工学院大学が『イノベーション・ジャパン2019』に 全国トップの27テーマを出展
~開発技術をビジネスマッチング、今後は高齢社会を支える共生工学も展開~
工学院大学(学長:佐藤光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)は、JSTとNEDOが主催する国内最大規模の産学マッチングイベント『イノベーション・ジャパン2019』に出展します。採択された「大学等シーズ展示」の27テーマは、全国の国公私立大学の中で第1位の採択数で、また全11分野のうち9分野において、社会が注目する最先端の研究シーズと認められた成果です。研究に学生が関わっていることはもちろん、本イベントで企業における第一線研究者らと大学院生・学部生が直接議論できる場として高い教育効果が得られます。本年は、都市災害の低減と被災時の速やかな復旧を支援する技術開発が12年目を迎え、また4月からは超高齢社会において直面する様々な課題の解決を目的に、教育・研究拠点を新設する「共生工学研究センター」が始動するなど、社会・産業と最先端の学問を幅広くつなぐ研究を進めています。
本件のポイント
●工学院大学が『イノベーション・ジャパン2019』の「大学等シーズ展示」において、全国の国公私立大学の中でトップとなる27テーマの採択数・出展数。
●企業における第一線研究者らと大学院生・学部生が直接議論できるイベントで、教育効果の高さが特長。
●都市災害の低減と被災時の素早い復旧を目的に、文部科学省の助成研究として2008年度より新宿区・八王子市と共に活動。今年度は災害活動拠点の運営を助けるキットや、木造建築に防火拠点的価値を創出する研究が完成予定。
●超高齢社会の課題を工学的なアプローチで解決を図ることを目的に、2019年4月から「共生工学研究センター」を始動。共生工学の教育・研究拠点として期待される。
本件の概要
工学院大学は、8月29日、30日に東京ビッグサイトで開催される、JSTとNEDOが主催する国内最大規模の産学マッチングイベント『イノベーション・ジャパン2019』における「大学等シーズ展示」に、全国の国公私立大学の中でトップとなる27件が採択され、9分野で出展します。このうち、25件がショートプレゼンにも採択されました。これは、工学院大学の建学の精神である「社会・産業と最先端の学問を幅広くつなぐ『工』の精神」に基づき、新技術の開発や、産官学での共同開発・技術指導に積極的に取り組んでいる成果であり、学生教育の観点からも重要なイベントです。
防災に関する研究では、災害後の都市の素早い復興を目的に、2008年度に新宿区の防災計画策定をスタートし、訓練・研究を継続しています。2016年度には「巨大都市・複合災害に対する建築・情報学融合によるエリア防災活動支援技術の開発と社会実装」が文部科学省の私立大学研究ブランディング事業に選定され、最終年度となる2019年度は、高層ビルでの地震発生後を想定した自衛消防訓練用VRや、災害活動拠点の運営を助けるキットが完成予定です。『イノベーション・ジャパン2019』では、村上 正浩教授、田村 雅紀教授が関連の展示とショートプレゼンを担当します。
超高齢社会・人口減少社会に貢献する取り組みとしては、2019年4月に「共生工学研究センター」を立ち上げ、共生工学の教育・研究拠点として始動します。このように、工学院大学では、今後も社会・産業と学問をつなぐ展開が期待されます。
◆イノベーション・ジャパン2019~大学見本市&ビジネスマッチング~ 開催概要◆
<会期> 2019年8月29日(木)~8月30日(金)
<会場> 東京ビッグサイト(東京国際展示場)青海展示棟 Bホール
<主催> 科学技術振興機構(JST)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
<本学からの出展分野と各件数一覧> 出展詳細は別紙PDFの通りです。
ナノテクノロジー 3件
マテリアル・リサイクル 5件
ライフサイエンス 2件
環境保全・浄化 2件
情報通信 3件
装置・デバイス 6件
超スマート社会 1件
低炭素・エネルギー 4件
防災 1件
以上、計27件
工学院大学『イノベーション・ジャパン 2019』出展一覧
https://www.atpress.ne.jp/releases/186900/att_186900_1.pdf