【納入事例レポート】あ、ここにも杉田エース！Vol.89某大手ハウスメーカーが建築した54棟の分譲住宅にオリジナルシステム収納「スッキリーナ」を納入させていただきました。これからが楽しみなユーザーの声から生まれた商品です。
建築金物の総合エンジニアリング企業である杉田エース株式会社では、50,000アイテムにおよぶ様々な建築金物、建築資材を取り扱っています。その一部である最新納入例をご紹介します。
【納入事例レポート】あ、ここにも杉田エース！Vol.89
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http://www.sugita-ace.co.jp/report/archives/2010/06/10/entry2852.html
今回、私がご紹介する納入レポートも関東を中心に飛躍を続けてきた某ハウスメーカーがお客様です。同社では分譲住宅の施工・販売を通し「街づくり」を推進してきました。今回の舞台となった物件も54棟の分譲住宅です。
お客様はより正確なマーケティングを行っていくためにご入居者へのアンケートを継続的に行ってまいりました。そこで最も要望が多かった点が「収納」です。「もっと収納スペースを作って欲しい」「もっと便利な収納システムにして欲しい」‥このような声を多く見かけられたそうです。このようなユーザーの声を反映していくことが顧客満足度を高める最短の道であるということで、今回の物件では理想的なシステム収納を標準仕様にすることとなりました。
まずはお客様への十分なヒヤリングからスタートしました。そこでお客様が求めていたことは三点ありました。
○入居後のアンケート調査で、収納に対する満足度が低いことが判明。
○エンドユーザーさんへ使い勝手の良い、収納提案ができないか。
○意匠性の良いものが大前提である。
今回の仕事は一年という月日をかけた仕事でした。お客様が求めていることを具現化させるために一生懸命考え、解決策を模索しました。そしてお客様とも数え切れないほどの打ち合わせを重ねてきました。そこから集約された課題は下記の四点です。
○従来のクローゼットに対する設定・使用部材を根本的に見直し
○スペースの有効活用できる、可動式の棚などの充実したパーツ
○金属の存在感をあまり出さない商品を提案
○入居後、アフターメンテナンスの一貫として、収納パーツの追加が容易にできる商品
そこで導き出された結論は「お客様のブランド名でシステム収納を作る」ということです。その名は「スッキリーナ」。今後、お客様であるハウスメーカーが販売する多くの住宅にはシステム収納「スッキリーナ」が設置されます。そんなスッキリーナのコンセプトは、「デッドスペースの有効活用」、「固定式にはないフレキシブルな棚位置の調整」「洗練されたデザイン」。あらゆる空間、あらゆる生活に溶け込む新しいシステム収納です。
【商品の特長】
1.今までの収納に多い、開口や収納部分の広さが制約されてしまうという弱点を解消しました。
2.梁下などにありがちなデッドスペースを解消。スペースの間口に合わすことが可能となり、収納スペース内部を有効活用できます。また、床面もフラットになるため、重いスーツケースなども楽に収納できるようになります。
3.「FKレール」を用いることにより、取り付けの手間を大幅に軽減。
4.巾450mmから150mmピッチのシンプルな構成で割付が簡単。
また、基本サイズとして450mm、600mm、750mm、900mmの4タイプをご用意しましたので、様々なバリエーション展開が可能です。
54棟という数の分譲住宅の全てに今回開発したシステム収納「スッキリーナ」が標準装備されたということは本当に大きな喜びです。一年間取り組んできた仕事が実を結びました。
今振り返って成約できた要因を考えてみると
- 新築時の商品提案だけでなく、入居後のアフター対応可能な商品で、入居者との接点が増えた。
- ひとつのコミニケーションツールになることを強調
- オリジナル化した多目的収納の提案で、他社との差別化ができることを強調
今回最も嬉しかったのは「住宅」という商品に弊社の提案で付加価値をつけることができたことです。既存商品を確実に納品するのが通常の仕事ですが、今回はお客様のブランド名で商品を開発し、その機能がセールスポイントとなり住宅販売につながるという理想的な仕事です。これからもこういう視点を持って臨めば厳しい環境下でも業績は伸ばせると確信しました。
■上記に関するお問い合わせはこちらまで
杉田エース(株) お客様サポートセンター 担当／鎌田
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