「試運転の際の温度設定」の正解率は15.7%、「試運転時間の目安」正解率は28.0%と、正しいエアコンの試運転方法に関してはまだ理解度が低い実態が明らかになりました。
エアコンの試運転は7割が経験なし。試運転経験者は初夏にチェックしている!
エアコンの試運転チェックの経験は「経験あり」が30.7%、「経験なし」が69.3%と、エアコン試運転を行なったことがない人が約7割という結果になりました。試運転をしたことがある人に実施時期を聞いたところ最も多い回答は「6月」41.3%、次いで「5月」20.7%と初夏に試運転をしており、試運転チェック経験がある方は、本格的な暑さがやってくる前のエアコン試運転の必要性をよく理解していると見受けられます。
エアコンの試運転チェックをしたことがありますか?
エアコンの試運転チェックをしたことがある時期は?
<ついたから大丈夫だと思ったのに…試運転は十分だった?エアコン故障の具体的内容1位「冷風が出なくなった」50.0%、2位「電源は入るが動かなくなった」22.5%>
エアコンの点検や修理の依頼経験は26.7%が経験あり。具体的な故障内容は、1位は「冷風が出なくなった」50.0%と過半数を占めますが、以下2位「電源は入るが動かなくなった」22.5%、3位「運転ランプが点滅した」15.0%、4位「水漏れするようになった」13.8%の順に。暑くなってエアコンをつけた時に冷風が出ない、動かないとなれば大変つらいことでしょう。まだ暑くない時期にしっかり正しくエアコンの試運転を行ない、夏本番に備えましょう。
エアコンが壊れて点検や修理を依頼した経験はありますか?
エアコンが壊れた具体的な内容
<ストレスで暑さが増すような、エアコン点検修理にまつわる困りごと。「修理まで日数・時間がかかった」「修理日程の調整が大変」>
点検修理を依頼した際に困ったこと、大変だったことをお聞きしました。1位は同率で「修理の人が来るまでに日数(時間)がかかった」、「来てもらう日の調整に困った」が26.3%。本格的なエアコン稼働時期になってから異常や故障に気づいた場合、点検・修理が混みあうためすぐに対応してもらえない可能性があります。暑い中待たなくても良いよう、早めの確認が必要です。
点検や修理を依頼した際の困ったこと、大変だったこと
エアコンの点検修理に関する困ったエピソード。
・真夏にエアコンが壊れたにもかかわらず修理まで数日待たないといけなくなり、その間エアコンが使えず困った。(26歳女性/広島県)
・本シーズンに入った直後の故障が何度かあり、そういう時期は電気店も大抵多忙なので、なかなか修理に来てもらえず大変なことがあります。(52歳男性/兵庫県)
・週末に故障したため、サービスマンが点検に来るまでに日にちがかかった。(43歳男性/埼玉県)
調査概要
調査期間:2018年4月3日~4日
調査手法:インターネット調査
集計数 :全国の「エアコンを使用する」という20代以上の男女300人
エアコンの試運転や家庭でできる節電方法については「エアコンスイッチオン」サイトをチェック!
http://www.daikincc.com/campaign/switch-on/
初夏の試運転で安心。5月~6月前半に“エアコンのスイッチオン!”で快適な夏を。
夏本番を前にエアコンのスイッチオン!
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近年、スマートフォンなどモバイル端末の普及によって、時間や場所に関係なくWeb上で情報検索ができるようになってきたことから、空調製品の困りごとがあった場合も、問い合わせ窓口に電話をかける前にまずは自分自身でWeb上から情報を集めたい、というニーズが高まってきています。
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現在、家庭用ルームエアコンの故障診断サービスを実施しておりますが、「運転しない」「冷えない」などのエアコンの不具合の症状について、画面上に表示する質問にユーザーが答えていくことで、故障の診断結果がわかります。
また、サービスエンジニアの訪問が必要と診断された場合は、修理料金の目安が提示され、そのまま修理の申し込みをすることも可能です。ぜひご利用ください。
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